週末 其の８

日曜日。朝食を作るのがめんどくさい嫁は今週もCOCOSの朝食バイキングで家族の胃袋を満たす。うちを９時に出て飯食って中山のダイエーで買い物して家に帰るとすでに１３時半。おいおい日曜日もすでに後半に突入しとるやんけ。ちびの要求でTSUTAYAでウルトラマンのDVDを借り一緒に見る。その後リビングでゴロゴロしてるうちに眠ってしまい気がつくと２０時。普段なら「終わった・・・オレの休日が」となるところだけどこの日はツール最終日。発泡酒片手に今年のツールのフィナーレを見届ける。和やかなパレード走行、コンタとアンディのお遊びアタック合戦を見ながら「いや～楽しいなぁー」と今年最後のツールを堪能する。シャンゼリゼに入り逃げ集団が発生。ランスは？新城は？カヴェンディッシュは？？とレースの動向にドキドキしながら残り８キロ切ったあたり・・・ここで僕の記憶は途切れている。気がつくとコンタドールが表彰台に登っていた。「うわぁ～やっちまっただよ～」
最後の最後で痛恨の大落車をかましてしまった。発泡酒の後に空けたソルティードックが余計だった・・・。心の中をすきま風がぴゅーぴゅー吹きぬけるなか今年のツールドフランスの中継は終了。何とも言えぬ虚無感だ。
そして僕はビデオの電源を入れる。そう、僕は最後のこのレースを録画していたのだ。ホントはこんなことを想定して録画していたのではなくランスの最後を後に残すために録画していたのだが今はそんなことを言っていられない。「誰だ？最後は誰が勝ったのだ？！」
ビデオを記憶のある部分まで戻す。そして僕が見届けられなかったゴール前のスプリントをしかと見届ける。勝ったのはカヴェンディッシュ。ステージ５勝目。圧巻の強さだった。ただしマイヨベールは動かず。
しかし録画で見るゴールスプリントになぜか心は踊らない。それはたぶん「今」じゃないからだろうな。こうして僕の３連休は幕を閉じた。