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2008年12月23日
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2009年1月1日 元旦。天気は曇り。ゆっくり寝れたものの夜中に強風と窓をたたく雨音を聞いた。今日は春国岱で一日を過ごす。メインは写真撮影で夕陽をとるのが最大の目的。ホントは朝日から夕陽までず~っと春国岱で過ごしたかったけどバス便が正月ダイヤで根室―厚床間の路線バスが全便休便休便とのこと。結構あるんですよね、この全便休便。この正月全便休便のおかげで鶴居村から釧路の新富士駅まで歩いたこともあります。
根室―厚床のバスは休便ながら根室―厚床―中標津空港を結ぶ空港連絡バスは動いているのでこれを利用する。駅前ターミナルを7時15分発の1便に乗り込み春国岱の最寄りのバス停、東梅を目指す。車内は僕一人。がらがらバスの鉄則、運転手さんの後ろに陣取る。東梅までは13分とわずかな時間ながら運転手さんとしゃべる。今年は暖かくて雪かきしなくていいから楽でいいとおっしゃっておりました。釧路とか根室とかって雪が少ないイメージなんですけどやっぱ雪かきとかしてるんですねぇ。東梅に到着後春国岱を目指し歩く。春国岱は今回3回目。前回来たときは夏。そして初めて来たときは元旦。その時は大した予備知識なしで訪問。森の中をさまよい海側に向かって歩いていた時あるものが目に飛び込んできました。「うおおぉー!!なんじゃありゃー!!」。前方には上部が雪で真っ白な巨大な大陸が!!(オーバーに聞こえるかもしれないですがその時はホントにそんなふうに思った) そう、その時目に飛び込んできた大陸とはあの国後島。それ以前にも尾岱沼に来たことがあって国後島を拝むチャンスはあったのですが持ち前の悪天ぶりで拝むことはかないませんでした。ちなみにこのときは学校が夏休みの時期で尾岱沼への路線バスは1日1便か2便。(かれこれ10年前の話なんで記憶がおぼろげ) 行きは羅臼から地元の人に尾岱沼の民宿まで車で乗せて行ってもらい翌日は観光船で野付湾をクルーズ。アザラシを見たり念願だったトドワラ訪問を果たし、その後はバスがないため尾岱沼から標津のバスターミナルまで歩き。本来なら右手に国後島を眺めながらの贅沢な徒歩旅になってたはずが悪天野郎の本分で空はどんよりどよどよ。国後の姿も形も見えず歩くのも嫌になってしまい「もうヒッチハイクしちゃおっかなー」とか思いながらの結構しんどかった徒歩旅となりました。でも途中ライダーさんと北海道特有のあいさつ(すれ違いざまに手を挙げるもの。北海道のライダー・チャリダー・徒歩さんなら一度は経験あるはず)に勇気づけられ無事標津まで歩きぬくことができました。
えらく話がそれてしまった。で、この日は国後の姿なんて全く期待できないほどの超曇天。つーか空が黒い・・・。空を眺めながら「やばいなぁ」と思う間もなく無情の雨が・・・。ここでも雨男ぶりを発揮してしまいました。元旦の朝からしかもこんな天気の悪い日に春国岱へ来る人なんているんだろうかと思いながら春国岱へと続く橋を渡っていると後ろかDSC_2667.JPGら車が2台追い越して行った。
八王子ナンバーと札幌ナンバーの2台だ。「あーよかった。俺以外にもいたわ。」と内心ちょっと安心して春国岱へと突入。木道を春国岱の核心へと歩いていこうとするとさっき追い抜いて行った人たちが早くもこっちに向かって帰ってきていらっしゃる。「そりゃそうだろな。寒いし・・・」と思いながらすれ違いざまに軽く挨拶。それからは完全な一人旅。天候は雨が降ったりやんだりの繰り返し。構想では今回の旅で本格的なデビューとなDSC_2741.JPGった僕の相棒ニコンD300で青い空のもと、春国岱の寂寥感あふれる景色を国後島を絡めながら撮る予定でしたがその日は全く話にならん天候でした。まぁ天気だけは何ともできんのでさっそく撮影開始。デジカメなんで色温度をいじったりしてこれまでの銀塩ではフィルター使ったりしないとできないことDSC_2620.JPGが簡単にできる。とってすぐ確認できるから改めてデジカメの便利さ加減を実感する。ところが小雨の中で撮影していてふと思った。我がD300,防塵・防滴処理がされているもののレンズは大丈夫なんだろうか??カメラは雨から守られてもレンズが守られてなけりゃ意味がないではないかと・・・。
また話はそれるが僕はこれまでコンパクトデジカメ(以後コンデジ)を1台お釈迦に、その後買ったデジカメも瀕死の状態にしてしまったことがある。いずれも原因は雨。もう時効だから嫁にばれるのを覚悟で書かしてもらうとお釈迦にしてしまった経緯はこうだ。山に行けども行けども雨・雨・雨の僕はデカくて重い一眼レフを持っていってもロクな写真が撮れない。(まぁ晴れてたにしてもろくな写真が撮れないのですDSC_2718.JPGが・・・)
けど旅の記録としての写真や一応頂上に立ったてことの証拠としての写真は撮りたいと思い嫁の持ってたコンデジを借りるようになりました。ポケットに入るし動画も撮れるし何よりも予想以上にきれいに撮れる。それまではデジカメに批判的な思いを持っていましたが写ればいい的記録写真ならこれで十分だと思うようになりました。そして今から2年前、CASIO EXILIMをポケットに忍ばせ僕の中での地獄登山ワースト3に入っている九州の祖母山へ向かったのであります。天気は当然雨。ゴアテックスのジャケットを着て雨ザーザー降りの中登山を決行し夕方ヘロヘロになって下山してまいりました。帰DSC_2725.JPGりの車の中で撮った写真を見ようと思いポケットの中のデジカメを手にしたところ「ん・・・??」。デジカメはびしょ濡れでありました。いくらゴアでも長時間雨に打たれてると縫い目とかから雨が浸みてくるんです。いくらシームテープでジッパーとか縫い目を処理してたって100%ではない。(と思う。)
ビビりながらスイッチをオンにしてもなーんの反応もない。正直顔が青ざめました。「嫁に殺される・・・」。これはもう知らん存ぜぬで押し切るしかない!!そうだそれしかない!!と激しく思いこみ次に中身のSDカードも確認。しっかりとびしょ濡れでありました・・・。そして僕は隣で運転している大学時代の後輩で山登りの相方K藤に「おめーのデジカメ貸せ!!」と鬼の一言。嫌がるK藤から無理やりデジカメを奪い取りびしょ濡れのSDをスロットイン。するとあら不思議、何の影響もなく中身の映像が確認できました。SDって結構荒っぽいことしても大丈夫なんだな~って学びました。そしてその4ヶ月後、学習能力のないアホな僕は再び過ちを繰り返してしまいます。7月下旬、北アルプス室堂から立山(雄山)を経由して薬師岳を縦走していた時のこと。天気はやはり雨。その2か月前に買ったパナソニックのLUMIX(通称きみまろズーム)をポケットに忍ばせて室堂を出発しました。一応前回の失敗を繰り返してはならんとジップロック(袋のタイプ)に入れていたのですが何回かポケットから出し入れしているうちにジップロックに入れずにポケットに入れてしまいました。そのうち雨足は強くなり写真なんか撮ってる場合ではなくなり気づいたのは五色が原の小屋に着いたとき。ホントはテン場でテント泊の予定だったのですがなんとテン場は雪の下。それ以前に雨土砂降りで「助けてくれー」って感じで小屋に吸い込まれていきました。予約なしの飛び込みでしたがびしょ濡れの僕ら(このときは弟と一緒に登ってました)を見た小屋の御主人は「荷物はそこに置いといていいからまずお風呂に入りなさい」とホントに涙が出そうなくらいのありがたいお言葉をおっしゃいました。てゆーか小屋泊まりの予定ではなかったので五色が原の小屋にお風呂があるなんてことは全く知らず、また山小屋で風呂に入れるなんて思ってもなかったので心の底から山小屋のありがたさってのを感じました。そして風呂に入り息を吹き返した僕は荷物を整理しつつ乾燥室にジャケットを入れたときに「そうそう、ポケットからデジカメ出さなきゃね~」とデジカメに手をかけたところ「あ・・・・・・」。顔がハニワ顔になってしまいました。電源は入るものの液晶が完全にいってしまい買ったばっかりでぶち壊した&同じミスを繰り返したという精神的ダメージは相当なもんでした。(後日修理に出したら2万くらいで直り悪夢の買い替えだけは避けることができました)ちなみに縦走のほうは翌日も雨で小屋で停滞を決意。予備日なんて設定してなかったため縦走は日程的に不可能となり泣く泣く来た道を室堂へと戻って行きました。
話を戻すとそんな経験をしてるもんでなるべく濡らさず、かつ濡れてもすぐにふき取るということを徹底しておりました。そんなこんなで気づけば4時間が過ぎておりました。予定ではあと6時間以上ここに滞在するつもりでした。しかしこの天気であと6時間はいくらなんでもきつすぎる。だいたいこんな天気じゃ夕日なんかでやしねぇ・・・。というわけで予定を切り上げ14時53分の便で厚床に向かうことにしました。それにしたって待ち時間はあと3時間余り1a07e5a9.jpeg。とりあえずネイチャーセンターまで戻り(ちなみにネイチャーセンターは正月は休み)玄関前のベンチで弁当を食べ小鳥の小道を一周したもののまだあと1時間。時間をもてあまし過ぎてバス停へと向かう。バス停でバスを待ってるとなんと太陽がちょろっと顔を出し始めた。
チキショー帰り際に出てきやがって~と思いながらも気持ちが完全に切れちゃってていまさら春国岱まで戻る気にもなれず出るかどうかわからん夕陽を待つ気にもなれず定刻ににやってきたバスに乗り込んでいきました。乗客はまたしても一人。そして厚床方面に走りだすと天気は急速に回復!「なんじゃこりゃー!!」とどこにもぶつけようのない怒りとやるせなさ。厚床駅に着いた時にはきれいな夕ada0711e.jpeg焼けとなっていました。ちなみにこの日一番きれいに撮れたのは厚床駅からみた夕日。はるばる川西から春国岱まで来たのにベストの写真は厚床駅からの景色という悲しい結果となってしまいました。    明後日から2月
だけどまだまだ続く!!!
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1977/09/23
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さらりーまん
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登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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