２０１０ 春 九州 其の1

先週末に行ってきた九州の旅。まずは出発の金曜日、フェリーに乗るまでも色々とアクシデントがあった。その日１６時で会社を抜けようともくろんでいたところ１４時半ごろとんでもない忘れものに気がついた。「あ、メガネ忘れた！」。
一応仕事中もメガネはかけているけど一日中細かい文字の書類とパソコンとにらめっこしているので目が非常に疲れる。（なんかおじいちゃんみたいだ・・・）　そこで今はよく見えるメガネとあまり見えんメガネを併用してるんだけどよく見えるメガネをかけて仕事をしてもどんどん視力が落ちるのでよく見えないメガネで仕事をしている。なんかメガネや曰く「一日中パソコンと向き合って仕事してる人はいくら良く見えるメガネをかけててもどんどん度が進む。度の弱いメガネの方が目も疲れにくいし度の進みもゆっくりだ」とのこと。で、仕事のときは見えないメガネ、遊びのときはよく見えるメガネというふうに使い分けている。そんな感じでその日も見えないメガネで会社に向かったんだけどよく見えるメガネを家に置いてきてしまった。「こいつは大変だ。旅に出るのに景色が見えないのでは話にならんではないか！！！」
まぁ全く見えないわけではなくそれなりに見えるんだけどしかしよく見えるメガネを持っている以上ベストな視界で旅を楽しみたい。そこで１５時半に会社を抜け出し家に向かってダッシュした。しかーし神様は試練を与えてくださる。１５時半に仕事を抜け更衣室で旅用の服に着替え会社を出たのが１５時40分前。三宮の駅まで自転車で飛ばして10分弱。１５時51分の新快速に乗らなくては１８時までに南港のフェリーターミナルのバス停に間に合わん。そういう状況だったのでチェーンのガチャガチャうるさい安物のママチャリを高ケイデンスでぶっ飛ばすていると早々に「ガチャン！！」と突然の異音に襲われると同時にペダルが空回り。「なんだ！？」と自転車を見てみるとなんとチェーンが外れていた。恥ずかしい話自転車乗りでありながらママチャリのチェーンのかけ方を知らん僕は慌てふためいた。駅まではまだ遠い。歩けば20分はかかる。時間は１５時40分過ぎ。「うぉ～！！なんでこんな時に！！！！」。苦肉の策としておばちゃんが自転車に乗るときのような左のペダルに左足を乗せ右足で地面をぴょんぴょん蹴りながら進んでいくという恥ずかしい恰好で死に物狂いで三宮の駅を目指した。なんかでっけーキックボードに乗ってる気分だ。おかげで歩けば20分はかかる距離を奇跡の8分で走破（？）できた。ダラダラ汗を垂らしながら新快速に乗り込むとやっと安心した。「ふぅ～間に会った・・・」。そして尼崎で快速電車に乗り川西を目指す。順調に進み伊丹を過ぎたところでれ異変が！急にのろのろ運転となり北伊丹と川西池田の間で止まってしまった。いつもは電車が止まろうが遅れようが「まぁしょうがねーなぁ～」なんてのんきにかまえてるところだけどこの時ばかりは「なんでこんなところで止まるんだよう！！！はよ動かせーーー！！！！」とホントに発狂しそうになった。前を走る電車が通常とは違う音を確認したとのこと。そんで車両と線路の確認をしているので止まってしまったらしい。結局川西池田には14分遅れて到着というもう絶望的な事態になってしまった。本来駅のホームと自宅との距離は時間にして歩いて往復２５分ほど。しかし背中に10キロほどの荷物を担いで疾走し１5分で往復した。もうトレラン並みのしんどさである。またも汗だくで駅に戻ってくるとホントにタッチの差で目の前の電車のドアが閉まった。しょうがないのでイライラしながら次の電車に乗り込んだ。大阪から弁天町方面の環状線のダイヤを調べると5時台というのに１７時１３（記憶おぼろげ・・・）分だか何だかのやつを乗り過ごしてしまうとなんと10分近く電車が来ない。「なんなんだよー！！！」とまたもやイライラ。尼崎まではそれなりに走ったんだけど尼崎の駅でなんの調整か知らんけど3分くらい停車。「たのむ！早く動いてくれー！！！」とホントに泣きそうになった。大阪駅にもいつもとは違う一番端っこのホームに到着。そっから人込みをかき分けこれまた反対側の一番端っこにある環状線のホームにダッシュ！！列車はすでにホームに入っており僕が乗り込むと同時に扉が閉まった。ほんとぎりぎりセーフだった。弁天町でも地下鉄のホームまでダッシュ。ここでもホームに着いたと同時に列車入線。コスモスクエアでは目の前で列車が出て行ったけどここまでくればもう大丈夫。色々冷や汗だけでなく普通の汗も大量にかかされたけど１８時前には南港のフェリーターミナルのバス停に着いた。