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2008年12月23日
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飯の準備をする。みんな外に出ているので僕も出る。
うわぁ~!昨日はガスで真っ白だったけど今日はきれいに晴れ渡っている。まだ辺りは真っ暗だけど穂高方面は槍までくっきりとシルエットが浮かび上がっている。空を見上げると満点の星空。山に来たなぁとしみじみ感じる。飯を食い準備をして五時半に出発。昇りつつある太陽を見ながらの出発だ。テン場を抜けまずは笠新道との分岐を目指す。しかし今日は快晴だ。後ろを振り替えると昨日はガスの中に埋もれていた笠ヶ岳がどっしりとした山様で鎮座している。昨日は全然だったけど今日は晴れてよかった。笠新道を右にわけ双六方面へと進む。とりあえず抜戸岳に登り弓折岳を目指し進んでいく。
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槍から奥穂まで稜線がきれいに浮かび上がる。






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テン場から槍・穂






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テン場から槍・穂 其の2






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振り返れば笠ヶ岳






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はい、サヨナラ






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乗鞍&御岳





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昨日は見れなかった笠まで続く稜線






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抜戸岳山頂から笠ヶ岳







途中で弓折岳方面から来た人に「笠新道を下ろうと思うんだけど下れますかね」と聞かれる。つーか笠新道は普通に下れるけど、下れるか下れないかなんてことをこんなとこで聞いてちゃダメでしょ。ちゃんと計画してこなきゃ・・・などと登る直前にルートを変更した僕が言える立場ではないので「普通に下れます。クリヤ谷を下るよりそっちの方が断然安全です」と答えておいた。さらに進んだ大ノマ岳のピークでは水晶、鷲羽と歩いてきた人と会話する。この人、今日は双六から歩いてきたというけど見るからに健脚そう。この人、これから笠に登りその後クリヤ谷のルートで下山するという。時刻は8時50分(天気が良すぎて写真ばっか撮りながら歩くので全然前に進んでない)。この時間に大ノマ岳にいてそのルートで今日中に下山できるんだろうか??まぁ年は僕よりも若いし経験も豊富そうだから大丈夫か。しかし一応言っとこうと思って「クリヤ谷は渡渉もあるから小屋に状況を確認した方がいいよ。状況によっては渡れないらしいから。」というと「へぇ~、そうなんですか。貴重な情報ありがとうございます。」との返事が。つーかクリヤ谷だよ。もうちょっと調べてから来た方がいいんじゃないかと思うんだけど・・・。そして「笠の山頂まで1時間くらいで行けますかね??」ときた。いや~いくら健脚でも1時間では無理だろ。こっから山頂までコースタイムでざっくり2時間40~50分ほどかかる。しかも「抜戸岳にも寄る」とか言ってるし。「とりあえず2時間くらいは見といたほうがいいんじゃない?」とアドバイスしておいた。
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ケルン越しに北ア北部の峰々。眼下には秩父平。




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笠までズドーンと見渡せる




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秩父平。奥には槍。




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秩父岩を見上げる





しかしまぁ僕の方は写真ばっかりとってて全然ペースが上がらない。まだ弓折岳にもついていないのに9時を回ってしまった。出発からすでに3時間半。コースタイム通り歩いてもそろそろ鏡平の小屋に到着しようかという時間だ。このままでは下山が14時を回りそうだ。常に槍・穂の絶景を眺めつつなので仕方ないと思いながらも、そこまでコースタイムをオーバーするようなペースではないような気もする・・・。まぁいいか。こんなに天気のいい日に稜線歩きができるなんて雨男的にはそうそうない。今日は時間はかかってものんびり歩こう。
大ノマ岳からはいったん大きく下り大ノマ乗越からは弓折岳に向け再び登り返す。弓折岳には9時40分に到着。出発からすでに4時間以上が経過している。コースタイムで3時間15分、真面目に歩いていれば2時間半ほどで到着してるはずなんだが今日はもういい。思うように写真を撮って景色を眺めて歩くのだ。
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大ノマ岳から振り返る。そこにはこれまで歩いてきた稜線が。笠がどんどん遠くなる。




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今日は一日、槍を見ながらの山上散歩




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弓折岳山頂





弓折岳に登った後は再び下り、下りきったところが弓折乗越。ここは双六と鏡平との分岐点。山の中のジャンクションである。各方面から多くの人が集まってくる。「さすが連休中だなぁ~」と思うんだが一般人だと明日から仕事なんだよな。今このときに笠方面や双六方面へ向かう人、明日もお休みですか~。うらやましい限りだ。ここで双六方面からやってきた人と会話する。これから笠に向かうそうだ。僕が新笠道から登ってきた話をすると「へぇ~、あそこきついんでしょ?」みたいなことを言われた。これまですれ違った人も同じように言ってたけどそこまで言うほどきつい登りだとは思わないんだけどなぁ。
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山の中のジャンクション




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槍から大キレットまでズドーン!!!





ここからは標高を下げていく。ここが下界への入り口みたいなものでここからここから何キロもかけて新穂高温泉まで下りていくのだ。
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しつこいくらいに槍!!




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紅葉越しに槍!!





眼下には鏡平山荘が見えている。そこに向けて徐々に標高を下げ鏡平山荘には10時25分に到着。池のほとりに立ついい感じの山荘だ。ここで小休憩をして次の目的地はわさび平小屋だ。
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鏡平から槍!!





ここからは多少は写真を撮りつつも真面目に歩く。だらだらとした下りが続くんだが後ろからずいぶんと抜かされた。自分的にも登りより下りが苦手というのはわかってるんだけどそれにしても抜かされる。当然僕自身も抜かしたりはするんだけどそれは年寄軍団ばかりで同世代を追い抜かすことは全くなかった。
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秩父沢




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稜線がどんどん遠ざかる




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稜線から小さく見えてた橋。とうとうここまで下りてきた。




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林道にを歩く。クマが出てきそう。しかしこの先は気持ちの良いブナ林。




P1000752.JPGわさび平小屋には12時55分に到着。鏡平小屋から2時間20分。それなりに頑張ったつもりだけどコースタイムよりも20分早いだけ。今回はテントも持ってないから荷物も軽いだけどさすがにこれはなぁ。ちょっと凹んだ。
そこから休むことなく新穂高温泉まで林道を一気に下る・・・つーかほぼ平地なので一気に歩く。ゲートまでは55分。ほぼコースタイム通りだ。ということで無事下山。出発が5時半で林道のゲート到着が13時50分。ここまでの所要時間は8時間20分か。
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あ~下りてきちゃったな。朝から歩いてきた峰々ははるか彼方に。





P1000767.JPGスタート地点までの時間を測ればいいんだろうけど駐車場に戻る前に風呂に入る。今回のお風呂は新穂高温泉ニューホタカ。入浴料は500円と非常にリーズナブルな温泉だ。その昔は登山口にアルペンの湯というタダで入れる温泉があったんだけどいつの頃だかなくなってしまった。まぁそれはさておきニューホタカ、昭和のにおいがプンプン立ち込める非常にレトロな温泉であった。ひとっぷろ浴び、身も心もさっぱりして駐車場まで戻った。
 
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1977/09/23
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登山 自転車 旅 鉄道
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登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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