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2週間ぶりのブログです。つーかもう2月も中旬だし春一番も吹き荒れたしいいかげん今日で年末北海道終わらせます。
前日春国岱を訪れた僕は厚床から列車に乗り釧路まで戻ってきました。この日のお宿は最近すごいペースで全国に増殖中のビジネスホテル「スーパーホテル」。実は出発前、元旦の宿を釧路でとるか塘路のYHにするか迷っていました。結局春国岱で夕陽を撮ろうと思うと時間的な問題もあって釧路に泊まることにしました。で、その日宿泊した「スーパーホテル」、値段も安く清潔で温泉も付いていて朝食も無料ということで非常に満足でした。
さて1月2日の朝、無料の朝食をたらふくいただき釧路発9時5分の「快速しれとこ」で塘路に向け出発。塘路からはコッタロ湿原に向け徒歩で向かいました。天候は一時的には晴れ間が見えるものの全般的に曇り。夕日は期待できなかったので少々早めに塘路駅にもどり列車までの2時間余りを撮った写真を見たりぼーっとしたりして過ごしました。17時56分、釧路に向け出発。その後釧路発19時30分の新得行きを乗りとおし23時30分、新得到着。新得では駅前旅館の「新得旅館」に宿泊。夜遅い到着ながらも非常に丁寧な対応をして頂き激しく感謝。翌朝早いのでそっこー風呂に入り就寝と相成りました。
1月3日、北海道滞在最終日。この日は美瑛を歩いて回りました。天候は曇り時々雪。5時51分の始発で出発しました。美瑛駅からまずはマイルドセブンの丘を目指しました。足元はアイゼン等付けなくてもしっかり歩けました。マイルドセブンの丘、ケンとメリーの木とまわりラストはセブンスターの木を目指します。北瑛小学校の横の道から向かおうとしたところなんと冬期通行止めで道が除雪されていない!!ここで念のため持ってきていたワカンの登場。つぼ足ではズボズボ埋まる未除雪の道もなんのその、ワカン装着の一人ラッセルでセブンスターの木を目指しずんずん進んでいきました。観光協会が出してるイラストっぽい地図では結構距離があるのかと思っていたところちょこっと歩いただけで目指すセブンスターの木が見えました。左手の丘には親子の木が見えました。僕が進んだ道っつーのがどうやらその辺で一番高い丘らしく右も左もよく見降ろせました。そんな感じでセブンスターの木に無事到着。その後もと来た道を戻るのがめんどくさくなった僕は美瑛駅には戻らず今来た道を突き進み美瑛駅より2つ旭川寄りの千代ヶ岡駅を目指しました。持ってる地図がイラスト風なんで正確な距離ってのがイマイチわからん状態ながらも歩き続け無事千代ヶ岡駅に到着。そこから先は旭川に出て各駅停車を乗り継ぎ舞鶴へのフェリーの出発地、小樽へ向かいました。小樽駅到着後お約束の運河で撮影しその後タクシーで港へ。これまで敦賀ー苫小牧東間のフェリーは利用したことはありましたが今回の小樽ー舞鶴は初めての利用。小樽港は苫小牧の方とは違って町から近くて非常にアクセスが楽。そして乗り場に着いたとき「あー今回も終わったなぁ・・・」と感慨にふけりフェリーへと乗り込みました。翌日は一日フェリーの中でのんびり過ごそうと思ったものの船酔いにやられ一日グロッキー。これまで船酔いすることなんてなかったのにここ最近で船酔いするようになっちまいました。年のせいかな・・・??こんな感じで年末の北海道一人旅
は幕を閉じたのでありました。
2008年大みそか、この日はオール鈍行で根室を目指します。「はまなす」から札幌駅に降り立った僕は早速トイレで歯を磨きその後駅前のサンクスへ食料の調達。今回は経費削減のため食費は大幅カットの旅です。駅弁は帯広での豚丼のみと決めております。6時58分、滝川行き普通列車で滝川を目指します。窓の外は雪。年末に北海道に来ることは何度もあったけどなんだか今日は雪が多いような気がする。さて車内での僕はというと4人掛けのボックス席で足を伸ばしてのびのびモード。がらあき電車での自由な一人旅を満喫しておりました。僕の席の前には大学生っぽい5人組がにぎやかに談笑しておりました。「いやー楽しそうだなぁ」と彼らの話に耳を傾けてるとどうやら滝川で乗り換えて釧路まで行くもよう。「今日一日の旅の友ですな」と勝手に旅の友にする。今日は乗り換えが2回だけ。列車からぼーっと外を眺め寝たい時に寝て読みたい時に本を読むというスローな一人旅の醍醐味ともいえる至福の時を過ごすのだ。滝川までは岩見沢近辺で少し太陽が出たほかはひたすら雪だった。8時39分、定刻に滝川到着。乗り換えまで1時間ほどあるけど今までの経験上入線と同時に乗り込まないと席の確保が困難。入線時間を確認して駅前を散歩。いつもなら待合室のとこにあるうどん屋でうどんを食べてるところですが今回は我慢。駅前の元西友の周りをぶらぶらしてると皆さん雪かきをしていらっしゃる。除雪車も3台ほど稼働してました。さて釧路行の入線時間が近づいてきたので駅へと戻る。さっきの学生5人組も改札前で待ち構えてる。そして入線。予想通り1両編成の座席はあっという間に席があっという間にふさがる。しかし僕は順当に席ゲット。発車時間をわくわくしながら待つ。滝川発釧路行きのこの列車、利用するのは今回で3回目。初めてこの列車に乗ったのは今から15年前、まだ僕が高校生の頃。その年の春に初めての一人旅を決行し(18キップを使っての九州一周の旅。前述の京都―小倉ムーンライト立ちっぱなしの時)一人旅の魅力にはまった僕はその年の夏には18キップで北海道に行くことを決意したのでした。その時利用したこの列車のことは今でもよく覚えてます。ず~っと山、原野、酪農地を走っていて帯広近くでやっと普通の家々が見えてきたときになんだか安心したこと。その後、原野みたいなところばかりの景色からいきなり僕の目に飛び込んできた音別付近の太平洋に心の底から驚いたこと。真夏だったのに釧路の街は肌寒くてびっくりしたことなど。特に自分的には音別付近でいきなり目の前に開けた太平洋の景色ははっきりと目に焼き付いています。前夜の夜行快速では寝ずにずっと窓の外を見ていたこと、ずっと続く原野の景色、そして帯広で食べた豚丼でお腹が満腹だったこと・・・等などいろんな状況が重なってうつらうつらしてた僕はこの原野の景色がず~っと釧路まで続くんだろうなと思っていた。どの辺を走っているのかも全然気にしてなくてずっと内陸部を走ってるもんだと思ってた寝ぼけ眼に飛び込んできた海はほんとに意表を突かれたし、なんだか寂寥感あふれる北の海は僕の心にドドーンと突き刺さった。北海道にはまったのもこの列車に乗って、見て、そして感じた北海道の景色が大きく影響してるんだと思う。
22時42分、急行「はまなす」は札幌に向け出発。通路やデッキには席にありつけなかった人たちがあふれておりました。函館で降りる人もいるのだろうけどほとんどの人が札幌まで行くんだろうなぁ。いやー修行だな、これは。僕もその昔、初めてひとり旅に出た16才の春休みにムーンライト九州のデッキで京都から小倉までほぼ立ちっぱなしという地獄のような経験をしたことがある。当時の夜行快速は現在と違い全車指定席ではなく(ムーンライトえちごだけは全席指定。ちなみにムーンライトながらはまだ大垣夜行と呼ばれていて全席自由。ん?グリーン席はあったかな??ま、細かいことは置いといて18キップのシーズンともなると始発の品川駅では座席確保のために長~い行列ができたもんだ)広島の田舎もんだった僕は「あんな深夜に走る電車なんてガラガラに違いない!!そうに違いない!!」と信じて疑わず発車ギリギリまで京都の街をうろうろしておりました。発車間際にホームに向かった僕は通勤ラッシュのような列車を見て愕然。列車には立ってる人が通路に入りきらずデッキにまでもあふれておりました。なんとかデッキには潜り込めたものの完全なるおしくらまんじゅう状態。途中岡山あたりで「荷物を一か所に集めて空いたスペースに15分交替で座ろう!!」と言う人が現れてみんなで「そうしようそうしよう」となったものの如何せん人が多すぎてなかなか順番が回ってこない。で、2回くらい座ってわずかに寝たものの小倉に着いた頃はヘロヘロ。途中で耐えきれなくなって厚狭で降りた人も何人かいた。そんな経験もしてたもんで立ってる人のしんどさってもんがヒシヒシと伝わって参りました。しかし無事座席を確保した僕はお構いなしにそっこー爆睡モード。函館までの間で寝ぼけまなこに記憶があるのは蟹田の運転停車、青函トンネルのいちばん深いとこ(トンネルのライトが緑に変わるとこ)くらいで後は気持ちよく寝ておりました。AM1時、函館到着。ここで青森からの電気機関車からDD51にバトンタッチ。いつもなら機関車交換を見に外へ出るところ「今日は眠い。寝よ・・・」ということで車内でまどろんでいたもののふと外を見ると結構な数の人たちが機関車方向へ歩いていらっしゃる。それを見ると「うむむっ、オレも行かねば!!」と変な焦りを感じカメラ持参で結局お外へ。ひとしきり撮影すると心は安らぎ再び夢の中へ。進行方向を変えた列車は札幌めざし函館を出発。途中長万部に停車したことなど全く気付かず東室蘭、苫小牧、南千歳と停車駅ごとに目は覚めるものの頭は完全におやすみ状態。札幌に到着するまでホントに気持ちよく眠ることができました。そして定刻のAM6時7分、終点札幌に到着。2008年最後の朝を札幌駅で迎えるとこととなりました。 続く!!
話になったこの列車を今一度シャッターに納めておきたかったのであります。ちなみにこれまで僕はニコンのフィルム1眼レフカメラ「U」を愛用しておりました。超入門者用の1眼レフですがこいつとは8年寄り添いいろんな所に行きました。デジカメ全盛の昨今においても「へっ、デジカメなんて所詮電化製品よ。カメラはやっぱり銀塩に限る!!」と本気で思ってたのですが年々縮小されるフィルム売り場、勢力をますます増大させるデジカメ売り場を見るにつけ「デジイチってどんなんやろ??」と気になっていたのも確か。コンパクトデジカメは持っていて便利さは実感しておりました。そして昨年10月、D300を購入しました。ホントを言うとDXフォーマットではなくフルサイズのD700が欲しかったのですがさすがに25万を超えるカメラに嫁のOKは出ずD300を購入と相成りました。そして今回の旅は我がD300の本格的なデビュー旅なのです。これまでは近場での練習撮影ばかりでしたが今回こいつを野に放つ時がやってきたのです!!青森駅でのはまなすも思い残すなく撮影することができました。 と、こんな感じで青森までやってきました。そしていよいよ北海道へ。続きはまた今度!!
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