週末 其の３

家を出発し早々にGSでガソリンを補充。１円でもお金を浮かすため最寄りの中国豊中ICからは高速に乗らず吹田まで引っ張る。ここ最近、１０００円効果で高速道路を利用することが増えた。そのおかげで以前は高速に乗るときにはなんだかわくわくしていたのにそんな気持ちはなくなった。てゆーか名神とか中国道なんかは新鮮さが全くなくなりなんだか「またあっこ通るのか。なんか飽きたな・・・」なんて思うようになってきた。吹田から高速に乗るとチビと嫁は早々に爆睡モードに突入した。リアシートはフルフラットにして低反発マットを敷いている。この日は２４時を目安に運転をやめようと考えていた。３時間でどこまで行けるか？？希望は駒ヶ岳のSAだけど行けなければ別にかまわないと思っていた。京都で事故渋滞との表示板を見てしまったので京磁バイパスへと逃げる。そして出発してわずか１時間あまり、なんと腹が減ってしまった僕は早々に多賀のSAにピットイン。爆睡中の嫁とチビを車に残し飯を喰らいに車を降りた。この時間からステーキ丼とうどんのセットをぺろりと平らげる。こんなことをやっているからちっとも痩せないのだ。お腹が満たされた僕は長野へ向けてひた走る。スピードはここでは書けないけど新快速電車と同じようなスピードで名神をひた走った。そして２４時をまわり名神を脱出して中央道に突入していた僕は今宵の宿にするべく恵那のSAに飛び込んだ。しかし恵那SAは車で埋まっていた。路肩にまで駐車している車がいる。仕方がないので次の神坂PAまで走った。ここは空いていた。時刻は２４時半を回っていた。運転席のシートを少し倒して眠ることにした。

週末 其の2

庭の草抜きを終え、満足感に浸りながら金曜の昼下がりをまったりと過ごす・・・はずが出たがりな性分の僕はついつい嫁に言ってしまった「どっか行かね？三才とか・・・」　　
この「三才」に嫁が食いついた。「三才」とは長野の信越線にある三才駅のことである。この駅は全国から三才児が集まって来るということで業界では有名な駅である。うちのチビが３才で嫁が３３才。ネットでこの駅の存在を知った嫁は前々から行ってみたいと言っていたのだ。しかし自分で言っておきながら僕は激しく後悔していた「長野なんか行ってたらツールが見れんではないか！！！」
しかし嫁に火をつけてしまった以上、わずか数秒で「やっぱオレ、ツール見たい」なんてとても言いだすことはできずその夜、長野に向け出発することになってしまった。一応ビデオはセットしておいた。しかし金曜は１００歩譲ってあきらめるにしろ土曜日の個人TTはなんとしても生で見たい。金曜の１８ステージは平坦ステージなので総合系の順位変動はないと思っていたけど１９ステージではアンディとコンタドールの直接対決でこの日で今年のツールの勝負がついてしまうのだ。嫁は土曜日は長野で泊まって日曜日に帰るなんてことを言ってるけどこれはなんとしても阻止しなければ・・・。翌日嫁とバトルする覚悟をして金曜日の２１時、長野県は三才駅に向け我が家を出発した。

ツール フィナーレ

今年のツールもとうとう昨日で幕を閉じた。ちなみに今日のサイクリングタイムのサイトではTGVで移動中の選手の写真が載っていた。こういう選手の素の部分を見るとますます親近感がわいてくる。ちなみにレースの方に話を向けると、最後は期待通りのカヴェンディッシュの異次元のスプリント。逆転でのマイヨベールはならなかったもののステージ5勝はすごすぎる。ジャージの件でひともんちゃくあったランスも表彰台に上がり最後のツールを締めくくった。この3週間、走ってる選手もしんどかったろうけど観てるこっちもなかなかきつい毎日だった。睡眠時間は平均5時間。終盤では観戦中に落車をかますこともしばしば。でもツール2年目の今年は選手の名前もしっかり覚えてランス・新城・別府しか知らなかった去年と比べると格段に楽しみ方の幅が広がった。今日からは一休みして慢性睡眠不足の体をリフレッシュしブエルタに向け体を整えよう。

週末 其の1

先週末、当初は金曜からチビと二人で広島の実家に帰省する予定だった。しかし色々あって中止になってしまいひょんなことから長野へ行くこととなった。金曜日、午前中の2時間を庭の草むしりに費やす。庭と言ってもネコの額の一部ほどのものだ。しかし厄介なことに我が家を囲う柵の外からはにょきにょきとツタが侵略してくるのだ。このツタは我が家が建つ前、つまり前の人の家が建っていた時代からのものである。しかしにょきにょきと勝手に人の庭に侵入してくるけしからんやつでしかも夏になるとその勢力を増して攻め上がってくる。しかしどうにも見た目が気持ち悪いので夏場になると僕がブチブチと引きちぎって一掃しているのだ。しかしこのツタという植物はしぶといというかずうずうしいというか引きちぎっても引きちぎってもへこたれずにその触手を伸ばして我が家の庭に侵入してくる。そして今年は新兵器プリムスのトーチで焼き払ってやることにした。しかしこのツタは柵の下のコンクリート部分の割れ目から触手を伸ばしてきておりその大元は目視で確認できない。仕方がないので出来る限り根元に近い部分の茎をこのトーチで焼いてやった。まずは忌々しい葉っぱ部分をブチブチと引きちぎる。次に大本の根っこに近い茎の部分（これが一か所じゃなくて何か所もある）をトーチで火炎放射。焼き切れはしなかったもののブスブスと煙を上げて真っ黒に焦げる。「どうだ、参ったか！！」とばかりに焦げた茎を引っ張るとなんと焦げた皮がむけその下のフレッシュな部分が露わになる。「なにを～！！！」　　　こんな姿になろうともこの茎の部分はまだしっかりと生きているのである。このままでは引き下がれないので意地になってさらに火炎放射すること2分。水分を失った茎はやっとこさ炎をあげて燃え落ちた。しかし一本焼き切るのにこんなにも労力と燃料を消費してしまうとは・・・。残りの部分はめんどくさくなって適当に焼いといた。まあ普通に考えりゃあれだけの高温で焼きを入れときゃそう簡単には伸びてこまい。貴重な夏休み初日の午前はこのツタとの戦いで過ぎ去った。

ツール 最終日

今日でとうとうツールが終わる。いろんなことがあったこの3週間。レースの方は昨日のTTでコンタドールの勝利が決まった。今日はマイヨベール争いのカヴェンディッシュ、最後のツールのランス、そして我が新城幸也の走りに期待。まぁ今日は祭りみたいなものなので発泡酒片手に最後のツールを楽しみたい。