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2008年12月23日
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6a00f22b.jpegぜぇぜぇ言っている呼吸を整え豚どんを前に姿勢を正す。そして紐を引っ張る。「しゅ~!!」という音と共に蒸気が豚どんを温めてくれる。頃合いを見計らい「おりゃー!!」
ぶた八の豚どん。一年ぶりのご対面だ。日常の生活では1000円を超えるこのような弁当には手は出せない。しかし帯広に来たからにはこれを食べないわけにはいかない。話は変わるけど毎日通っている三ノ宮駅で売ってる「ひっぱりだこ飯」。あれは一度は食べてみたい。
あつあつの豚どんをガツガツとかきこむ。うまいなぁ。あっという間に完食だ。しかし毎度のac56eec0.jpegことながらもう少し食べたい。そこでさくらます寿しの登場だ。これを肴に発泡酒で一杯やる。大好きな北海道の景色を眺めながら昼間っから酒を飲む。幸せだなぁ。
この長丁場な根室本線の旅。その中でも帯広を過ぎた辺りからの景色が好きだ。日没の早い北海道(しかも道東)では昼も3時を過ぎるとどんどん日が傾いてくる。夕闇せまる原野を走るDC。いいねぇ。この寂しい景色に深い旅情を感じる。直別から古瀬の間、湿原と太平洋。この景色DSC_0176.JPGが根室本線のなかで一番好きな景色だ。
とっぷりと日が暮れて古瀬に到着。この駅も好きだなぁ。釧路からのスーパーおおぞら12号が札幌に向け駆け抜けていく。
古瀬を離れ列車は白糠に到着する。ここまで来ると「もうちょっとで釧路だなぁ」と意識し始める。大楽毛で上り列車とすれ違い。本日最後のすれ違いだ。大楽毛を出て釧路に向かう。もう終わっちゃうんだな。8時間前、滝川からの記憶が走馬灯のように流れていく。ただ3年連続ともなるとこの8時間という時間の感じ方が変わってきたな。回数を重ねるごとにこの8時間がどんどん短く感じようになった。
17:39分、定刻通り釧路に到着。長距離列車の終着駅にふさわしい雰囲気を持った駅だ。「終わっちゃったな・・・」
今回も楽しかった。この列車は何度乗っても心が癒される。改札でこの列車を乗りとおした証、「2429D完全乗車証明書」をもらい日本最長鈍行列車の旅が終わった。
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幾分車内にゆとりの出た列車に揺られ帯広方面へと進む。例年どおり凍りついた金山湖をのぞみ、ぽっぽやの幾寅を通過し、やってきました落合駅。数分停車するこの駅で定点観測的に写真を撮る。去年よりも少し少ないとはいえいい感じに雪が積もっている。なんか好きだなぁ、落合駅。別に何があるといいわけではないけどこの駅に来るのが楽しみだ。
8f272160.jpeg落合を発車しいくつかトンネルをくぐったところにある保線員の詰め所のところで保線の人をピックしていよいよ新狩勝トンネルに突入。その後下界へ吸い込まれるように新得の街へと下っていく。新得で保線の人が降り、入れ替わりでいくらかの乗客が乗ってくる。去年はここで「旧狩勝線を楽しむ会」の人と出会ったなぁ。あれから一年か。早いもんだな。
新得を離れ列車は帯広へ向けてひた走る・・・わけではなく単線が故に対向列車行き違いや特急待ちやなんかでいろいろ停まる。御影で上り特急通過待ち、上芽室信号場で上り普通列車とすれ違い待ち、芽室で再び上り特急とすれ違い。そして14:10分、帯広到着。14分間の停車。お約束の豚どんを買い求めKIOSKではビールという名の発泡酒を。そしてエスタでさくらます寿しを購入。お金を払っていると「まもなく釧路行き普通列車が発車します」のアナウンスが!!おいおいちょっと早くないか??慌てておつりを受け取り急いで改札を目指す。列車の中にはザックが置きっぱなしだ。なので置いて行かれると非常に困る・・・つーかこの列車に乗りに来てるのに乗り遅れるなんてありえない。改札をくぐりながら「釧路行き、乗りまーす!!!」と叫び駅員氏にアピール。ホームに上がると発車のベルが鳴り響いていた。「いそげ~!!」  僕が乗り込むや否やすぐに扉が閉まった。そしてみんなのんびり座ってる中をぜーぜー言いながら自分の席へと戻った。

71f4476d.jpeg例のヤバい彼からなんとか逃れトイレで歯磨き。その後待合室で朝食の弁当を食べる。順番逆だな・・・。
釧路行きの発車時刻は9:37分。ただし1両編成の列車は混雑するので9:15分にはホームで並ぶ。今年も僕が一番乗りだ。しかしすぐに2番乗りのおっちゃんが現れた。このおっちゃんもご多分にもれず紛れもない鉄。写真をぱしゃぱしゃ撮っていた。そういえば今回滝川の駅についてちょっと思ったことがある。これから乗る滝川発釧路行の列車が「日本一運行時間がなが~い定期普通列車」ってことでポスターになって張り出されていた。僕個人の意見としてはこういった感じで売り出すようなことはせずに知る人ぞ知る(つーか知ってるのは鉄だけか)隠れた名物列車として静かにしておいてほしかった・・・なんて小難しいこと言ってる場合じゃないな。とりあえずこういうことでも売り物にして一人でも多くの人に乗ってもらわないとな。乗って残そう根室本線。
そんなこんなで「日本一運行時間がなが~い定期普通列車」は発車した。三年連続の乗車、今回も例年通り車内は満員だ。ちなみに運行時間は日本一なが~いけど距離だけでいうと山陽線の岡山ー下関間をぶっ通しで走る普通電車の方が長い。こちらの運行時間は7時間23分。まぁ単線非電化の根室線と複線電化の山陽線をくらべてもね。ともかく乗ってて楽しいのは断然2429Dだ。これは間違いない。ついでにいうと明日乗る網走ー旭川間の普通列車も運行時間はいい勝負だ。ただしこちらは表向きは遠軽行きとなっているので単純に比較すると口うるさい鉄からは色々異議が出そうだ。
今回乗車した列車は期待していた首都圏色の車両ではなかった。まぁ運用の都合ってのもあるから仕方がない。そして車内を見渡す。こちらもすこし楽しみにしていた去年・一昨年と大晦日に同じ列車に乗り合わせた女鉄は今年はいなかった。少し残念。一日ずらしていたら乗っていたのかも。まぁわざわざそのために一日ずらそうなんてことは全く思わなかったけど。
列車は釧路に向けて走り出した。今年は何だか雪が少ないなぁ。途中で今回乗れなかった首都圏色のキハ4DSC_0022.JPG0系とすれ違う。東滝川だったかな~?野花南だったか?記憶があいまいだ。野花南だったような気がするけど。雪が少ないなぁと思ってたけど富良野まで来ると雪がしんしんと降り続き雪の量も増える。そして富良野駅到着。ここで多くの乗客が下車。さらに1両増結で2両編成に。ここからはゆったりのんびりの根室本線の旅だ。
最近なまこにはまっている。きっかけはなんとなく食べてみたところ「うまい!!つーかこのコリコリした触感がたまらん!!」
これまではその斬新な容姿が故にどうしても脳味噌がそれを「食べ物」と認識することはなかった。それがどういうわけか何となく食べてみようと思ってしまい、そしてはまった。
昨日も仕事帰りにアステの地下にあるスーパーNISHIYAMAで買ってきた。このスーパー、年末に初めて訪れた時のあまりの閑散ぶりから「そっこー潰れてしまうのでは?」と危惧していたんだけど何のことはない。この日も非常に賑わっていた。
ちなみにここには蓬莱山の帰りにも訪れていた。もちろんなまこを買いに。この日は初めて来た時のイメージから「俺がなんとかしなければ!!」と使命感に燃えての訪店だったのだが予想に反ししっかりと賑わっていた。この日はアステも結構な人で賑わっていた。外が明るい時間帯にあまり来たことがなかった僕的には昼間のアステが結構にぎわっているというのは新しい発見だった。
で、昨日の話。いつも買っているタイプのなまこ・・・底の浅い豆腐の容器みたいなのに入っててすでに工場でパッキングされてるやつ。ちなみにこの時点ですでに切り刻まれている・・・がどこにもない。「おいおいNISHIYAMAさん、どうなってんだよ!?」
いつもはこの切り刻まれたなまこを買って家に帰りポン酢をドボドボかけておいしく頂く。それが今日にかぎってどこにもない。「う~む、こいつはいったいどうしたものか・・・」
そしてダメもとで刺身コーナーを覗く。 「・・・・・」 そこに奴はいた。ただし海で捕まえたまんまの姿で。激しく困惑する。「いったいどうやって食べればいいんだ??」
これまで切り刻まれたやつしか買ったことがない。こんな丸で一本もののなまこなんてどうしていいのやらさっぱりわからん。というよりいかにも「なまこですまん」といった風貌にたじろいでしまう。
単純に食べやすい大きさに切ればいいだけなのかもしれん。ただ、この「なまこです」と激しく主張する風貌があれやこれやと不安にさせる。「内臓とかどうすりゃいいんだ。面倒だから一緒に食っちまうか・・・いやいやそれはとっても危険な気がする。つーかそもそもなまこって内臓あるの???」
家に帰れば嫁がいる。しかし赤子連れなので夜の8時には上のチビもろとも寝てしまっている。その寝てる嫁を起こして「おはよーさん。すまんがこのなまこを切ってくれい」とはとても言えん。逆鱗に触れてシバかれる自分の姿がリアルに想像できる。これは危険だ。
険しい表情でなまこを見つめているとその横に「調理いたします」と書かれた札を発見した。「お~こりゃいいわい」
さっそく「すんませ~ん!!」と窓の向こうの鮮魚コーナー氏に声をかける。「家に帰ってポン酢をかけて食べれる状態にしてくれい」
鮮魚氏は「スライスさせてもらうということでよろしいですね」と答える。それを聞いた僕は「次は普通にスライスしてくださいって言おう」とかたく心に誓う。
ところで僕の選んだなまこさんが切り刻まれてる間に、ふとある不安が頭をよぎった。「これってもしかして技術料的なものが発生するのでは??」
車のディーラーでも自転車屋でも何かしてもらったら技術料的なものが発生する。魚屋だって「切り刻む」という作業が発生している以上「技術料」的なものが発生しても何ら不思議ではない。これは不安だ。一体いくらくらい取られるんだろうか??200円、いや300円。いやいやここは大きく500円くらい吹っかけられるかもしれん。うむむ~、もしそんなに取られるんならたとえシバかれてでも嫁にやってもらった方がよかったような気がする・・・。不安だ。
「お待たせしました~」と切り刻まれたなまこを渡される。切り刻まれる前は大きく見えたなまこさんも切り刻まれえとずいぶんボリュームが減ったように感じる。食えないところが結構あるのか??
結局、技術料的なものは発生しなかった。よし、これならこれからもバシバシ切り刻んでもらおう。しかし来る日も来る日も「なまこ切り刻んでくれい」って言っていたら「なまこ男」って名前を付けられそうだ。それは嫌だな・・・。
切り刻まれたなまこを片手に意気揚々と家へと帰りご飯を食べ風呂に入る。そして時刻は23時を回る。僕が楽しみに見ている太田和彦の「ニッポン居酒屋紀行」の時間だ。これを見ながら買ったばかりのなまこを肴に発泡酒で晩酌。至福の一時だ。
DSCF6555.JPG志賀駅からびわ湖バレイまでは15分とかからない。スムーズにびわ湖バレイの麓に到着。しかしここからが大変だった。すでにゴンドラのチケット売り場には多くの人が押し寄せていた。チケットを買うだけでも50分まち。街から近くしかも3連休ともなるとこんなにも人が押し寄せてくるんだなぁ。
ゴンドラに乗り山頂駅に到着。ここからが登山の始まりだ。ワカンを履き蓬莱山を目指す。ゲレンデの端を歩きて行く。前に来た時にはほぼホワイトアウトでなーんにも見えなかったけどこの日は山の上から下界の琵琶湖がきれいに見えた。
蓬莱山への登りにかかる。蓬莱山までは問題なく進めた。しかし問題はここからだ。前回もここから女郎ヶ池へと下っていくところで雪に埋まって進退極まった。ここまで来ると天候が悪化。ガスがわいて吹雪いてくる。前回と同じような天候へと変わっていく。GPSのルートに従い女郎ヶ池に向かい下っていく。先行者の足跡が残っている。まだ新しい。こんな状況でも先行者がいるということで勇気づけられずぼずぼ埋まりながらも下っていく。しかしそのトレースも少し進んだところでUターンしていた。ここであきらめたんだなぁ。蓬莱山まではスキー場の中を歩くので雪も圧雪されていて割と歩きやすい。しかしスキー場の場外となるこの下りからは完全に新雪のような状況で太腿の上の方までずぼずぼと埋まってしまう。前回来た時はスノーシューだったけど今回と同じようにずぼずぼ埋まっていた。こんな状況だからワカンだろうがスノーシューだろうが関係なく沈む。進もうにも一歩一歩いちいち沈んでいく。「これじゃこないだ停まった同じじゃないか」
こないだとまったく同じじゃやりきれないので進めるところまで進もうと頑張る。しかしこの新雪同様のルートで太ももまでのラッセルを一人でやり続けるのは限界があった。「こりゃ無理だわ・・・」
前に来た時とほぼ同じパターンでの敗退。「何しに来たんだ・・・」と少々へこみながら来た道を再びラッセルしながら登り返す。何とも情けない。たぶん雪のしまっていないこの時期のこのルートに無理があるんだろうな。だから他の人たちは違うルートで登ろうとしていたんだと思った。ひーひー言いながら登っていたら上の方に人DSCF6602.JPG影が見えた。喘ぎ喘ぎ登って行きその人と言葉を交わす。その人は2人パーティーで女郎ヶ池まで行こうとしていた。僕は「2人で先頭交代しながらラッセルしても結構厳しいと思いますよ」と言ったけど「とりあえず行ってみます」とのことでそのパーティーは下って行った。上から見てても僕同様にずぼずぼ埋まってるのがよく見えた。心の中で「頑張ってくれい!!たぶん女郎ヶ池まではきついと思うけど・・・」とエールを送りゴンドラの山頂駅へと戻る。このルートはもう少し雪が締まってからじゃないと厳しいな。次は違うルートで権現山・女郎ヶ池を目指そうと心に誓い不完全燃焼のまま下界へ降りた。
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プロフィール
HN:
としぷー
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47
性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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