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2008年12月23日
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日付変わって土曜日。まだまだ外は真っ暗だ。2回目の休憩地の柄サービスエリアを出発し再び眠り始めるとバスがスピードを落とし始めやがてノロノロ運転になった。「???」しばらくすると「東名高速道路厚木付近で工事のため七キロ渋滞。この渋滞を抜けるのに25分かかります」とのアナウンスが。マジかよ。僕はどうしても新宿発6時29分の埼京線に乗らねばならんのだ。これに乗らんと池袋発6時50分の秩父行きレッドアローに間に合わん。今回の山行はピストンで六時間かかる計画だ。10時に登り始めるとして下山するのが16時。これでも時間的には遅い方だ。本来ならもっと早くスタートしたいんだが今回はこれが限界。これ以上早くはできない。次のレッドアローに乗ると到着が30分遅れる。そうなりゃ黄色信号点滅で登山中に何か起これば下山が日没後ということにもなりかねん。なので16時下山予定は意地でも死守したい。渋滞を抜けると再びアナウンス。到着が10分から15分遅れるとのこと。新宿到着は6時14分なので10分なら黄色、15分なら赤信号だ。眠気もすっ飛び大いに焦り始めた。確か西武新宿発6時35分の電車に乗れば所沢まで先回りできたような記憶があるけどできれば慣れないことはしたくない。新宿の前に停車する池尻大橋というところで東急田園都市線に連絡するとか言ってるけど田園都市線だと渋谷だな。乗り継ぎだのなんだのやってるうちに結局バスに乗ってた方がよかったなんてことになったら目も当てられん。ここは辛抱して一分でも早く新宿に着いてくれることを祈ろう。なんたら大橋を11分遅れて出発。次は新宿だ。カーテンの向こうの空模様を確認。空が暗い。今にも雨が降りそうだ。おかしいな~。天気予報だと今日は晴れ時々曇り。降水確率は 20%とかだったのに。これから晴れるのか?新宿には12分遅れの6時26分に到着。荷物を受け取り猛然とダッシュ!!改札につくと6時29分の埼京線の表示が見えた。「間に合う!!」早く早く!!と18きっぷに改札印を押してもらいホームへ走る。がっ!!「埼京線って何番線?」  終わった。じたばたやってる間に列車は出ていってしまった・・・。愕然としながらも次の手を考えなければならない。西武新宿へ走るか次の列車で池袋へ向かうか?そして後者を選択。西武線、乗ったことない。失敗できないときに慣れないことはしないことだ。6時37分発の山手線で池袋に向かう。所要時間8分。山手線の列車から5分でレッドアローに飛び乗らねばならん。できるか?山手線の車内であれこれ気を揉みながら遅れることなく池袋到着。まずはホームの案内板で西武の駅への出口を確認。そして走る。改札の姉さん、そんなにまじまじと切符チェックせんといてくれ~と心のなかで叫びながら改札を抜け西武の駅に向け走る。途中で駅への案内が西武池袋駅、地下はこっち地上はあっちなどと枝分かれしてるではないか。え?何それ~と思いながらも地上の方へ走る。根拠はない。しかし西武特急という文字が見えて「よっしゃー!!」と思いながら券売機で乗車券購入。特急券は見当たらないのでとりあえず車内で買うことにして改札を走り抜ける。すると目の前に停車中のレッドアローが目に飛び込んできた。「おぉ~い、待っちくりぃ~!!」しかし列車の前には自動改札が!「おいおい特急券持ってねーぞ!」横にいた駅員氏に「特急券持ってません!」と訴えるとそこで買ってください。まだ間に合いますから。駅員氏が指差す先には特急券の券売機があった。すかさず購入し列車内に駆け込む。「よかったー。間に合った~。」もう汗だくだくである。ほんとは出発前に写真とかとりたかったんだけどそれどころじゃなかった。すったもんだがあったものの予定通り西武池袋発6時50分のレッドアローで出発した。
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先週末は両神山に行ってきた。
金曜日、仕事を終えてまずは三宮の第一旭でラーメン&半チャーハンでお腹をパンパンに膨らましダイエーで翌日の食料を調達。その後ジュンク堂で時間を潰し頃合いを見計らって大阪に向け出陣。今回は(も?)準備をギリギリまでしなかったのでながらの指定席が取れず、新宿までJRの夜行バスで行くことになった。
ここのところツアーバスばかりだったので新しくなった大阪駅のバスターミナルからバスに乗るのは初めてだ。時刻表を見るとまぁ大阪ー東京間のバス便の数の多いこと。これに加えて各社のツアーバスが乱立してるんだからその数や相当なもんだろう。これだけ需要があるんだから鉄道の方もうまいことおこぼれに預かれないものか…。例えば急行銀河復活とか。まぁ安い夜行バスに潰された感が否めないうえに新幹線で儲かってるから敢えてそんなことはしないか。西、東海、東と会社もまたぐしな。サンライズ走らせてるからそれ乗っとけって感じかな。関西人的には行きはよいよい帰りは停まらん(浜松の次の停車駅は姫路)という状態なんだが…。
DSCF1003.JPGそれはそうと僕の乗る21時40分発の東京行きがやって来た。おぉ~2階建てじゃないですか。そして僕の席は二階。ラッキーだ。






DSCF1006.JPG荷物を預けルンルンしながら二階に上がる。が、「狭っ!」なんだこの圧迫間。まぁ値段が値段だけに文句は言えんが結構な圧迫間である。だが席に座るとそれほど狭くはない。リクライニングもツアーバスの格安のものよりはいい感じに倒れる。しかも後ろは隣の席との間には仕切りもあってよい。で、わかった。この圧迫間の正体は天井の低さだ。しかしこんなものだと思えばあっさり受け入れられた。今回の席は窓側だ。これでサービスエリアの休憩毎に横の人に起こされることなく寝ることができる。そして定刻通り東京に向け出発した。
梅田の好日山荘が第3ビルからグランフロントに移転するらしい。
僕的には大阪駅から歩く距離が短くなっていいかなと思ったけど(なら尼崎から東西線乗れよって感じだが・・・)よく考えたら好日なら三宮の本店に行くからあんまり用事はねーわな。ま、とりあえず移転するそうです、はい。
食事をとって後半戦開始。今日のところは難しいコースはやめといて簡単コースで岩場に慣れようと思っていたけどそうもいかなかった。午前中難しいコースを登っていた人たちは場所を変えて懸垂下降をするという。そして簡単コースを登っていた僕たちは難しいコースへと移動することになった。まぁ教室的には簡単コースで一日終わらせるようなしょぼいことではいかんということなんだろう。
この難しいコースが難しいのは前半部分のトラバース。手がかりがないところを体重移動で突破せねばならんのだ。
8d91f56e.jpeg








簡単コースの皆さんはこのトラバースでみんな苦労されていた。ちなみに僕は苦労どころか玉砕していた。もうね、どうしようもないの。手がかりがないというのがこんなにも恐ろしいものであるとは。「手はどこに置いたら??」と聞くと「置き場はないです」との答えが。そして「ここはへっぴり腰になってたら絶対突破できません」とのこと。そして「えーい、ままよ!!」と言われる足場へと足を延ばす。そしたらうまい具合に足場にのった。開き直って縮こまった体を伸ばすと意外なほどに安定してうまいこといった。しかしその後で終わった。逆手で岩のクラックに手を入れる。右手も入れよというので入れるも泥でグニュグニュしててホールドできない。「え?こんなんでいけってか??」はっきり言ってその後の展開が全然頭にイメージできない。「この次どこに足置くの??」  そして 「どわぁ~!!!」
落ちました。いやカラビナでロープとつながってるから落ちませんけど落ちました。何とか這い上がろうとしてもずるずる滑って戻れない。半分パニックである。最後はガイドさんに「ロープもってもいいですから」と言われ無理やり這い上がる。そして「リトライしますか?リトライした方がすっきりしますよ。」と言われるも「い、い、い、いえ結構です。もう結構です~(泣)」
とりあえずここはパスさせてもらって先へと進んだ。はっきり言ってここでギブしてスタート地点に戻りたかったけど流れ的にそれは許されず泣く泣く先へ進むことに。最終的には上まで登ったけど難しいのはそこのトラバースだけだった。ただ僕的には無理だったっす、はい。
そして登ったからには降りねばならない。午前中に下った簡単コースの下りを降りるんだが今回はガイドさんはいない。自分で考えながら降りねばならんのだ。非常に不安ながらもそこは何とか一人で降りられた。つーかここすら一人で降りられなかったらもう自己嫌悪過ぎて立ち直れなかっただろう。
なんとか下まで降りたものの2回目に挑戦する気力はなかった。簡単コースの人でもだいたいみんな2回目に挑戦していたので自分のダメっぷりに大いにへこんでしまった。とりあえず簡単コースをもう一回登ろうと思い3回目の簡単コースを登った。3回目ともなるとさすがにサクサク登ることができた。その後は他の人より時間をかけながら下へ降りる。そして岩登りタイム終了。正直ほっとしつつも何とも言えぬこの敗北感。まぁしょうがないよな。
初めは結構年配の人が多くて安心していた。でもその人たちが最初はおっかなびっくりながらもすぐに慣れていく姿を見るにつけ「うわ~オレ置いてかれてるよ~」とひしひしと感じた。「できなくて悔しいから絶対やってやろうって思った」なんて言う言葉を聞くと「ダメだわ、オレ」って思った。今回の岩登り教室では間違いなく僕が頭一つ抜けてダメだった。でも来てよかったとは思う。どうすればいいかってのがなんとなくわかったし。ちなみに明日の夜から両神山へと向かいます。鎖場に少々不安になってたけど「最悪つかむ物があるんだからいいや」って思えるようになった。とりあえず今日のイメージを頭の中で繰り返して今後に生かそう。



おまけ
DSCF0991.JPGバス停へと向かう道すがら対岸に青い客車を発見。「なんじゃありゃ??」とここで鉄ちゃんのやる気スイッチがオン。近づいてみるとそれは20系客車であった。なんでこんな山の中に??ちなみに写ってないけど先頭にはワムの貨車も置いてあった。
DSCF0970.JPG座頭谷のバスを降りる。そして岩登りの現場へ。








準備体操をして装備を付ける。ハーネス&スリングで格好だけはクライマーっぽくなった。
DSCF0973.JPG
装備を付けて説明を聞く。岩場ではガイドさんがルートを作成中。






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拡大







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全景。ちなみにこれは「難しい」コース。







そしていよいよ教室スタート。難しいコースと簡単コースに分かれる。もちろん僕は簡単コースに向かう。
簡単コース、なんか下から見てたらホントに簡単そうだ。
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こんな感じでガイドさんのアドバイスを聞きながら登っていく。







しか~し、いざ自分が登り始めると・・・「こ、怖いやないかい!!」
なんだろね、傍から見てると傾斜も緩いんだけど実際やると怖い。でも原因は分かった。体制が安定していないのだ。3点確保がしっかりできてないので不安定。だから「落ちるかも」って怖くなる。実際はロープにつながってるので落ちないんだけどね。ここで言われたのが「足を横にしない。足はまっすぐ。」 横にすると滑りやすいらしい。実際横向きの足をまっすぐにするとフリクションが効く。へぇ~、なるほど。いやーこういうの聞きたかったんだよな。これまですべて我流ってやってきたようなもんだから、こういうことを教えてもらえるととっても嬉しい・・・と、思いながらも怖いので「は、は、は、はい~(泣)」と余裕のない返事になってしまった。それでも斜度がそれほどでもないのでなんとか上まで登れた。
DSCF0982.JPG
上からの眺め。






DSCF0981.JPG
下を見る。あまり余計なことは考えない。







下を見ていろいろ想像すると恐ろしいのであまり余計なことは考えないようにする。しかし・・・ここから下へ降りなければならない。雨でぬれてて見るからに滑りそうなこの岩場を降りなければならないのだ。
DSCF0983.JPG
「うわぁ~、ムリムリ!!でも絶対に降りねばならん。イヤ~~~~~~!!!!!!」







上りルートと下りルートは別。なぜか下りにはロープの確保がない。うひゃ~バランスを崩したら下まですってんではないか。ガイドの人に足の置き場なんかを教えてもらいながら下りていく人達を見ながらガクガクブルブルしているとガイドの人が「ちょっと待っててください。ロープ張りますから」と言ってくれた。いや~よかったよかった。ってロープで確保されたところでどのみちここを降りねばならんのじゃ。こぇ~よー。
DSCF0988.JPGそうこうしてるうちにロープが張られ僕が下る番になった。腹をくくって降りることにする。しかしまぁこの下りが登りと比にならんくらいひどいもので・・・。しばらく眺めていて「ひょっとしてこれなら前向きのまま下りれるんじゃねーの??」って思い始めたものの3歩目くらいで後ろ向きになりそこから無様な姿をさらすことに。これも原因は分かっている。3点確保がしっかりできていないことと、次の足の置き場が全然イメージできていないのでどうにもこうにも動けなくなって結果岩にしがみつくような体勢に。このへっぴり腰みたいな体勢になると不安定感が激増。もうどうしようもなくなってしまうのである。で、ガイドの人に言われる。「まず腕を伸ばして。今いるところはどうやっても落ちませんから。」
岩から体を放すと体勢は安定した。おぉ~。つーか傍から見れば「あの人なんであんなところでビビってんの??」と思われたに違いない。行ってみれば完全に足の着くところで勝手に溺れてる人みたいな感じである。ガイドの人に助けられながらなんとか下りた。ホッとしたけどこんなことではいかん。今日はこの状況をなんとかするためにやってきたのだ。
ということで再び登り始めた。ビビりながらも2回目なので登りはそれなりに登った。ただし簡単コースなので全く自慢気に言えるものではない。そして再び下る。2回目とはいえ怖いもんは怖い。ガイドの人に「どうすんの??どうすんの??」とアホみたいに聞きながら無様に降りた。でもなんとなくわかった。超基本的なことなんだけど要するに3点確保に尽きるんだよな。そのためには次はどこに足を置いてどこに手を置くかということを考えながら動かにゃならんのだ。今更当たり前すぎて笑えてくるだけどそれを考えてなかったからこのザマなわけですわ。でも今回実感できたのはちょっとした出っ張りや窪みでもしっかりとホールドや足場になるということ。でもあまり過信しすぎるのはいかんと思うのでどれくらいなら大丈夫なのかを確信できればこの恐怖感を克服できると思うんだけどなぁ。
そんな感じで2本登って午前の部は終了した。
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1977/09/23
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さらりーまん
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登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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