船舶免許

来週の日曜日は船舶免許の更新に行く。10年前の社会人1年生の時に船舶免許を取った。今はなき５級小型船舶免許だ。免許取得後、僕は１度も船に乗っていない。つーか免許を取る際に生まれて初めて船を運転士してその後完全なるペーパー船長を貫き通している。免許自体、国家試験免除のスクールに２日間行っただけで取れるものであったため取得自体は「超」がつくほど簡単だった。あれから１０年、幾多の法令改正を繰り返しこの「５級小型船舶免許」は現在とてつもないほどに勝手にレベルアップしている。まずは免許の「級」。僕が取った「５級」が法令改正で勝手に「２級」にレベルアップ。それにより運転できる船舶が５トン未満から２０トン未満に大きくジャンプアップ。しかも現在ではジェットスキーは運転できない「１級」「２級」も当時の５級免許所持者ならばこれまで通りジェットスキーも運転ＯＫ。この一番しょぼかった海技免状でジェットスキーから２０トン未満の船舶まで運転できるのだ。ちなみに現在は船舶の免許とジェットスキーの免許は切り離されており両方乗るには２種類の免許が必要となるのだ。しかし法令改正はこのようにおいしい事ばかりではなくつまらん規定も増やしてきている。まずは飲酒運転。船の世界では飲酒運転は罪に問われなかった。法律上「いい」とは言ってないけど「ダメ」とも言ってなかったので別に酒を飲んで船を運転しても全然ＯＫだったのだ。そして免許所持者が一緒に乗っていれば無免許の人間が船が運転してもＯＫだった。車の世界では考えられないような事も余裕で許されるという海の男の懐の深さに感動すら覚えいたのに、これらはつまらん役人の介入により現在ではご法度になってしまった。船舶免許はブルーもゴールドもなく５年毎の更新だ。今回は何か変更になったのか楽しみだ。とはいえ船に乗ることはないのでどーなろうと関係無いのだが・・・。