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2008年12月23日
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宝塚ゴルフ場のコーナーを曲がり団地を横目に登りが始まる。以前とは違い今回は斜度の表示されるサイコン「アドベンチャー」を搭載している。なのでこれまではただつらかった上りも多少は楽しみがある。かといって苦しいことには違いないんだが・・・。ここから始まる登りは六甲への序章みたいなもんだが四捨五入すると10%になる斜度で続いていく。ここの登りは2段階になってて後半で斜度がグイッとあがる。僕的には10%を越えると非常に厳しい。ここでも微妙に10%を超えた。しかしこんなとこでギアを使い果たすわけにはいかんので2,3枚残してトルクをかけながら登る。フロントはもちろん(自慢にもならんが)インナーだ。高ケイデンスで駈け上ることはこの段階ですでに無理。情けないことである。宝塚西高の先で一旦下り登り返してまた下る。これで山頂までの下りは終了。あとはすべて登りだ。このあたりですでに斜度は10%前後で移行する。パラパラ降ってた雨がパラパラパラ程度になる。「なんとかもってくれ~」と祈りながらえっちらおっちら登る。盤滝口からは普通に10%越えが断続的に続く。登り始めの5%6%の登りが懐かしい。しかし今回はヒルクライム最強の助っ人R-SYSで挑んでいる。こないだの鈴鹿で惨敗だった上に本職のヒルクライムでも惨敗ならばR-SYS様に申し訳が立たん。右手から西宮北道路が合流してきて道が広くなる。斜度は12%くらいまで上げってる。この斜度にしてもサイコンの仕組みから考えると鵜呑みにするわけにはいかんのだが10%をきるところなんかではなんか軽く感じる。10%がもはやデフォルトだ。西宮北道路の右に分け六甲山方面に進路を取る。ここからが六甲ヒルクライムの核心部分だ。いきなり目の前に激坂が現れる。「うわぁ~ついにキター」
あんまりいろんなことを考えるとロクなことはないのでただただ無心で目の前の激坂に立ち向かう。とりつきまは「こんなん無理やろ」と思いながらもいざ登り始めるとなんとかなるもんだ。斜度は15%を表示したりもするけど下ハンを握りぐいぐい踏み込む。くるくる回すのではぐいぐい踏み込む。いかにも重そうな走りだ。カヴェンデッシュみたいな登り方だけどそれでもなんとか登れてる。つづら折りを繰り返しながら次々現れる今登ってる登りから1段グイッと角度がそそり立つように見える激坂と向き合う。サイコンに表示される斜度はマックスで18%まで上昇した。この斜度の計算方法というのが進んだ距離と標高差で計算されるので7キロとか8キロといった極端にちんたら登ってると時たまおかしな斜度をたたき出す。サイコンが標高を広い損ねるとその分帳尻を合わせるために遅れて一気に標高を上げるので瞬間的にこんな18%みたいな数字が出るんじゃないかと思う。かといって決して楽な登りではない。14,5%は確実にいってると思う。ただこのサイコンがおかしな斜度をたたき出すのは大きい方の数字ではなく小さい方の数字の場合が圧倒的多い。具体的に言うと結構な登りを登ってる時も時折5%とか6%とかの数値をたたき出す。まぁすぐに妥当な数値に戻るんだけどたぶん標高を拾い損ねてる時にこんな数値が出るんだと思う。空は雨模様で気温は低いけど汗をかき始める。つーかこんな所を夏場に登る奴の気がしれん。2年前の9月も押して歩いたほうが早いようなスピードで路面にボタボタ汗を落としながら登ったもんだ。冬の手前、12月手前のこの季節でちょうどいいくらいだと思いながら登っていく。
「宝殿まで、、、、宝殿まで行けば後は楽になる」と思いながら登り続ける。ついに2年前、心が折れて足を着いた地点を通過する。とりあえず2年前の自分には勝った。まぁ条件は今の方が圧倒的に有利だが・・・。そして宝殿インターまで100Mの標識が現れる。「よーし行けるぜ!!」この辺まで来るとガスが立ち込め始めなんだかだいぶ暗くなってきた。まだ15時半だが山の日ぐれは早い。宝殿インターを通過する。ここの時点で「今日は勝ったな」と確信する。まぁ勝ったといっても「足を着かずに登りきる」という傍から見ればとってもひくハードルだけど僕的には目標達成で非常に満足だ。霧の立ち込める中全縦大会の東六甲縦走路の分岐までやってきた。この時間でもぱらぱらと最後の難関へと突入していく人たちがいる。5時スタートとして約10時間40分。この時間にここにいる人たちは早い方だと思う。ちなみにこないだの僕の10時間40分後の位置というのは極楽茶屋と一軒茶屋の間の区間。みんながアスファルトを歩いてとこを忠実に全縦コースをたどっていたのがだいたいこの時間。GPSもってるとこういうブログなんかしてる時には非常に役に立つ。自分で勝手に且つ正確に記録してくれるんだから便利なもんだ。
登り区間を登り切り、道行く全縦参加者にハイカー気分で「こんちわ~」なんて言いながら一軒茶屋に到着。P1000188.JPG時刻は15時46分。所要時間は1時間6分。周りが何と言おうと満足だ。2年前よりも30分近く短縮できた。霧が立ち込める中、全縦の人たちと話をする。僕が話をしたおっちゃんは通常は5時には宝塚まで下ってるらしい。すげぇ。「今日は不調ですわ」なんて言ってるけど体型や格好からしてまんざら嘘ではないようだ。
10分弱停滞して下りにかかる。気温は8℃。一気に体が冷える。ウィンドブレーカーを着て、リアのライトも点灯させる。全縦の人たちを追い抜かしながら満足感に浸りながら下っていく。ブレーキを話すとあっという間に速度は40キロを超える。つづら折りの非常にテクニカルなコースなので常に下ハンでブレーキをかけながら下る。路面も濡れてるし調子こいてとばすとあっという間に車にはねられて死んでしまいそうだ。さらに鬱陶しいのが下りのスピードを落とさせるためのあれ。うまく説明できないけど車で走ってると「ドンドンドンドン」って音がするあれだ。車ならたいして衝撃はこないけどこれを自転車で通るとなると想像をはるかに超える衝撃に襲われる。マジで鬱陶しいわ。これを避けて隅っこを走ろうにもそこには白線が引かれている。雨の日の白線・・・考えただけで恐ろしい。ブレーキをかけながらでも下るときはあっという間だ。1時間以上かけて登っても20数分で下り終えてしまう。下が濡れて無ければもっと早く下ってしまう。でも今日は楽しかった。しんどいけど充実感は格別だ。家からの標高差は800Mを越えていた。よし、ここで修行して来年は乗鞍に挑戦だ。
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自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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