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2008年12月23日
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激闘の名古屋ー京都ツーリングから一夜明け、野宿の朝を迎えた。体にキレはなくお尻も痛い。正直もう帰りたかったがH川君が「安倍晴明の墓に行きたい」といいだした。当時はまだ陰陽師ブームはきておらず「あべのせいめい」と聞いたところで何のこっちゃさっぱり分からず「阿倍野生命とかいうどっかの保険会社」くらいにしか思わなかった。地元民に場所を聞きながらその安倍晴明の墓に行き(どんなんだったかまったく覚えていない)さて次はどうするかと考えた。正直自転車で名古屋に考えるなんてことは考えるだけでうんざりだった。かといって電車の中に自転車を持ち込むわけにもいかん。とりあえず京都駅に向かって走っていると宅配便の看板が目に飛び込んできた。「よし、送ってしまおう!!」 それは二条駅前にある不動産屋の前にあった。その不動産屋に入り名古屋から自転車でやってきた旨を話すとその不動産屋のおっちゃんはたいそう面白がってくれ「まぁ座りなさい」とお茶を出してくれた。「どこの学校?」と聞かれ絶対知らんだろうなと思いながらも「名城大学です!!」と答えると「おぉ~知ってるよ、『めいだい』でしょ」などと言ってきた。一般的に「めいだい」といえば「明治大学」のことだけど名古屋で「めいだい」といえば「名古屋大学」のことを指す。なので僕らみたいな弱小大が「めいだい」を名乗るなんて恐れ多いしそもそもうちの大学に略称なんてもんはない。「めいじょー」は「めいじょー」なのである。僕らは「おっちゃん、ホントは知らねぇだろ」と心の中で突っ込みながらもお茶を出してくれただけでなく送料の値引き交渉、さらにはシャワーまで使わせてくれるなどこの世に「いい人検定」なるものがあれば間違いなく有段者になれるであろうほどの「いい人」ぶりに感動し、そのへんのとこは流しておいた。このおっちゃんの親切心あふれるもてなしに心も体もリセット出来た僕らはここで自転車を手放し意気揚々と電車に乗って名古屋に帰った。あれから10年以上たったけど今でもいい思い出である。ちなみに翌年僕はこの区間をMTBで一人で走った。とはいえ京都に向かう事が目的ではなくこのときは京都のはるか先、広島の実家まで自転車で帰ったのである。3人で行った時には湖岸道路に迷い込んだこともあり17時間以上の時間を要したけどこの時は吹田に住んでた弟の家まで15時間ほどでたどり着いた。サイコンが示した数字は223キロ。しかも背中に10キロの荷物を背負っての事なのでまずまずの数字だったと思う。

話はハンパなく逸れまくったけど、あれから13年たって見た「湖岸道路」の文字にこんなことを思い出した。
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HN:
としぷー
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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