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2008年12月23日
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DSC_1095.JPG美瑛の駅で富良野行きの列車を待つ。旅も8割方終わった感じがする。この感じ、去年千代ヶ丘の駅で列車待ちしてた時と同じ感じだなぁ。なにか最後に悪あがきできないものかと時刻表を眺める。僕の乗る16:01発の列車は富良野に16:38に到着する。その先滝川行きの列車は17:55発。しかしこの間に16:45発の新得行きの列車がある。そして僕はこの列車に乗り一つ隣の駅、布部に向かうことにした。この布部、ドラマ「北の国から」ファンならだれもが知っているドラマゆかり駅だ。列車に乗り7分、16:52。最後の訪問地布部駅に到着した。降り立ったのは僕一人。去りゆく列車を見送って駅舎へと向かう。駅舎内には北の国から関連の年代物の掲示物等がある。折り返しの滝川行きが到着する間、約50分を誰もいないこの駅でまったりと過ごした。
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次の列車までは約1時間半。その間これまで撮った写真のチェックなんかしていたけどとても1時間半はつぶせない。30分ほどしてから割と近くにある「クリスマスツリーの木」を目指すことにした。「割と」とはいえ歩きだと10分20分で着くような距離ではない。とりあえず着こうが着くまいが30分たったら引き返すことにして歩き始める。ずんずん進んでいくと大粒の雪が降ってきた。「クリスマスツリーの木」の標識に従い歩いてきた道から左にそれ丘に続く上り坂に差しかかる。このころになると降りすさむ行きは半端ではなく視界も危うくなってきた。首から下げてる愛機、ニコンD300にも雪は容赦なく降りつける。とりあえずボディ自体は防滴仕様になっているもののレンズの方って大丈夫なんだろうか??いくらボディは守られてたってレンズがダメなら全く意味無いんだけど・・・。レンズがおじゃんになっては泣くに泣けないのでカメラはお腹の中にしまう。しかしこの雪、激しすぎるので30分たってないけど引き返すことにした。「鍋底」の踏切には15分前に到着。今度も僕以外誰もいない。列車を待っていると踏切を渡ったところで一台の「わ」ナンバーのレンタカーが停まった。中から僕と同い年くらいの人が降りてきて「電車撮ってるんですかー?」と話しかけてきた。でまぁ「あと10分くらいで来ますよ」というと「じゃせっかくなんで僕も撮らせてもらいます」てことで合流。この人は静岡から飛行機でやってきた人さっき着いたばかりだとのこと。ホントは歩いて回る予定だったけどこの大雪で歩くのを断念。ダメモトで駅のレンタカー屋に入ったところたまたま1台返ってきたらしく運よくGETできたんだそうな。この人は別に鉄道好きというわけでなく持っているカメラもコンパクトデジカメ。僕の本音としては集中して撮影に臨みたかったけど2人きりでの無言の時間というものに耐えられない性分なので色々話しかけてしまう。そうこうしているうちに列車がやってきてしまった。「どわぁ~まだ心の準備がぁぁぁ~」と思っている間に列車は通り過ぎて行った。「・・・・・・・」。静岡の人曰く「いやー行っちゃいましたねー。あ、僕邪魔じゃなかったですか??」。「・・・・。いえ大丈夫です・・・・。」と僕。「この後次の場所まで送って行きましょうか??」とご厚意で言ってもらったけど歩きDSC_1004.JPGたかったんで丁重にお断りする。ここからは美馬牛小学校の脇を通り美馬牛駅まで歩く。雪の中、美瑛の丘の景色を堪能しながら歩いてゆく。この町は有名なスポットでなくても町全体が絵になるなぁ。ただ訪れるのは今回で5回目だけど1度も青空を拝めたことはない。夏なら雨、冬ならどんより暗い雪空だ。美馬牛小学校へと続く坂の途中で美瑛発14:16の富良野行きを眺める。美馬牛小を通り過ぎ丘を下る。美馬牛の町に入り美馬牛の駅についた。次の列車まで1時間以上ある。掲示物を眺めたり荷物の整理をしたり写真のチェックなんかをして時間を過ごす。ローカル線の旅で次の列車までのんびり過ごすこの時間が大好きだ。しかしここからは旅の終わりへと突き進むのみだ。小樽港に着いてしまえばあとは現実世界へと強制送還だ。あ~今回の旅も終りだなー。
旭川に着いた僕は遅めの朝食兼昼食をとることに。時刻は10時前。ロッテリアでハンバーガー食べたいなーと思ったけど店内は結構な混雑ぶり。60Lのでかいザックを背負った僕は入るのを躊躇してしまう。「う~む、もっとゆったり入れるところはないものか・・・」。すると斜め向かいの軽食系のお店「サンレスト」が目に入る。値段も手ごろだしここにすることにした。注文したのは「海老フライ定食」。まぁ当たり障りのないものが出てくるんだろうなと思っていたところ予想に反して結構おいしそうではないか!!そして海老フライに食らいつく。「うまぁぁぁぁーい!!」。この日初めてお腹に入れる食べ物で、しかも朝早くから行動してたからお腹はいい感じに減っていた。空腹は最高のスパイスとは言うけれど(言わないか・・・)この空腹時に食べたこの海老フライは最高にうまかった。サクサクの衣にプリプリの海老ちゃんが包まれている。ぎゅうぎゅう詰めのロッテリアに行かなくてよかったー!!と心の中で叫び大満足で店を出る。そして富良野線のホームへと向かう。この旭川駅の富良野線ホーム、他の線よりも遠く離れたところにポツンとある。この離れ具合が何とも言えず好きだったけど只今旭川駅は高架駅に生まれ変わり中。つーかいつできるのか知らないけどだいぶ前からやっててまだ終わってない。当然去年もやってて一昨年の夏に来た時にもやってた。僕的には歴史あるこの地上駅の方が好きなんだけどなぁ。そして列車はホームを離れ一路美瑛へと向かう。ここ美瑛での行動は忙しい。11:14に美瑛駅に到着後タクシーで一路三愛の丘公園に向かい写真撮影。その後鉄道写真の有名なポイントへ向かいここでも撮影。その後写真を撮りながら歩いて美瑛駅方面へと戻り最後はセブンスターの丘で夕焼けの写真を撮り美瑛駅へと戻る予定。この間6時間足らず。車なら余裕のこの予定も歩きでやろうと思うと結構きついと思う。とりあえず美瑛につき駅前に止まっているタクシーに乗り込む。早速三愛の丘公園に向かう。タクシーを待たしておいてとりあえず空荷につぼ足で飛び出す。腰ほどもある雪と格闘するもどうにもならずワカンを取りにタクシーに戻り再びチャレンジ。さすがワカン!威力はさすがだ。腰まで埋まってたのがひざ下くらいまでに軽減された。しかしここでの撮影はノープラン。とりあえず行ってみようてきなのりで事前の下調べなんかしてなかったのでさっぱり構図が決まらん。やみくもにシャッターを押し「完全」な不完全燃焼で次のポイント、通称「鍋底」へ。ここは鉄道写真では有名なポイントで雑誌とかでもよく見る風景だ。今回のこの時間帯だと12:10からの10分の間に上下線2本の列車が通る。まぁ後から来る美馬牛から美瑛に向かう列車が本命の列車なんだけどとりあえず効率よく2本分撮影できるんでいい感じだ。有名な撮影地にもかかわらずラッキーなことに現場にはだーれもいない。こりゃいいわい。とりあえず1本目の富良野行きが通過する。線路のすぐ横で撮影するため巻き上げられた雪が襲いかかってくる。そして本命の旭川行きがやってきた。夢中でシャッターを切り列車はあっという間に通り過ぎて行った。早速撮った写真をチェックする。う~ん、なんかこうイマ25b08b88.jpegイチだなぁ~。納得いかん。そこで僕は考えた。この日はバリバリの大雪。空は雪雲に覆われ太陽の出番はなさそうだ。セブンスターの丘まで行ってもイメージする写真は100%撮れない。ならば今回はこの鍋底写真に徹しようと。せっかくここまで来たんだし中途半端じゃもったいない。よし!次の列車を待つぞ。僕は1時間半後にやってくる次の列車を待つことにした。
瀬越から列車に乗り深川に向け引き返す。次の留萌で多くの人が乗り込んでくる。みなさんどうやら札幌に向かう模様・・・と何となく感じた。旭川ではなく「札幌」。遊びに行く感じの人もいるし帰省で戻っていてまた札幌に戻るような感じの人も。ま、札幌でなくて東京とか他のエリアかもしれないけどとにかくみなさん遠出の雰囲気をもっていらっしゃる。しかしこの留萌線、改めて雪の量がすごい。行きのときは暗かったしぼーっと車窓を眺めてたけどホント積もってるなぁ。列車は峠下を過ぎ峠の上りにかかる。そして他の峠越えの路線同様下りに差し掛かると奈落の先へと吸い込まれるように猛スピードで下ってゆく。「明日萌駅」こと恵比島を過ぎ真布へ。ここはもうなんというか言葉も出ない。なんと雪が深すぎて除雪されていない雪に埋もれた駅横の踏切は閉まることもなく列車は素通り。石狩沼田を過ぎると高速道路の高架がせまる・・・と思っていたけど家に帰って地図を見ると高速道路ではなく国道233号線。なんかローカル線の風景には似つかわしくない高規格の高架の道路だ。まぁ他所もんがゴチャゴチャ語る資格は無いんですがこの高架の道路が旅情に水をさす。作ってるときから非常に眼ざわりだった。(言い過ぎか・・・)秩父別、北一己と雪に埋もれた味のある駅を過ぎ深川に到着。あっという間の一時間だった。深川では予想通りほとんどの人が札幌行きのスーパーカムイに乗り込んでいった。僕を含めた残りの少数は旭川行きの下りのスーパーカムイで旭川に向かった。

1/2      深川ー瀬越ー深川ー旭川ー美瑛

北海道滞在最終日。この日も始発列車からの乗車。しかしこの日で旅も5日目。前月29日の夜行バス明けから始まり30日は岩泉線始発、31日は深夜一時過ぎからの夜行急行はまなす、年が明けて元旦は釧網線始発とそろそろ疲れもたまってきてこの日も朝寝坊。何とか間に合い5:47、増毛行きに乗車。当初3日のフェリーで帰る予定だった時はこの留萌線には13:23発に乗り「黄金岬で夕焼けを!」という予定だった。しかし1日帰るのを早めたためにこの夕焼けプランは変更を余儀なくされ早朝の訪問に変更。しかも時間的に黄金岬は8d37ad5e.jpeg厳しいため、ならば留萌の一つ先の駅瀬越で荒れ狂う日本海を見に行くことに。車内は僕を含め乗客は2名。いい感じだ。車内では脳味噌を全く使わず「ぼぉ~」と窓の外を眺めて過ごす。50分ほどで留萌到着。ここで約30分停車。線路向こうのホームには6:47発の深川雪を待つ人々が。僕の乗る増毛行きに乗ってくる人も若干あり。駅構内にはラッセル車も止まっている。この沿線は雪が多い。7:05増毛に向け発車。次の駅、瀬棚で降りる。降りるとそこにはたくさんのJRの人々が駅横の踏切を中心に懸命に除雪作業。その作業の中を通り目の前の海まで行ってみた。いや~これは期待通りの風景だ。そこには風吹a237cc24.jpegきまくり白波立ちまくりの荒れ狂う日本海が。朝目覚めたときは「う~む、しんどいな・・・」と思ったけどやっぱりここまで来てよかった。帰りの列車までは1時間足らず。しばらくは海を眺めて過ごす・・・と書くとのほほんとした感じになってしまうんだけど実際は風が強くて冬の留萌の気候の厳しさの一端を肌で感じる。そして今度は海とは反対側、駅の裏側に当たる丘の方へと登ってゆく。坂を登りきってみるとそこはドラッグストアやコンビニもある住宅地。海側しか見ずに帰ってしますと「瀬越というところはなんともの寂しいところよ・・・」と思ってしまうけど実際はそんなことはない。早朝の深川でもそうだったけどここ留萌の瀬棚でも除雪車がフル稼働して除雪作業にあたっていた。北海道を始め雪の多い地域ではこの除DSC_0692.JPG雪作業にかかる費用というものもずい
ぶんと行政の財政を圧迫するそうな。北海道で除雪作業を見るにつけそのことを意識する。再び駅の方へと下っていく。坂の途中で写真を撮るのによさげなポイントを見つける。自分が乗るfd19d8a3.jpeg8:06発の列車を撮ることにする。場所は駅のホームのすぐ上。走れば撮影後に列車がホームに入ってきてからでも間に合いそうな位置。カメラを構え、あーでもないこーでもないとやってるうちに列車がやってきた。撮影後急いで坂を下り列車に乗り込む。あったかい車内で座席に座るとなんかホッとしDSC_0811.JPGた。

 

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1977/09/23
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さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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