日曜日

今週もそろそろ日曜日が終わる。今日は朝からロードに乗り、昼は田部井さんの話を聞き、夜はこうしてブログをしながらツールを見ている。嫁は帰ってきた。夜７時半に嫁たちを新大阪まで迎えに行った。ノビノビタイムは終わりを迎えたけど今週の日曜は大満足の休日だった。

田部井さん

箕面から帰ってきて1時間でどこまで家事ができるかという事に挑む予定だったけどのんびりとシャワーを浴びチンタラやってる間にあっという間に時間はなくなり時刻は12時前になってしまっていた。この間に出来た事は洗濯と皿洗いのみ。こりゃ家に帰ってきてから相当頑張らないとヤバいわ。とりあえず家を飛び出し駅に向かう。12時8分の普通高槻行きに乗れた。田部井さんの公演会場は梅田の3ビルの１７階だ。
休みの日の車窓は通勤で乗ってるときとは全く違う。気持ち次第でこんなにも違うもんなんだなぁ。会社行くときには完全にドナドナの気分だ。尼崎に到着。東西線に乗り換えるか迷った末に乗り換えた。神戸線なら大阪まで途中駅は塚本のみ。東西線なら北新地に行くまでにいっぱい停まるから大阪駅からの歩き時間を考えてもどっちが早いのかわからん。もしかしたら大阪駅から歩いた方が早いかも。3ビルの受付会場に到着したのは12時40分過ぎ。すでにえらい事になっていた。狭い通路には長蛇の列ができており通路の端まで行った行列がＵターンして細長いＵの字になっている。Ｕの字のターン部分に差し掛かろうかというその時に新たな事実を目の当たりにする。行列は単純にＵの字になってるのではなくＵターンした後脇へそれる通路へと続いており細長いＵの字が脱腸したような感じになって続いている。恐るべき田部井パワー。整理券をもらうのに行列を40分並び無事会場に入れた。整理券の番号は１３０番台（細かい数字は忘れた）。先着３００人と言ってたから真ん中より少し下くらいか。しかし前の方はすでにぎっしり埋まっている。定刻通り１３時４５分、田部井淳子さん登場。「おぉぉぉぉー！！！「生」田部井だ！！！」と激しく感動。この感動、去年の秋にサイクルモードで新城幸也を発見して以来の感覚だ。公演が始まると随所に笑いが巻き起こる。ホントに楽しいお話だった。いろんなところで公演してるんだろうなぁ。田部井さん、お話が上手。それにしても若いなぁ。声に張りがあってとってもパワフル。とても７０歳には見えない。しかもここに集まっているのは３００名もの山好きの人間。山の話で３００人もの人間が一緒に笑えるシチュエーションなんてなかなかない。非常に楽しい１時間半だった。講演の後は田部井さんの本を買い、その場でサインをしてもらいおまけに写真まで撮ってもらった。いやーいい思い出になった。ところで田部井さんは明日から西穂からジャンダルを越え笠まで縦走するそうだ。改めて「すごい人だな～」と思った。

箕面 其の2

箕面の登りにかかる。僕は最後尾に付く。先頭を走るおっちゃん、わざと重いギアでこいでいるのか非常にアップアップした走りだ。ここで確信した「この人遅いわ」　　おっちゃんの後ろを走る2人もしばらくはおっちゃんの後ろに付いていたけどいい加減いやになったようで抜かしにかかった。哀れ、一気に3人に抜かれたおっちゃん。3人となって坂を登る。しかしこの２人もインナーｘローギアという本気でこれなのか何か意図してこれなのかイマイチわからん状態で走っている。僕もえらそうなこと言えないけどリアのギアは２枚残している。そして天理教を過ぎたあたりで「よし、行くベ」　　２人を追い抜きそして引き離す。すると前方を走る２人を発見。それぞれ単独の人のようだ。ＭＴＢの一人を追い抜き２人目の後ろに着く。すると「おっ、あのマークはもしや？！」
その人の背中には「®」のマークがついていた。決して登録商標「®」ではない。ランスアームストロングひきいるレディオシャックの「®」マークだ。そのレディオシャックのおじさんも追い抜いた。当然ながらバイクはＴＲＥK。「あんなレディオシャックがありならオレもブイグテレコム着ようかなー」なんて思いながらさらに進むとさらに一人発見。とりあえずスピードを上げ追いつく。しかしこのおじさんは僕のマイペースとほぼ同じペース。ここで追い付いたってことはここまでのペースで考えると僕の方が速いんだろうけど今現在はほぼ同じペース。追い抜こうと思えば抜けるけど後ろに付かれるのは嫌だ。付かず離れずの距離を保ちついていく。平坦区間に入ったところでこのおじさんも追い抜いた。今日はここまでで6人抜いた。気分いいわ～。大日駐車場では車の方の走り屋さんが集まって談笑している。この人たちは夜な夜なこの山道を走りまわっているようだ。この集団は前からいたけどここ最近この時間帯にここを通ることはなかったので久々に見た。後半の登りに入ったとたん先ほど追い抜いたおじさんに再び抜かれる。無理について行かず自分のペースで追いかける。結局このおじさんは途中で高山方面へと左折していった。僕は今日、時間がないので勝尾寺往復にしておく。今日は昼から梅田で田部井さんの講演会だ。１２時４０分から整理券を配布するというので１２時には電車に乗りたい。その前に家に帰ってから部屋の掃除、洗濯、トイレの掃除、食器洗いをやらなきゃいけない。忙しすぎるぞ！！！勝尾寺に１０秒くらい滞在した後とっとと自宅へ向かう。下るときには次から次へと登ってくるローディーたちとすれ違った。昨日の雨で走れなかった人たちがそれこそ雨後のタケノコのごとく出現してきたのかそれとも毎週日曜日の朝はこんなもんなのかわからないけどこれだけ自転車野郎が集まってくるとなんだか楽しくなってくる。家には１０時４０分過ぎに着いた。家を出るまであと一時間、てんこ盛りの家事と戦いが始まる。

箕面

今、嫁とチビがいない。金曜の昼から実家に帰っている。なので金曜の夜から一人でノビノビやっている。いつもなら会社から帰宅後、夕食を食べた後には嫁とチビと自分の食器を洗いその後ご飯のセットという「残業」が待っている。しかし嫁がいないのでその「残業」からも解放されている。だから金曜の夜から食べた食器は流しに置きっぱ。で、ご飯食べるときは使う分だけそこから洗って使っている。いやーこりゃ楽でいいわい。昨日はツール見てブログして寝たのは4時。そして寝るときに心に決めた。「明日は8時に起きて箕面に行くぞ！！」。昨日は一日雨が降ってたけど夜になって止んだ。「このままいけば明日の朝はロードで走れるな」と期待を込めて気合を入れて就寝。4時間後起床。「うわぁ～しんど・・・」　　さすがに睡眠時間4時間はしんどい。カーテンを開け外の天気を確かめる。「よし！降ってない」　　うっすらと日が差してきた。これなら問題ない。ご飯を食べ準備をしてさらにローラー台でアップをして9時に出陣。本来であれば朝はチビと共にゴセイジャー、仮面ライダーを見た後食器洗い、トイレ掃除、風呂掃除、その後チビと昼まで遊び昼食。その後食器洗いをこなしチビを寝かしつけ、さらに嫁のご機嫌が良ければやっとこさ外出が許される。しかし今日は自由だ！！いつも僕の前に立ちふさがるチビ＆嫁という巨大な壁がいない。嫁が帰ってくる今日の夜までに食器洗い、洗濯、風呂掃除、トイレ掃除、掃除機がけをこなしておけば問題ない。嫌なことはぜーんぶ後回しにしてまずはやりたい事をやる。今日は新サドルでの初実戦だ。家を出て旧１７６にでて早々、後ろからおっちゃんのローディーが追い越してきた。まぁ張り合わずにマイペース行こうと頭では思いつつも相手の様子を観察。僕はまず相手のウェアで判断する。その人はスポーツデポとかで5000円くらいで売ってそうなシマノのジャージ姿。「体つきは普通にローディーっぽい。けどあのジャージ姿、こいつはいけるかも」 ちなみに僕も何を隠そうスポーツデポで５０００円くらいで買ったシマノのジャージだ。　信号待ちで追いついて再び僕が先行する形になった。しばらくするとこのおっちゃんが再び前に出る。なんかむきになって走ってる感じにも見えるけど早いのか遅いのかイマイチ判断がつかない。このまま箕面まで一緒なのかなと思っていたら西本町で左折した。ここからは一人でのんびり走る。箕面市役所の交差点で右手側から2人のローディーがやってきた。僕は後ろに付かれるのが嫌なので先に行かせて自分が後ろについた。僕が後ろに付いた人はＰＩＮＡＲＥＬＬＯ、その前の人はＣＯＬＮＡＧＯ。バイクだけ見ると少しビビる。（ちなみに僕もＣＯＬNAGO）　　後ろについてまたもや観察しているとこれまたよくわからん2人組だ。わざと軽いギアで流してるのか普通にこれなのか平坦を空回り気味の高ケイデンスでクルクル回している。そして登りにかかるＴ字路で驚きの展開が。なんと先ほど西本町で左折したおっちゃんが箕面駅方面から飛び出してきた。どうやら僕と別れた後、僕の走る道と一本北側の道を走ってきたようだ。箕面の登りを前にローディー4人が並ぶという面白い展開になった。

ランス

只今ＡＭ３：００すぎ。ツール初日のタイムトライアルが終了。いやー興奮した。前半に走ったコロンビアのトニーマルティンのタイムが最後の最後まで基準タイムとなっていた。そんななか最後に怒涛のごとく出てきたランス、カンチェラーラ、コンタドールという各チームのスーパーエース達。結果はカンチェラーラがいつもの異次元の走りでトニーマルティンをぶち抜いた。ランスは4位、コンタドールは6位。ホント興奮した。
ランスはこのツールが最後のツールになると宣言した。年齢的に仕方がないというのは重々わかっているけどとても寂しい。昨年、ツールが見たいが為にＪスポーツを契約。契約をしたのはツールの始まる前日。通常契約した月の翌月から視聴可能なのに「それじゃ困るんですよぅ！！」と懇願して例外的に見れるようにしてもらった。（eo光テレビに感謝）　その無理やり的にでもツールを見たいと思わせてくれたのが昨年復活したランスの存在だ。もともとランスアームストロングなんて全く知らなかった。ロードバイクを買うに当たって神戸のトレックの店に行ったときにもらったバイクのカタログでその名前を初めて知った。その時もよくわからなかったので大した興味も持たなかった。バイクは結局トレックではなくコルナゴを買ったけどロードバイクの世界に飛び込んでからその偉大な功績を知り非常に興味を持った。そのランスがツールに出ると知ったのが去年のツール開幕の前日。何が何でも見たいと思った。野球でいえばベーブルース、サッカーでいえばペレくらいの人物だと僕は思っている。いまサイクルロードレースにどっぷりハマっているのもランスが見たいというのがそもそものきっかけだ。そのランスが今年のツールが最後になると言っている。ランスのいないサイクルロードレース。なんかとても大きな穴がぽっくり開いたようなそんな喪失感を覚える。ただ今できる事はランスのツールでの走りをしっかり目に焼き付けるという事だ。これからの3週間はとても長く感じそうだ。