ＧＰＳ 其の３

翌日、再び仕事帰りに本屋でカシミールの本を立ち読み。（ダイエーの上のジュンク堂さん、ごめんなさい）
そして何となくカシミールからＧＰＳへウェイポイントを落とす術がわかったような気がした。家に帰り再びカシミール＆ＧＰＳコンビ　ＶＳ　昭和のアナログ男との戦いが始まった。あーでもないこーでもないと色々苦しむこと数時間、ようやくカシミールからＧＰＳにウェイポイントを落とす術を発見。しかもいちいち一つ一つウェイポイントを置くようなどんくさいやり方ではなくルートを引けばいとも簡単にこの作業ができるということも発見した。さらにＧＰＳの画面上のウェイポイントが直線で結ばれてナビゲートまでしてくれる。ホント目からうろこの驚きだった。ちなみにこのやり方でいけばＶＥＮTUREに付属で付いてたソフト「マップソース」というできそこないの地図しか載ってないしょぼいソフなんかはまったもって不要ということも判明した。しかしながらこの作業を行いながらふと思った。「なんかこれってＧＥＫＯでも見たことのあるような・・・」　いそいでこれまでまともに読んだこともないＧＥＫのマニュアルを開いた。そしてあまりのショックで目の前がクラクラしてきた。なんと（てゆーか当然のことながら？）ＧＥＫOにもカシミールで作ったルートを落とせることが判明したのである。そりゃそうだ、「ＧＰＳナビゲーション」っていってるくらいだからナビゲーションくらいしてくれるって。てゆーかみんなこっちの機能をメインに使ってるに違いない。ＧＥＫＯと過ごした３年間、僕はまともどころかＧＰＳの本質とは全く違う使い方しかできていなかったのだ。こいつはホントにショックだった。自分のアホさ加減にリアルに落ち込んでしまった。ちゃんとカシミールとＧＰＳの使い方を知っていればいちいちマップポインターと２万５千分の一の地図でめんどくさい現在地確認なんかしなくていいし雪山でグローブ外してちっこいボタンをぽちぽち押してウェイポイントを手入力する必要もなかったのだ。これさえ知ってれば冬の安達太良山で遭難しかけることもなかったしもっと快適な山歩きができてたはずだ。はぁ・・・。まぁＶＥＮＴＵＲＥはＧＥＫＯとは比べもんなならんくらいの高感度のＧＰＳだ。これまでの事は忘れてハイテク機器を使いこなす「平成」の山男になろう。