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2008年12月23日
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12DSC_5658.JPG月30日。車内放送が始まり寝台から起きだす。チビも連れてサロンカーで朝食(昨日買ったやつ)を食べる。右手に噴火湾を眺めながら列車は走る。窓の大きなサロンカーから小幌駅が見たいと思ったけどすでに通過していたみたいだった。北海道には何十回と来ているけどまともに意識してこの駅を見たことはない。秘境駅で有名になって北海道に来るたびに見よう見ようと思うけど寝てる間に通過してしまっていたり気を抜いてるうちに通過してしまったりと何度もチャンスを逃してしまっている。今回は明るいうちに見れるチャンスではあったけどまたまた逃してしまった。7時18分、本日最初の停車駅に洞爺に到着。ここから有珠山、昭和新山などの車窓から見える観光地を車内放送で案内しながら東室蘭、登別と停車し8時50分。苫小牧に到着。下段のおばちゃんはいつの間にかいなくなっていた。下車する南千歳まであと20分。そろそろ下車する準備をDSC_5690.JPG始める。大阪から南千歳までの乗車時間は21時間20分。一つの列車にこれだけの長時間乗り通したのは初めてだ。9時10分。定刻に南千歳到着。すばやく下車して2連のDD51(通称 凸凸)を正面から撮影したかったけどチビを連れているのでそんな俊敏な動きはできなかった。わずか1分の停車時間で列車は動き出してDSC_5689.JPGしまった。ちっ、しょうがねぇ。帰りの北斗星で我慢するか。とりあえず北の大地に降り立った。
 
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ふと目が覚めると列車は停車していた。「函館か?」と思い寝台を抜けだす。窓の外に見えたその駅の名は五稜郭。「おぉ~そうきたか」
DSC_5642.JPGトワイライトでのこの部分には少々疑問を持っていた。時刻表でトワイライトの筋を見ると函館駅の部分が「・・・」となっている。つまり函館駅には停車も通過もしない、早い話が通らないという事だ。函館駅を無視して五稜郭で機関車付け替えなんて事があるんだろうかと思っていた。まぁネットで調べりゃすぐわかる事なんだろうけど実際自分の目で見て驚いた。いやーこんなことがあっていいんだろうか。人の乗り降りがないとはいえ函館をとばして五稜郭で付け替えとは。無駄に函館まで進むよりも五稜郭で付け替えた方が合理的だというのはわかる。でもなぁ~、ここはやっぱり函館駅に敬意を表して・・・なんて思ってるのは僕だけか。なんか少しショックを受けながらも写真を撮って再び寝台に横になった。
列車は長岡に到着。時刻は18時56分。寝台に入ってチビを寝かしつけ僕もうつらうつらしていると誰か僕のコンパーメントに入ってきた。カーテンの隙間から見ると向かいの寝台の下段におっちゃんがいた。やたら一人ごとの大きいおっちゃんである。この時間まで向かいの寝台は空きだったからこのまま札幌までいくんじゃなかろうかと思っていた。
ところでこのコンパーメント、ヤニ臭すぎる。僕はタバコのにおいが大嫌いなのでホントに毒ガス室にぶち込まれたような気分だ。田舎の納屋のようなガラス戸を締めれば幾分マシにはなるけどそれでも完ぺきではない。通路では喫煙者たちが「ぷか~ぷか~」とタバコをふかしている。もっとも腹が立つのが他所のコンパーメントのやつ(ひょっとしたら禁煙車両の乗客か??)がわざわざ僕のコンパーメントのところの通路の引き出し式のイスに座ってタバコをふかすことだ。「お前わざわざここまで来て嫌がらせか!!!」とホントに憤っていた。で、長岡から乗ってきたこのおっちゃんが出入りするときにコンパーメントの引き戸をしっかり締めないのでそのたびに「しっかり締めろや!!」と思いながら寝台の上段から手を伸ばし僕が閉めていた。
列車は新津に停車し出発した。次は翌朝、洞爺に停車するまで人の乗り降りはない。向かいの寝台の上段は空いたままだ。トワイライトでもB寝台ならこんなこともあるんだな。まぁ席は押さえたものの何らかの事情で乗れなかっただけかもしれんが・・・。
うつらうつらして気がつくと時刻は21時前。チビを揺り起して「靴下買いに行くか?」と聞くと寝ぼけ眼で「行く!」という。目はしっかり開いていないが懸命に起き上がろうとしている。よっぽどほしいんだな。食堂車に行きお目当ての靴下を買う。その後は寝台に戻り断続的に寝たり目覚めたりを繰り返す。途中蟹田かなと思われる所で停車していた。まぁ外は見てないのであくまでも推測。その次に気付いた時には青函トンネルの中だった。青函トンネルの中で2、3度目が覚めてその後気付いた時にはトンネルを通過していた。北海道に上陸だ。
今年もわずかながら年賀状が届いた。僕の年代だと「子供が生まれました」的なのは一段落かとおもいきやそうでもなかった。まずは前の会社の同期のH瀬。なんと3人目が4月に生まれるらしい。そして嫁の元同僚は「4人のママになりました」との報告が。そういうの見ると「うちももう一人!!」という気がしないでもない。けど生物としての能力的にというよりも経済的な理由で躊躇してしまう。まぁ実際作ってしまえばなんとかなるんだろうけどこれまでのような金の使い方ではダメだろうな。やれ山だロードだNゲージだと趣味にお金を注いできたけどそんなのやってる場合じゃ無くなるわな。まぁそれが嫌であきらめるのもどうかと思うけど子供が二人ならこの辺の趣味のお金を削ればまだ余力があるといえばある。3人となれば余力は無くなりいっぱいいっぱいだ。子供二人をしっかり大学まで出すと思えば無理せず2人ってのが妥当かな。なんて納得してたら今日はテレビでビックダディやってた。あそこの家族は他の大家族の番組とは違ってほのぼのした部分より生々しい部分が多い。でもその辺を包み隠さず見せてるところが面白くて前回の放送に続いて今回も観てしまった。まぁ養えるのであれば家族は適度に多い方がいい。そう思った。
雪の北陸路を北上する。14時40分、福井到着。福井は駅は新しくなったけど車窓から見える福井の町は建物とかも地味でなんとも古臭い街に見える。列車はさらに北上し石川に入ってからは雪が雨に変わった。チビは列車の乗ってること自体に飽きてきたのでまだ空いている向かいの下段の寝台でカーズのDVDを見せる。バッテリーは3時間しか持たない。明日の南千歳ー釧路間が心配だ。
15時37分、金沢到着。金沢には何度か来ているけど明るいうちに来るのは久しぶりだ。改めてみると金沢はけっこう都会っぽい。新しくて大きな建物が色々あってきれいな街に見える。金沢を出発した列車は富山に入る。向かいの寝台にチビを座らせ夕食。高岡を過ぎお次は富山に到着。金沢と比べると日本海側らしい(?)古臭い街に見える。ちょいちょい新しめのビルとかもあるから福井よりはましか。富山を出発。魚津辺りで地鉄と並走。こないだ観た「RAIL WAYS」を思い出す。結局地鉄の列車とはすれ違いも並走もなかった。本来は進行方向右手に立山や剱岳が見えるはずなんだけどこのような天気に加え外も暗くなってきて見えなかった。時刻は17時を迎えた。これからシャワータイムだ。チビは列車の中でのお風呂タイムに嬉しそうだ。その後向かいの寝台でチビの歯を磨く。いやー寝台があいててほんと助かった。
列車は新潟に入った。直江津に到着。今年の年始はここに来たなぁ、北越急行に乗って。そとは雪ではなく結構大粒な雨が降っていた。
向かいの空いてる寝台で車内案内のパンフレットを見ていたらトワイライトグッツを販売しているのを見つけた。それを見たチビが「これが欲しい」と指をさした。それは靴下とスポーツタオル。とりあえず靴下は買ってやることにした。お値段630円也。一方スポーツタオルの方はお値段2000円也。買えません、そんな高いもの。食堂車まで買いに行くと販売はパブタイムが始まる21時から23時までの間との事。そんな時間はチビともども寝てると思うので「翌朝は?」と聞くとモーニングタイムだから難しいとの事。どういう意味かよくわからん。忙しいから無理ってことか??
ひとまず寝台に戻って寝るとこにする。靴下はもし21時に起きれたら買いに行くことにする。大阪でも売ってるの見たことあるからもし買えなかったら大阪で買おう。18時半過ぎに就寝。山でも行ってなきゃこんな時間に寝ることはまずない。まぁこんなにゆったり過ごせるのは長距離フェリーとか一つの乗り物の中で長時間過ごす旅ならではだ。こういう贅沢な時間の使い方、大好きだ。まぁ昔なら寝るなんてもったいないとか言って寝ないでずっと窓の外見ていただろうな。でももういいのだ。眠くなったら寝る。それが一番いいのだ。
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としぷー
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性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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