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弥山に到着し次なる目標は前方に見える石鎚山の主峰であり西日本最高峰の天狗岳へと目指す。いきなり鎖を使っての下りに慎重になりながらも進む。しかしまぁここからの高度間は高所恐怖症の僕を打ちのめすには十分すぎる。ビビりながらも進みもうひと息で頂上というところまで来たところで進退きわまった。左側がスパッと切れ落ち目眩がしそうな高度間だ。完全にこの高度間にやられた。頂上はもうすぐそこなのにビビりあがってしまい先へ進めない。最後にはとうとう引き返してしまった。こんなとこまで来て引き返す奴なんて一人もいないだろう。しかし僕は引き返してしまった。家に帰ってGPSの記録を見たら「なんでここで引き返した??」と自問自答したくなるような軌跡となっているだろう。あまりの情けなさにかなりへこみながらもそれを上回る恐怖感に押されて弥山まで戻った。弥山からだと「こっから見るといけそうなんだけどなぁ・・・」という気分になる。弥山まで来てそこから天狗岳まで行かない人も結構いる。7:3くらいの割合だと思う。普通に天狗岳へと向かう年配登山者やスニーカーにジーパン姿の外人さんなんかを見てると「オレだって行けるんじゃねーの??」という気分になるものの結局再チャレンジすることは無かった。まぁ弥山まで来たから石鎚山に登ったと言っても許されるとは思う。しかし気分的には完全に惨敗だ。「槍も奥穂も登ったのになぁ」と思いながらも「あれは天気が悪くて全く高度間がなかったから登れたのかも」なんてこれまでの登山まで後ろ向きに考えてしまった。とりあえず一時間ほど弥山でボーっと過ごした後すぐ横にあるお堂の横に道があるのに気づいた。「このお堂の後ろはどうなってるんじゃ?」と見に行くことにしたがそして行きついた先で
「ぎょえー!!!」
なんとお堂の後ろは三の鎖のゴール地点であった。こいつはもう完全に垂直である。「もういいや。生きて帰れりゃそれでよし!!」
だいたいこんなとこ下りに使うやついるのか??と本気で思いながら(それでも修験者さんはここから降りるんだろう)巻道を意気揚々と降りて行った。
「来るんじゃなかった~!!!」
と心の中で叫びまくる。かっこ悪かろうがなんだろうがこんなところ嫌じゃー!!と激しく後悔する。しかしいまさら戻るわけにはいかない。つーかこんな鎖場を下るほうがありえない。三の鎖は誰が何と言おうが回避じゃー!!と心の中で逆ギレしながらなんとか上まで登りきった。そして三の鎖を迷うことなく回避し山頂へ向かう。以前来た時登るのを断念したポイントまでやってきた。「そうそうここで引き返したんだよね~」と当時を思い出しながら先を進む。するとあっという間に山頂の弥山に飛び出した。「あん時ホントに山頂直下まで来てたんだなぁ」としみじみ思った。あの時ここまで来てたら5年後にここまで来る必要はなかったんだな~とか失礼極まりない事思いながら山頂の写真を撮った。
本日は第9ステージ。天候は雨。ところどころにでっかい水たまりがあって左側を走ってる選手は前の選手の跳ね上げる水しぶきを浴びながらのひどい状態で走ってる。ところで今日からランスが出てるツアーオブカリフォルニアが始まった。テレビは朝6時から。まぁ野球で例えるなら昼間は甲子園、夜はプロ野球みたいな自転車三昧の日々が始まった。録画はするけど見る側もなかなか大変だ。カリフォルニアの方は休みの日にまとめてみるようにしよう。
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