鈴鹿エンデューロ 其の３

受付に向かう。受付に向かうまでも人の多さに感心する。「さすが鈴鹿だなぁ。」　名古屋に７年住んでたから鈴鹿のサーキットに行こうと思えばいくらでも行けたんだけど実際に来るのは今回が初めて。ここでF1とかやってんだなぁとか思いながら歩いていると受付まちの行列が見えてきた。「うむむ～やっぱりか・・・」　　時刻は６時前。あと３０分で試走が始まる。せめて１周はやっときたい。２０分ほど待たされて無事受付も終わった。さぁ試走に行くぞ！！！と気持ちは焦るものの僕は前日からお腹の調子が悪かった。「う、う〇こ行きてぇ・・・」　　今朝土山のSAできちんと出してきたはずなんだけどこの日の僕のお腹はそんな話のわかるやつではなかった。実は受付待ちの時点でも相当迫ってきてたんだけど「ここで抜けたらまた並び直しじゃ。つーか先よりも行列が長くなっとるやんけ・・・」という状況だったんでレースで戦う前に腹の中のう〇こと戦っていた。こんなことなら正露丸持ってくりゃよかった。受付の時に袋に入った記念品をもらったけど中身を確認する時間的猶予は全くなくトイレ目指して一直線。しかしトイレは大行列。ここのトイレはピット毎に等間隔にあって数だけは多い。しかし中身は小・大用が１つづつと非常に貧弱だった。２軒目もいっぱいで３軒隣のトイレに向かうもここも大行列。朝の生理現象解消タイムということもありどこもかしこも深刻な状況だ。「ちきしょ～どいつもこいつもう〇こばっかしやがって。これじゃ山小屋の朝のトイレと同じじゃねーか！！！」　　ここは腹を決め３軒目のトイレで耐えがたきを耐える。右が大の人、左が小の人という行列が誰言われるでもなく出来上がる。受付同様ここでもしばし待たされる。そしてやっとこさ僕の番がやってきた。「ふぅ～助かった」　　　レースが始まる前に一仕事終えたような達成感に満たされた。