2008年12月23日
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ゴールデンウィークがやってくる。今年は金もないし近場でのんびり過ごそうと思っていた。チビ連れて六甲山とか大峰あたりにでも行こうかなと。しかし嫁がいとこがカナダから帰ってくるから実家に帰るというので状況が変わった。まぁ僕も付いていけばいいんだろうけど嫁は「あんたはいらん!!」的発言をするので僕は自由の身となった。どう過ごそうか5連休。金はないので派手なことはできんが金をかけずに何かしたい。ロードで南紀当たりを目指して走るか残雪の涸沢あたりでテント張ってのんびり過ごすか・・・。いろいろ空想してみたけど石鎚山へ向かう事にしようと思う。この山は山を始めて1年目に登った。しかし頂上まではたどり着けなかった。今から考えるとほんとにナメた山行だったと思う。季節は3月下旬。18キップを片手に当時まだ走っていた「ムーンライト松山で」伊予西条の駅の降り立った。西日本最高峰の石鎚山は当然まだまだ雪山だ。それをわかった上での石鎚山行。この当時、自分の装備も知識もド素人に毛の生えかかった程度だった。まずは雪山の予行演習という事で相棒である大学の後輩、K藤を引き連れ2月に金剛山へと向かった。そこでのニコニコ雪山ハイキングを無事楽しむと「へっへっへっ、雪山登っちゃったぜ。これで石鎚山のシュミレーションもばっちりだ!!」と本気で思っていた。今から思うと雪山の「ゆ」の字も知らない痛い痛い野郎であった。当時の装備といえばゴアテックスのレインウェア(上のみ)、スポーツオーソリティーで買ったコールマンの布製のトレッキングシューズ(もちろんゴアなんていいものではなく普通の布製。5900円なり)、それに45Lのザック。登山用のものといえばこれだけで残りのものは普段使いの綿のTシャツに綿のズボン。濡れたらどうなるかなんて全然考えていなかった。つーかそんな認識は全く持っていなかったので「ふっ、完璧だぜ」と信じて疑わなかった。ちなみにピッケルなんてなんに使うものかも知らず「これこそ雪山クライマーのマストアイテムだ」と鼻高々に謳っていたものが6本爪アイゼン。これで雪の石鎚を攻めようというのだから普通の岳人からは「死にに行くんか??」と言われてもしょーがない知識と装備だ。ちなみにヘッドライト、非常食、ツェルトなど今なら持ってないとドキドキしてしまうような必需品も「なんでそんなもんがいるの??日帰りなのに」と本気で答えてしまうほどのご機嫌な野郎であった。そんな山をナメきった素人二人(この時も同伴者は後輩K藤)でも頂上直下三の鎖の巻道までは行けた。途中巻道の存在も知らないままつま先に爪のない6爪アイゼンで半分氷におおわれた二の鎖をしがみ付きながら登り(これはほんとに怖かった。3点確保の意味もいらないど素人は力いっぱい鎖にしがみ付きながらシッコを半分ちびりながら登って行った)あと少しで山頂というところまで行った。しかし二の鎖にビビりあがった僕はこの巻道(とはいっても雪におおわれたただの雪の急斜面にしか見えなかった)をよじ登る勇気はなくなっていた。完全に牙を抜かれた状態で「もう早く下界に降りた~い!!」と心のそこから思っていた。(ちなみにK藤は果敢にアタックしていた)
そこで下山を決意。敗北感に打ちひしがれながらもこれ以上怖い思いをしなくて済むという安心感にも包まれていた。(ちなみに下山時は二の鎖は絶対通りたくなかったので巻道を通った)
そんなほろ苦い思い出のある石鎚山を雪のないこの時期に登ってリベンジしたいと思う。そのあとしまなみ海道を渡り東広島の西条にいる高校時代の友達と飲み、実家にも戻り、日本海をバックに山陰線の写真でも撮って帰ろうかと思う。何だかんだで金使う事になりそうだなぁ。
そこで下山を決意。敗北感に打ちひしがれながらもこれ以上怖い思いをしなくて済むという安心感にも包まれていた。(ちなみに下山時は二の鎖は絶対通りたくなかったので巻道を通った)
そんなほろ苦い思い出のある石鎚山を雪のないこの時期に登ってリベンジしたいと思う。そのあとしまなみ海道を渡り東広島の西条にいる高校時代の友達と飲み、実家にも戻り、日本海をバックに山陰線の写真でも撮って帰ろうかと思う。何だかんだで金使う事になりそうだなぁ。
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プロフィール
HN:
としぷー
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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