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今日は1時半から本町で研修だった。3時半に終わってお家へGO。家へ着くなりロードの準備。そして4時45分、勝尾寺に向け出陣した。
日曜日の淡路での惨敗ぶりに大いに自信をなくし、今日も出発した時にはしんどかったら大日駐車場で折り返そうとまで思っていた。
さて前回はR-SYSのいいところに全く気付くことができなかったけど今日はどうか??とりあえず走りだしたものの特に感想はなし。いまいち違いがわからん。今日は時間がなかったのでハートレートモニターはつけていない。サイコンの速度とケイデンスから状態を判断する。このたるみきった体に加えロードのブランクは5カ月にも及ぶんだけど普通に走れてる。つーかいつもよりよくまわっているような気がする。箕面の市役所までの細かいアップダウンもへばることなく普通にこなした。
しかしこのあたりで確信した。いつもよりも足が回っていることに。とはいえ体感的にはよくわからない。サイコンを見てわかったことだ。箕面市役所の交差点を左折しどんつきを右折。いよいよ登りに差し掛かる。約半年ぶりのこの道。たるんだ体でひーひー言いながら登るはめになるかと思いきや意外と足が回る。かといって余裕があるわけではなく普通に苦しい。でもギアは2枚残している。自分の感覚と実際の走りが一致してない。なんか変な感じだ。一番傾斜のきつい浄水場前の信号手前(10%を超えている)のところもシッティングで乗りきった。もしやこれがR-SYSの威力か??
滝に向けての登りに差し掛かる。あいかわらずしんどいけど足はクルクル回ってる。ケイデンスは70台をキープ。いつもは50後半から60台だ。このコンディションでこの数字。こりゃ間違いない。R-SYSの効果だ。
いつもはしんどくて足が止まるところも今日は止まらず回り続ける。しかし「軽くていいわ~」なんて感覚は皆無。普通にしんどい。だけどとにかく足は回り続ける。「しんどかったら大日駐車場まで」とかいう超弱気な気持ちはもはやなくそのまま勝尾寺まで登って行った。そして勝尾寺到着。サイコンの時間を見て驚いた。いつもは家からここまで53~55分。今日は47分でここまで来た。そんなつもりはなかったがいつもよりも速くなってるではないか。なんじゃこれは!?こりゃ鍛えたら面白いことになるぞ。先日の淡路での屈辱感が吹っ切れちょっと楽しくなった。
そして帰り道。「おぉぉ~」と驚いたことがあった。これまでは50キロ前後しか出せない下りで今日は58キロを
計測した。こりゃ速いぞ。60キロまで引っ張ろうかと思ったけど調子に乗るとカーブで曲がり切れずに対向車線に飛び出しそうなのでやめといた。車に轢き殺されるのも嫌だしガードレールに激突するのも嫌だ。それにしても全般的に下りの加速がいい。なんかR-SYSの極太スポークが抵抗となってスピードが出んとかいろいろネットで批評されてきたけど個人的には全く気にならない・・・つーかむしろスピードが上がっとるやんけ。まぁアクシウムと比べて喜んでてはいかんな。極太スポークでスピードが上がらんという人たちはたぶん僕よりもずいぶんと上に行ってる人達なんだろう。とりあえずちょっと楽しくなってきた。
とりあえずルート変更する前にこれから再び登りにかかる。ここを越えないとどこにも行けない。ヘロヘロになりながら登りを越え下り区間に突入。一瞬だけ気持ちよく走り再び平坦区間へ突入。ここから福良方面には向かわず県道28号を北上する。しかしもうダメだ。足がぜーんぜんまわらん。ちょっとした登りでも降りて押して歩いちゃう。「も、もうムリぽ・・・」
走りに来たのか歩きに来たのかよくわからん状況になりながら南淡路の町に入りコンビニ発見。第2昼食(?)をとる。すると重たくて仕方がなかった体が少し軽くなり走れるようになった。とはいえ登坂力はほぼゼロ。いったい何のためのR-SYSなのかわからなくなる。情けないことこの上ない。
再び洲本の町に戻ってきたのが16時。すでに6時間が経過。ここからは朝通ってきた道を逆走する形になる。この道は午後になると山の陰になって日が当たらない。本当ならば今頃西日を受けながら明石海峡大橋を目指し走っているはずだったのに・・・。う~む、惨めだ。
はるか前方に観覧車が見える。そのまたはるか向こうにはでっかい大仏さんが見える。「あそこまで行かねばならんのか・・・。つーかまだその先があるし・・・。」
とにかく今回は調整不足だ。投球練習なしでいきなりマウンドに上がったようなもんだ。
ママチャリ並みのスピードでフラフラとペダルを回す。再びコンビニに入り第3昼食・・・もしくは第一夕食をとる。走ってないのに食ってばっかりだ。
結局東浦の駐車場に着いたのは17:40分。走った距離は113キロ。7時間40分かけて113キロ・・・
ママチャリか!!!!
前回はほぼ1周、148キロを6時間45分で走った。惨敗だ。R-SYSを批評できる状態ではない。とにかく現状は酷すぎる。ちょっと気合を入れて頑張ろうと思った。
悔しいやら情けないやら恥ずかしいやらもう絶望的な気持ちでひーひー言いながら坂を登る。時にはロードを押しながら歩く。この状況、「趣味でロードバイク乗ってます」なんて言ってる人間の姿ではない。そして坂のてっぺん、ここから海までず~っと下りというところである異変に気付いた。 「なんじゃこりは!!??」
後輪を手で回しても全然回らない。なんとリアのブレーキがホイールに干渉していた。「うむむ~、こりゃ走らんはずだわ」
これはアホすぎるミスだ。今朝、ロードをローラーから外してホイールをR-SYSに替えた時にうまいこといってなかったのだ。アホなことに僕は後輪をブレーキにこすりながら40キロも走っていたのだ。
これまで全然走らなかったこに納得しつつもこのしょうもないミスでかなり体力を消耗した・・・ような気がする。もともとトレーニングなしでスタミナも著しく落ちてるところにこのミスだ。精神的にもかなりきてしまった。下り坂を下りきり気持ちの良い海岸沿いの道を走る。R-SYSは本来の状態に戻ったけど体力の消耗が激しくいまいち感覚は分からない。時々すーっと滑るような軽い感じを受けるけどこれがR-SYS特有のものなのかはよくわからん。ともかくもう一回体を作り直さんことにはインプレなんかできない。そんな感じでひーこら言いながら沼島行きのフェリー乗り場にたどり着いた。 続く
まぁ悪くはないけど「こんなもん??」って感じ。しかし清水の舞台から飛び降りて地中に突き刺さる思いで購入したのにこの程度の物とはどーしたことだ。僕の脳裏にいろんな思いがよぎりまくる。
そもそもこのR-SYSってホイールはネットとかのインプレ見ると賛否がはっきり分かれるホイールだ。つーかどっちかというと「否」の方が多いような気もする。僕も最初はフルクラムのレーシングゼロかシマノのDura-Ace WH-7850-C24-CL かで迷っていた。そうそう買えるもんではないからここは考えに考え抜いて結論を出そうと思っていた。で、とりあえず現物を見てみようと僕がロードを買った某2号線沿いの有名店に足を運び、その時店の大将に勧められたのがこのR-SYS。初めは自分の目をつけてた以外の物を進められたので(つーかたぶん弛みきったこの体系で判断された??)ちょっと抵抗を感じていた。お店自体、かなりMAVICよりな感じを受けるんだけど話を聞いてるとなんとなく僕にあってるような感じはした。ちょいちょいレースに出るけど決してスプリンターではなくエンデューロやってると後半戦にバテて足が無くなってしまう。しかしMAVIC、しかもこのR-SYSってのはまったくノーマークだったのでそれ以来自分で色々調べてみた。その結果、このホイールの評判は「う~ん、微妙・・・」 しかし自分自身の足には自信がないし固いホイールで疲れるよりは楽な方がいいという完全に守りに入った僕の考えに加え、お店の大将の言葉を信じてみようとの気持ちから思い切って買ったのがこのホイールだ。
いつも通り南国ムード(?)あふれる海沿いの道を南下する。サイコンを見てもこれまでと比べて大した変化はない。というよりどっちかというと去年の全盛期のころと比べるとスピードが乗ってない。足自体は回ってるような気はするんだけど・・・。まぁ5ヶ月ものあいだ全然乗ってなかったからこの状態でR-SYSがどーだこーだ言える立場じゃないような気がしてきた。とりあえず今回は結果云々ではなく美と健康のために走ろう!そう誓いペダルを回した。 続く
そして翌日、足慣らしをすることも無くいきなりあわいちに挑む・・・予定が2度寝、3度寝を繰り返すうちに時刻は8時を回った。「こりゃいかん!!」とやっとこさ体のエンジンがかかり家を出たのが9時前。そしてけーさつ屋さんに捕まらない程度にすっ飛ばしスタート地点の東浦には9時48分に到着。我ながらよく頑張った!!そして10時にスタートした。
ここで断わっておくと僕がロードにまたがったのはなんと5ヶ月以上ぶり。あのスズカのエンデューロ以来のロードだったのである。今回は次男坊が産まれて子育てに忙しかったとはいえここ3年・・・つーかロードを買って以来冬場は寒さにかまけてロードに全く乗ってこなかった。しかも今年にかぎってはローラーすら回していない。掛け値なしの「5ヶ月乗ってません」状態なのであった。山にも登ってない、ローラーすら回していない、腹の周りはさらに貫禄が増して体重は3キロ増。一時期は70キロをきって「わーい!」と浮かれていたのに今の僕はでっぷりお腹の突き出したおっさんキューピーと化している。こんなんであわいち走りきれるんだろうか??? 続く
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