年末北海道 2013 其の２４

今宵の宿スーパーホテルに到着。ほんとは駅横の方にしたかったんだけど間違えて徒歩五分ほどのスーパーホテル釧路を予約してしまった。やり直そうかと思ったけどめんどくさくてやめた。ゆーても徒歩五分だ。チェックインして部屋に入る。しかしいいねぇ～スーパーホテル。安くてきれいで温泉があって朝食までついてくる。僕は始発に乗ることがほとんどなので一度しか食べたことがないけどこの朝食がうまくて食べ放題。もう言うことはない。スーパーホテルがある町ならカプセルに泊まることはなくなるな。まぁ僕も偉くなったよ。野宿(駅寝を含む)→ネットカフェ→カプセル→旅館・ビジホとランクをあげてきた。
服を着替えてデジカメ、ケータイ、iPod代わりのiPhoneを充電器にぶっ差す。そして二日分の洗濯物を抱えてホテルのコインランドリーへ。しかし洗濯機には洗濯物が入ったまま。フロントのおねえさんにその旨を伝えてひとまず部屋に戻ろうとエレベーターを待っていると「初日の出を撮りにいかれたんですか？」という声が。「へ？」と振り返ると 振り返るとフロントのおねえさんが僕に話しかけていた。「毎年来られてますよね？」 な、なにぃ～！！なんと顔を憶えられていた。確かに毎年来てるけど今年は駅前のほうではないぞ。どうやらローテで駅前いったりこっちに来たりしてるみたいだ。ちなみに「いや～初日の出じゃなくて電車ばっかり撮ってるんですよ。つーか乗りまくってるついでに撮ってるんですよ。えへへ～。」なんて答えると気持ち悪がられそうなので「いやー今年は鶴なんですよ。」と適当なことを答えてしまった。つーか何故ゆえ初日の出？まぁ確かに去年は駅横の店に泊まり初日の出のために根室まで行ったんだが。去年そんなこと言ったのかな？全然覚えてねーや。つーか毎年毎年兵庫からおんなじ格好で来てれば覚えられてしまうのか？？ちなみに毎年オレンジ色のmont-bellの山用ジャケットにでっかいザックを背負いこれまたオレンジ色のニット帽をかぶり首からデジイチをぶら下げ足元はこれまたmont-bellのアルパインクルーザーという格好。平たく言うと冬山装備に首から一眼ぶら下げたおっさんが毎年この時期にやって来るわけで。なるほどこれなら覚えられるかもしれんな。とりあえず恥ずかしいのでやって来たエレベーターに逃げ込むように乗り込んだ。

年末北海道 2013 其の23

夕闇迫る北浜駅に釧路行きの列車がやってきた。






釧路行き列車に乗り込む。







そして列車は知床斜里到着。もともと沿線では大きな町だったけど僕が高校生、大学生だった頃と比べるとずいぶん変わった。もう十五年近く昔と比べると駅舎もきれいになったし駅前に大きなホテルもできた。名前も「斜里」の頭に「知床」が付いたし。知床も世界遺産になったしなぁ。




沿線では群を抜くきれいな駅舎。






我が釧路行き停車中。







ホームにて。







知床斜里発。真っ暗な中を列車は走る。途中で警笛を響かせ緊急停車。今回の旅では初のシカピッピである。いつもは減速で済むことが多いんだけど今のはずいぶん鈍くさいシカだったようだ。車窓は列車の室内の明かりに照らされたごく近くだけしか見えない。それでも流れる車窓の中からシカのいそうなところで目を凝らしていると立派な角をはやした雄ジカを発見。雌ばっかりであんまり雄は見れないんだよね。ちょっとラッキー。釧路到着。改札を抜け駅から出ようとするとセブンイレブンの制服を着た人が入ってきた。「近くにセブンイレブンなんてあったっけな？つーかなんでそんな服着てうろうろしてんの？」と思いつつ今宵の宿スーパーホテルに向かった。

丸坊主

昨夜、ネットのニュースで「AKB48 峯岸みなみ 若手ダンサー宅お泊まりをスクープ撮！」的なニュースを見て「ほぉ～。どうなるんすかね、これ？」とか思っていたんだがなんと１日たって本人が丸坊主になってyou tubeに登場。いやー衝撃的な・・・つーかショッキングな（どっちも同じか？）映像であった。周りからは「可愛そうだ」という声から「自業自得」的な声までいろいろある。僕的にはねぇ、なんつーか・・・素人の女の子なら全くかまわんと思うけどやっぱプロだからねぇ。今や日本中から注目を集めるアイドルなわけで、恋愛はダメってルールでやってるわけだからそこはあきらめるっつーか我慢せねばならんと思うな。それが嫌なら辞めるしかないわけで・・・。
こんな言い方は怒られるかもしれんが今やＡＫＢっていうのは巨大なマーケットを生み出す商品なわけで、そこでこんなスキャンダルが表ざたになるとその方面で商売やってる人たちにえらい影響が出るわけで、出演予定だったテレビもラジオも雑誌なんかにもとっても影響・・・つーかご迷惑がかかるわけで・・・。趣味でやってる自称アイドルみたいなのなら何をやろうが構わないんだけどこんだけ大きな金づるとなってしまった以上は莫大なお金が絡んでくるのであれやこれやと制約がかかる。とにかく普通のことができなくなってしまう。こんだけ売れてうれしいかもしれないけどそれと引き換えに四六時中アイドルの自分を演じ続けなければならない。商売やってる各方面のオトナ達に迷惑がかかるからとにかくマイナスイメージになることも避けなくてはならない。イメージがとにかく大事。大枚つぎ込む殿方的にも自分のお気に入りの子が男とお泊りしてたら心中穏やかではない・・・どころか「裏切られた～」って思うんでしょうな。ＡＫＢに限らずアイドルってのは男も女も売れ過ぎちゃうと自分を殺してそのキャラを演じていかなきゃならないからしんどいだろうな～って思う。つーかアイドルに限らず芸能人ってみんなそうだな。イメージが金につながるから。「売れたい！売れたい！！」と頑張ってみても売れ過ぎちゃうと大人の事情で自分が自分でいられなくなっちゃう。売れなさすぎもダメだけど売れ過ぎってのもダメだな。程よいバランスで売れるのが一番。芸能人（←売れてる人に限る）って大変だなー。つーか金だの圧力だので何とかならんかったのかな、今回の件は。まぁやるならバレないようにやらんとね。

年末北海道 2013 其の２２

網走駅に戻る。

停車中の札幌行きオホーツク６号。






１３時２５分発の知床斜里行きの列車に乗り込む。向かう先は北浜駅。通過することは何度もあったけど下車するのは6年振りだ。





１３時３８分。北浜到着。僕を含めて三人の鉄ちゃんが下車した。他の二人がホームで撮影するのを尻目に僕はホームの横の展望台に一目散にかけ上がる。高い位置から知床の山々をバックに撮影しようと思ったんだけど斜里方面に向かう列車だといろいろ余計なものが写り混んでくるので目論みは外れてしまった。

←手前のミラーとか電柱とかじゃまである。って完全に僕の都合なんだけど・・・。






去り行く列車を見届けて駅舎へと入る。ここの駅舎の壁にはおびただしい数の切符、航空券、定期券、名刺が貼ってある。メッセージの書いてあるのもあるので見ていて面白い。ここは鉄ちゃん以外にも広く知られた存在なので時々車で乗り付けてくる人たちもいる。大概夫婦とかカップルなんだけどどーなんだろ。男の方はいいとして嫁さんや彼女さんの方はこんなの見て楽しいんだろうか？ここには駅舎を利用した喫茶店もあるんだけど年末年始はお休みだった。まぁそれは予想してたけど。一通り駅を堪能し、思うところは「さぁ～これからどうしようかね？」

太陽サンサン






羅臼岳？？よくわからんがとりあえず知床連山の一座。





アップ。






次の列車は１４時４５分発の釧路行き。これに乗れば１８時２９分に釧路に着ける。早い時間にホテルに入れるんだけど先ほどの撮影が不発だったのでもう一本チャレンジしたい。そうなると乗車する列車は１６時３３分の釧路行きとなり釧路着は２０時０７分。う～む、どうしよう・・・と考えるも当然「よし、チャレンジだ！！！」
そして１４時４５分発の釧路行きがやってきた。展望台から狙いを定める。

定番のアングル。時刻表の表紙なんかでよく見る画である。





展望台を駆け下り発車する列車もパチリ。余計なものをすべて排除しようとしたらこんな構図になってしまった。







列車を見送り次の列車までどうしようかと考える。次の列車は１５時４９分発の網走行き。とりあえずコンビニで飯でも調達しようかと近くのセイコーマートに向かう。そしてコンビニ裏の踏み切りを見たらなんとなく波打ち際まで行きたくなって踏み切りを渡る。そして斜里岳だか羅臼岳だかわからんけどきれいな雪山を見て「たしかここもお立ち台だったような」というおぼろげな記憶が…。よ～し、ここで一発撮っとくか。ほんとは次の列車で網走まで戻りそのまま折り返して釧路までって思ってたんだけど予定変更だ。だいぶ日も傾いてきたので撮影モードをマニュアルに変える。カメラ任せだとヘッドライトに幻惑されてシャッターが切れなかったり露出不足になっちゃうので。あれこれ構図を考えて列車の通過を待つ。僕的にはこの時間が結構楽しかったりする。そして遥か遠くにキハ４０のヘッドライトが見えた。「よぉ～し、ヘイカモーン」じっくり引き付けハイポーズ。パシャパシャパシャ！数秒間の勝負が終わり列車が脇を通過する。ふぅ～終わったぜ。
撮り終えた画を確認。「・・・」
うむむ～、やっちまったな。痛恨のピンボケ。ピント甘すぎ。しかもフィルター外すの忘れてたからヘッドライトの光がカメラの中で乱反射してるではないか。あちゃ～。





こちらは広角での一枚。





北浜駅に到着した列車。背後には天都山。






折り返しの列車が再び北浜にやってくるまで４０分あまり。セイコマで食料を調達し駅へと戻った。

 

年末北海道 2013 其の２１

改札を抜けさっさと刑務所に向かう。（博物館の方ではない。念のため。）

とりあえず網走駅前。





空いた時間は一時間半あまり。ぼーっと待つには長いけど刑務所を往復して飯も食おうとするとそんなに余裕のある時間ではない。元旦だからか車も人通りも少ない道を歩き、橋を渡って刑務所到着。

この橋を渡れば、かの有名な網走刑務所。番外地・・・つーか無番地である。






網走川のほとりに立地してます。







四方を塀で囲まれております。文字通りの「塀の中」。






所要時間は３０分ほど。バス停のところで学生風の観光客とすれ違ったけど今は僕以外はだーれもいない。それにしてもいい天気だ。

太陽がさんさんと輝く。これからも正々堂々とお天道様の元での人生を歩みたいもんだ。





正面からもパチリ。





ひとしきり眺めて満足すると駅方面へと向けて歩き出す。そして駅近くのすき家で昼食。食費がかさんでいたのでこの辺で節約せねばならん。ちなみに僕がはじめて北海道を旅してから実に１９年。その間に変わったことはといえばまずコンビニが激増したこと。そしてここ10年くらいで思うことが牛丼屋なんかもひっくるめてファーストフードの店が激増したこと。稚内でマックを見かけた日には「なんかもう本州の地方都市とかわんねーなー」とか思ってしまった。そんなことを思いながら牛丼をかきこんだ。