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2008年12月23日
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リュックを列車に置き忘れ動揺しながらもどうするべきか考える。とりあえず104で十日町駅の番号を聞きそっこー電話。車内での通話はマナー違反だけど緊急事態だ。勘弁してくれい。ケータイの電池の容量が少ない。これも不安要素だ。電話に出た駅員氏に色々説明する。置いているのは一番先頭のボックス席の網棚。青色のリュックサックで中身は・・・なんて説明していると「どわぁ~!!!」  なんと前方にトンネルが大きな口をあけて待ちかまえているではないか!!なす術もなくトンネルに突入。そして通話終了。トンネルから出て再び電話をかける。電池の残量と次いつトンネルが現れるかという不安の中でリュックの場所と特徴を伝える。もし見つかったら直江津の駅で受け取りたいという希望を伝えるも「それはできません。運転士に連絡して直江津に着いたら確認させます。そのあと一度十日町の駅に戻すことになります。今どこですか?こちらには来られませんか?」と聞かれる。今は飯山線の列車の中で12:37分に再び十日町に戻る旨を伝えて電話を切る。しかし確認するのは直江津についてからか・・・。もし途中の駅で悪い人間がそのまま持って降りたらおしまいではないか。何もできない僕に今できることは全ての新潟の人が善良で親切な人であることを祈ることだけだ。
リュックのことが気になって景色を見ることに集中できない。ほんとに大事なものは手元にあるサブバックに入っている。D300に交換レンズ、CFはこちらにある。あとはお出かけ時の3種の神器である財布、ケータイ、家のカギも無事だ。しかし電池の切れたコンデジと山用のジャケットはリュックの中だ。
集中できないながらもせっかく乗ったんで車窓を見る。期待に反して雪は少ない。何川かわからないけど大きな川沿いを走る。何の不安もなければ「いいねぇ。きれいだねぇ。」と思えるだろうけどリュックが無くなるかもしれんという不安にかられてるのでそんな気持ちの余裕はない。同じ景色を見ても精神状態次第でまったく感DSC_2925.JPGじかたが異なる。気持ちの安定というのは本当に大事だ。森宮野原に到着。「もうどーでもいいわい」と半分やけっぱちになってここですれ違う予定の対向列車待つ。数分後トンネルから対向列車が顔を出した。到着した十日町行きに乗り込み再び十日町に戻る。やや開き直ったので行きよりも多少は冷静に景色を見ることができた。そうしていると電話が震えた。十日町の駅からだった。即座に出るとなんとリュックが見つかって十日町に戻ってきてるらしい。  うきょー!!ラッキー。つーかもう戻ってるということは運転士さんが途中で確認してくれたんだな。ありがとう、運転士さん。リュックの中身を聞かれる。何か特徴的なものを答えてくれと言われる。即座に「ゆうづるとかはくつるとかのトレインマークが入ってます!!」と答える。 駅員氏は「間違いないですね。ではお待ちしてます」と言って電話を切った。このトレインマークのレプリカは青森駅で買ったものだ。わかりやすいもの入れといて良かった良かった。十日町に到着して無事自分のリュックとご対面。飯山線の風景はほとんど楽しめなかったけどリュックが戻ってホントに良かった。ただこんなポカをかますとは旅人失格だな。
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HN:
としぷー
年齢:
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性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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