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2008年12月23日
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春の心地よい風に吹かれながら青島発12:46発の「快速 日南マリーン号」に乗り込む。J南国らしい黄色いキハ40系だ。この列車で志布志方面へと向かう。本当ならば終着の志布志まで乗りとおしたいところだけど今回は途中で降りる。志布志寄り2駅手前の駅、福島高松駅で下車する予定。この駅は秘境駅の一つに数えられている。牛山さんの本でこの駅の写真を見たとき「いや~こりゃ南国ムード漂うよさげな駅だ。是非とも行ってみたい。」と前々から思っていた。日南線自体は10年前に乗り潰しているからこの駅も通過しているはずなんだけど(宮崎から往復したから2回も通ってるはず)その時には何の印象も残らなかった。列車は春の陽気の中を順調に進んでゆく。途中大堂津という駅を通過する。この駅には福島高松からの帰りに下車する予定。この大堂津と南郷に間にある鉄橋で写真を撮るのだ。偵察も兼ねて大堂津の駅からこの鉄橋までどれくらい時間がかかるかをチェック。でも結局近いんだか遠いんだかよくわからん。この2つの駅間の距離は2.7キロ。別に歩けん距離ではない。そして列車は福島高松に到着。下車したのは僕一人。走り去ってゆく列車の中で鉄分の濃そうな二人組が「おぅおぅこんなところで降りとんで。あいつも鉄に違いない」的笑みを浮かべて目の前を通過して行った。列車が去るとホームには僕一人が取り残された。志布志からの折り返しの列車がやってくるのは1時間半後。暖かい小春日和の昼下がり。辺りは牛舎や民家もありあまり寂しい感じはしない。しかし人の姿は皆無。さっそく駅舎の写真をとる。そして海の方向へと歩いてゆく。町の景色はいい感じ。南九州の清くDSC_1444.JPG正しい田舎の風景という感じだ。駅だけでなくこのエリア全体が実にまったりしていて心が落ち着く。ひとしきり散歩して駅へと戻る。駅舎には駅ノートがあった。管理されてる人も几帳面そうな感じで書き込みの一つ一つに返事を書いている。僕も書き込みをしてみた。時間がゆっくり流れている感じで心が落ち着くみたいなことを書いたんだけど僕の前に書き込んでる人も僕と同じことを書いていた。なんか僕があとからパクったようでなんだか間抜けだ。でもしょうがない、ホントにそう感じたんだから。列車が来るまでの時間をこの駅でゆったりと過ごす。大げさだけど「生きててよかったー」なんて思ってしまった。特になにをするというわけではないけどただ訪れてボーっと過ごす。こういう旅ってホントに好きだ。そして16:10。志布志から折り返しの黄色のキハ40系が僕を迎えにやってきた。
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HN:
としぷー
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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