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12月31日。5時起床。外はまだ暗いけど今日も一日が始まる。天気予報では道内は大荒れ、天候は暴風雪とか言ってたけど今のところ静かな朝だ。ローソンで食料を調達し6:06分発の網走行きに乗り込む。車内で年賀状を書いている人がいる。お忙しいことですなぁと眺めていると網棚には「IKARI」の紙袋。出たな、関西人!!ほんとどこにでも出てくるなぁ、関西人。東京をはじめとした関東人も多いけどそれに引けも取らずに関西人も多い。まぁ今じゃ僕も関西人の一人か。人口が多いエリアだというなら東海人も出て来てよさそうなものだけど北海道で東海人に出くわしたことがない。奴らはなかなか外へ出て行かないからか??
列車は網走に向け動きだす。塘路で降りる僕も目だし帽以外の完全冬山装備で暴風雪に備える。遠矢を過ぎて湿原の中に入ると列車は頻繁に「ピーッ!!」と警笛を鳴らし急ブレーキをかける。線路にシカが出てきているためだ。僕はこれを勝手に「シカピッピ」と名付けている。数えただけでも6:20分、22分、25分とホントに頻繁だ。特に25分のシカピッピの時には窓の外にも多くのシカがいた。まぁもう見慣れてるから今さらどうということはないんだけど運転席の後ろには「おぉ、すげ~!!」と興奮気味にシャッターをきりまくる青年が。その後もう一人加わって二人で「すげー!!」とやっている。まぁ初めて見た人は興奮するだろうな。ピーピー鳴らされても線路から逃げないシカ。逃げるにしてもなぜか線路上を逃げるシカ。それを見ていると「馬鹿」の「鹿」の字の部分を担当してるのもうなずける。たまにひかれて線路わきに佇んでるのもいるからね。油断してるとおめーらもひかれるぞ!!!
塘路に到着。僕以外に2人が下車した。いつものごとくコッタロ湿原を目指して歩く。途中の踏切でふと思った。「写真撮ろっかな」
これまで幾度となく朝一の列車に乗りコッタロ湿原を歩いてきた。するといつも湿原の核心部へと続く道の途中で上り列車の姿をちらっと見かけていた。よし、今日はこいつを撮影しよう。
今回で3年連続の年末のコッタロ湿原。それ以外にも散々ここには通っているので自分的にも「湿原を行けるとこまで行くんじゃい」みたいなガツガツした気持ちは無い。気の向くままにやってやろうと思った。この上り列車の塘路駅の発車時刻は7:26分。まぁそれより2、3分前に通過するんだろうな。三脚にコンデジをセットしムービーを撮り手持ちで一眼を構える。構図的にはもっと線路に寄りたいんだけど近づきすぎて警笛ならされるのも気分が悪いので(おいおい何様のつもりだ。迷惑行為してるのは自分だろっ!)ちょっと距離を置く。まぁこの辺でいいかとカメラを構える。列車が通過する。う~ん、イマイチ。まぁ、えーわい。
再び歩きはじめる。今年もかわらずあっちこっちにエゾジカ達が見てとれる。初めのころは「うぉ~シカじゃー!!エゾジカじゃー!!!」とアホみたいにシャッターを切りまくりフィルムの無駄遣いに歯止めが利かなかったけど今となってはデジイチに切り替わった上に昔ほどの興奮もないので環境にも優しく心も穏やかに湿原歩きを楽しめる。二本松橋で深呼吸。ここはコッタロの中で僕が好きな場所だ。耳を澄ますと川の流れの音がが心まで洗ってくれる。カラスの「かぁ~かぁ~」という声が多少耳ざわりだが・・・。
今日は天気がいい。天気予報の「暴風雪」は完全に外れだ。つーかこれから荒れるのか??二本松橋を過ぎ少し歩いたところから釧路川に降りる。川下向けて歩いていると対岸で数等のシカが群れでお食事タイム。300のレンズに2倍のテレコンをつけ35mm換算で焦点距離が1.5倍相当になるFXフォーマットのD300を望遠鏡代わりにのぞきこむ。単純に「900mmだぜ!!」とか思うけどFXフォーマットだからって1.5倍になってるのか疑問に思う。撮れる写真はそれ相当の画角かもしれんがぶっちゃけたところフルサイズをただトリミングしてるようなもんだ。望遠鏡として使うのならば600mmのレンズ覗いてる感じなんだろうな。
ひとしきりシカも撮影してそろそろ駅に戻ることにする。来た道を戻り国道に出て駅へと続く脇道へとそれる。犬を散歩してるおばちゃんと出会い挨拶をして少し話をする。「今年は雪が少ないですね~」っていうと「今年はホントに少ない」って言っていた。「天気が荒れるって言ったけどいい天気ですね」って言ったら「明日はホントに荒れるらしくて標茶の初日の出イベントは早々に中止が決まった」って言ってた。明日の今頃は宗谷岬だ。大丈夫か?オレ。
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