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2008年12月23日
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DSCF6828.JPG今日、新大阪に嫁とチビどもを迎えに行った。すると山陽向けのホームに500系の姿が。「おぉ!これは撮らねば!!」
いやーやっぱかっこいいよ500系は。もはや16両のフル編成のぞみという姿は過去のものとなってしまったけどやはり圧倒的な存在感だ。ちなみに僕自身は乗ったことがない。
DSCF6833.JPG500系のこだまが博多に向け出発した後には鹿児島中央からのさくらがやってくる。この列車は折り返し鹿児島中央へと戻っていく。ちなみに九州直通の車両は初めて見た。N700系の車両にオリジナルのペイントがDSCF6834.JPG施されていた。さくらにみずほ。そのうち慣れるのかもしれないけど今の僕にはさくらにみずほとくればやっぱりブルトレだな。
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翌朝。まだ頭は痛いけど昨日よりはだいぶマシ。よし、予定通り下山するぞ。朝食は1回目が5時半で2回目が6時15分から。5時半のはスルーして表に出て写真をとる。おひさまはすでに昇っていた。今回の山行の狙いで一番大きかったものは「夜空の星を撮る」ということ。しかし昨日はそんな状況ではなかった。せっかく三脚もかつぎあげたというのに・・・。ただ昨日の夜はちょっと天候が荒れてたらしいのでそもそも星空ではなかったのかも。
f0983fd4.jpeg燕岳方面を見るとすでに登っている人たちもいる。槍ヶ岳方面はガスっているけど燕方面は一応見える。一通り朝の北アの風景を堪能してから小屋の中へと戻った。
食堂へ向かう。今日はご飯を食べれた。2杯おかわりしてパワーをつける。寝床に戻り出発の準備。お隣さんと少し話をする。金沢から来たその人は今日燕岳に登ってから下山するらしい。それを聞くと僕も登ろうかなって気分になってきた。昨日はそれどころの状況ではなかったけど今日はファイトがわいてきた。
夏には登ったけどここまできたらやっぱり雪景色の燕岳にも登らなければなるまい。つーかここまで登らずに帰れんだろ。体調が良くなってきたのでどんどんやる気になってきた。
時刻は18時半をまわった。食事の時間だ。全然食欲はないけど明日のことを考えたらやはり食べねばならぬ。食堂に行き5人組の一角に座らせてもらう。京都の舞鶴から来たというすでに出来上がってるおっちゃんに「まぁ飲みなさい」といきなりお酒を勧められる。「うぉ~勘弁してくれい・・・」 
ホントに無理だ。事情を説明して勘弁してもらう。するともう一人の出来上がったおっちゃんが「そんなのは飲めば治るよ」とか言ってきた。も~ホント今日だけは勘弁して下さい(泣)
酒は勘弁してもらったもののまったくご飯が食べられない。食欲があるとかないとかのレベルではない。ご飯を見てるだけで吐き気がするのだ。頭痛と吐き気。絵にかいたような高山病の症状だ。
医療関係者らしいとなりのおばさんが色々聞いてくるので説明すると「水分と糖分の補給。ご飯は今食べられなくてもいいからしっかり休んで明日の朝はしっかり食べなさい」とのアドバイスをもらった。おばさん曰く「ここは一気に高度を上げるから体が弱ってると高山病になりやすい」とも言ってた。そういや去年の夏に燕岳に登った時のこと。超寝不足の相方のK藤が途中でへばってテン場に到着後もしばらくテントでぶっ倒れてた。あれも高山病だったのかな。いつもは僕よりも強いK藤も寝不足の時はやられる時がある。
今回の山行を振り返ると前日20時過ぎに出発し4時間ぶっ通し&ぶっ飛ばしで梓川のSAに到着。5時間半寝て登山口に向かい、その後ほとんど水分を摂らずに登り続けた。寝不足と水分不足。こりゃ登山の大敵なんだな。特に水分補給の大事さは痛感した。気温が低いとあんまりのどの渇きは感じない。けど汗をかいてるならその分水分を摂らないと体の中の水分の帳尻が合わなくなるというのは当然の理屈だ。いやー今回は身をもって勉強できたな。
みそ汁とわずかな海藻サラダを口にし、オーナーさんのお話の途中にもかかわらず10分足らずで食堂をあとにした。
時刻は14時前。荷物を小屋においてカメラを持って外に出る。まだまだ時間はあるけど燕岳の往復は翌朝に回す。小屋の周りで撮影していると雪が降ってきた。風も出てきたので小屋に戻る。自分の寝床で荷物の整理をしていると「う~ん、頭痛い・・・」
どうにもこうにも痛いので布団に横になる。1時間ほどたってもよくならないので小屋の受付に行き「あの~頭痛いんですけど何かバファリン的なものないっすか??」  すると小屋の人から色々聞かれる「昨日どれくらい寝た?」「水分は充分とってる?」「小屋についてすぐに寝た?」   
そして出てきた結論。「高山病の可能性があるから頭痛薬は飲まない方がいい」
「はい!?」  我ながらびっくらこいた。まさか自分が高山病なんて。しかもこの標高で・・・。
知識としては2500m辺りからかかるとは知ってた。けどそんなもん登山経験がない人がかかるもんであって普通は3000m越えてからかかるもんだと思ってた。「オレ、弱すぎるだろ・・・」 ちょっとへこむ。
水分と食事をしっかりとって休むように言われてとりあえずは寝床に戻る。「う~む、2700mで高山病か・・・」
横になってても相変わらず頭はガンガンする。これで明日下りれるかなと不安になる。一応予備日は一日とってある。でも帰りの渋滞とかなんとか色々考えると明日下りたいなぁ。もう燕岳往復なんて言ってられる状態ではなかった。  続く
8時過ぎ、駐車場出発。中房温泉の登山口の横っちょのトイレで用をすましいざ出陣。第一ベンチあたりで雪が出始める。第2ベンチでアイゼン装着。ところでさすがにGW。夏山並みの人の多さだ。
第3ベンチ、富士見ベンチと順調に通過。合戦小屋には11時過ぎに到着。ここまでの所要時間は約3時間。地図上のコースタイム通りだ。せっかくの合戦小屋なのでホットミルクを注文。財布を取ろうとポケットに手をやると汗でじっとり濡れている。特に暑いとは思わなかったけどしっかりと汗はかいていた。しかしここまで水分補給は山専ボトルのコップ2杯ぶんのお湯のみ。100ccから200ccくらいか。ホットミルクを美味しく頂き再び歩きはじめる。ここからが正念場、合戦尾根の登りだ。
急登をこなし合戦沢ノ頭に到着。c18e8d55.jpegここまで来ると周りの山々の展望が大きく開ける。すると左前方に特徴のある山容が。そう、みんな大好き槍ヶ岳だ。槍の姿を見ると「北アルプスだなぁ」という実感がわいてくる。この辺から一気にペースが遅くなる。別にバテたわけじゃない。山の景色を見ながら、またパシャパシャと写真を撮りながら歩くので一気に遅くなる。まぁここまでくれば燕山荘はもう目と鼻の先。P1000052.JPG時間も早いし別にタイムトライアルやってるわけじゃないのでアルプスを全身で感じながらのんびり登る。天気は曇天だけど風はないし視界もそこそこある。まずまずだの天候だ。結局小屋に着いたのは13時過ぎ。小屋の前には多くの人々がくつろいでる。受付をして自分の寝床へ。この燕山荘、収容人員は600名。でかい・・・というよりもうなぎの寝床的に長いといった印象。奥へ奥へと寝床が伸びている。さすがに評判がいい山小屋だけにスタッフさんの言葉遣いも丁寧だし小屋の中もきれいだ。「快適な時間が過ごせそうだ」と思った・・・この後、想定外のことが起こるなんてこのときはまだ知る由もない。   続く
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登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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