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2008年12月23日
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ビビりながら車をホテルの入り口につける。ドアマンがドアを開けてくれる。いやー恐縮です。嫁とチビがチェックインのため降りて行った。僕は地下の駐車場へ向かいながら「あいつはなんちゅうホテルを予約しとるのだ。こんな金の使い方をしとるからすぐ金がない金がないと言うようになるのだ」とプリプリしながら車を停めた。エレベーターで地下から1階のフロントに上がると何とも清涼感のある爽やかなアロマの香り。これはまさしくリゾートホテルの香りだ。4000円くらいの激安ホテルでは決して嗅ぐ事は出来ない。ちなみに4000円くらいの激安DSCF5335.JPGホテルでは寝台列車や2日目に突入した2等船室の匂いがする。
部屋に到着し窓から外を眺める。うむむ~、間違いなくリゾートだ。去年行ったグアム以来のリゾートだ。嫁も僕も旅が好きとはいえそのスタイルはまったく異なる。そもそも宿に対する考え方からして一生理解しあえないほどかけ離れている。嫁の場合ホテルとはまったり過ごすところと考えているようだ。ホテルの中でゆったり過ごしやれスパだエステだのに勤しみその後美味しい食事を食べる。ホテルとはそんなところだと考えているようだ。一方の僕は宿とはただ単に寝るところだとしか考えていない。だから1泊何万円もするホテルになんか泊まりたいなんてさらさら思わない。僕は16歳から一人旅に出るようになった。当然お金は持っていない。そこでまず削るのが宿泊費。そのために駅や港でも寝たし野宿もした。時間ももったいないから夜行列車や夜行バスも頻繁に使う。一晩安心して過ごせてしかもその間移動もできるんだからこれほど合理的な宿泊費はないと思っている。まさに夜行LOVEだ!!ちなみに北海道や九州への旅でフリーキップなんて手にしたときには夜行列車を使い倒した。2週間くらい旅に出て布団で寝るのは2,3日程度なもの。それ以外はほぼ夜行。(旅の行程でどうしようもない時なんかはやむなく野宿という日もあり・・・)
たとえば九州なら博多ー西鹿児島間の「ドリームつばめ」、博多ー南宮崎間の「ドリームにちりん」、北海道なら札幌を中心に稚内行き夜行急行利尻、網走行き「オホーツク」、釧路行き「おおぞら」(最後の辺は「まりも」に改名)あたりが22:00~23:00くらいにかけて続々と出発していた。これらの都市を各々乗りとおして宿代を浮かす事もあればこれらの列車が上下で行き違う駅(オホーツクなら遠軽、おおぞらなら新得)で乗り継いで夜出発して翌朝再び戻ってくるようなこともしょっちゅうやっていた。だからホテルでまったり過ごすという概念がそもそもなく若いころはベタな観光地を巡り、金のかかるホテルに泊まり、やれスパだエステだのとさらに金を使うバブリーな旅行(こういうのを「旅」とは呼びたくないと本気で思ってた)なんてものはまったく認めていなかった。そんなとんがった青春時代を過ごしたもののどんどんおっさんに近づくにつれて「まぁ人それぞれのスタイルでやっていけばいいじゃん」とだいぶ頭も柔らかくなってきた。(まぁ人の否定はしないけどオレはオレのスタイルで行くぜって事は今でも変わってないです。) ちなみに先ほどあげた夜行列車で現在も残っているのは「ドリームにちりん」のみ。あとはすべて廃止されてしまった。今後もどんどん夜行列車はなくなっていくと思う。最終的にはトワイライトエクスプレスとカシオペア以外は絶滅していくだろうと思っている。
話を戻す。最初は「こんなところ予約しやがって~!!」と否定的だった僕も部屋に入ると何だかんだで「こういうのも年に1度くらいはありよのぅ」という気分になってきた。どうせここで一日過ごすならへんな意地を張らずに楽しんだほうが得だ。僕はチビを連れてプールへ行くことにした。
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としぷー
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性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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