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2008年12月23日
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午前3時過ぎ。周りがざわざわうるさい。みんな早起きだ。その中でひと際うるさいおっさんがいた。仲間の女の人に「もうちょっと小さい声で話さないと」と窘められても「山じゃこの時間から行動するのは常識なんだ」と偉そうな事を言っている。たしかにこの時間から行動するの珍しい事じゃない。しかしその際大声で話をするのはマナー違反だ。大体このおっさん前の日から偉そうにうんちく垂れてるんだけどいまいちピントがずれてんだよね。本かなんかで読んだのをそのまま受け売りしてるっていうか。とにかくこの時間から動き出してどこまで行くP1030214.JPGのか知らないけどいずれどこかで良識ある岳人にピシャリとやられるだろう。
5時。周りも続々と準備を始めているころやっとこさテントからはい出る。後ろを振り返ると富士山が見える。手前に見えるのは北岳か??飯を食いテントを撤収し準備完了したのが7時。相変わらずのちんたらぶりだ。それでもこの3日間で一番早い出発だ。まずは昨日ヘロヘロで登る気もしなかった蝶ヶ岳山頂で記念写真。そして徳沢目指して一気に進む。手始めに団体さんを追い抜きさらに先へと突き進む。しかし道を間違え藪へと迷い込んでしまった。戻るのもめんどくさいし少しの間我慢すれば正しい道へと復帰できそうな感じだったので藪こぎしながら進んでいると「びりっ!!」 なんとCWXが枝に引っかかり破れてしまった。「うぉ~えらいこっちゃ!!!」 こんなの買い直すほどのゆとりなんぞ無いぞ!!! 大いにテンションが下がり戦意喪失。正しい道まで戻ることにした。大体こんな人気のあるコースで藪こぎなんてあるわけないっつーの。藪に突入した時点で戻るべきであった。間違えたとこまで戻り再び正規のルートを進む。先ほど追い抜いた団体さんを再び追い抜く。「でへへへ~。道、間違えちゃいました」と格好悪さ全開で道を譲ってもらう。ガイドさん苦笑い。
タイムロスはあったものの長堀山を30分かからずに通過。その後も先行者をガンガン追い抜きながら突き進む。しかしその後の急坂(下り)でスピードダウン。結局徳沢には9時17分に到着。地図上のコースタイムと大して変わらんではないか。
徳沢まで来ると「とうとう終わったなぁ~」という感じがする。ただし登山者でごった返すにぎやかな徳沢なのでしみじみとした感情はわいてこない。逆に「終わった~」という開放感に包まれる。とりあえず自分にお疲れさんということで僕だけ生ビールで祝杯。K藤は沢渡からの運転があるのでNGだ。いや~これはうまい!!体に染み入るねP1030239.JPG。初日の合戦尾根のスイカ、最終日の徳沢の生ビール。最高だった。ツールドフランス最終日のパレード走行のように晴れ晴れした気持ちで上高地を目指す。ここから先は槍・穂に向かう登山者、上高地からの観光客が続々とこちらに向かって歩いてくる。最初はすれ違う人すべてに「こんにちは~」を繰り返すがそのうち「登山者のみ」、その後「でかいザックの人だけ」みたいな感じになってくる。いつものことだ。もちろん相手からあいさつされた時にはこちらも返す。100回以上繰り返した「こんにちは~」のあいさつ合戦のなかで一人だけ「お帰り~」と返してくれた人がいた。グッときた。
風呂に入るべくアルペンホテルに向かう。卜伝の湯という線もあったけど一刻も早く風呂に入りたかったため今回もアルペンホテルへ。11時過ぎに到着。風呂は12時からなのでトワサンクで山賊弁当を買いホテル横のテラスで食べる。山から下りると脂っこいもんが食べたくて仕方がない。お腹も満たされお風呂でさっぱりしもうアルプスに思い残すことは何もない。スッキリとした気持ちで上高地からバスに乗り込んだ。 
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としぷー
年齢:
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性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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