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2008年12月23日
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f8f24093.jpegAM8:40、常念小屋のテン場に向け出発。この時間から常念方面に出発する人はこのときはだーれもいなかった。表銀座を大天井方面へと進む。左手の景色は完全にガス。右手の景色もガスにかすみイマイチさえない。時々ガスが切れることもあるけど・・・。この表銀座縦走コース、まっ平らの雲上散歩コースかと思いきや地味にアップダウンを繰り返す。しかもずっと槍穂を見ながらのコースかと思っていたら蛙岩、為右衛門吊岩、切通岩といった〇〇岩を通過する際は岩の左側に回り込むので展望が遮られる。燕山荘から切通岩まで歩く間に何人かの人とすれ違った。ベテランっぽいおじさんや小学生くらいの子供を二人連れたお父さんなど。僕は勝手にみんな常念や大天井方面からやってきてると思い込んでいた。すれ違いざまに「常念からですか?」と話しかけると「西岳から」という返事が返ってきた。そうだ、ここは槍ヶ岳へと続く表銀座だ。どっちかというと常念や大天井よりも槍方面からの人が多いんだと思う。さて、大天井方面へと向かう僕らは途中で1人のおばちゃんに抜かれ、2人の山ガールを追い越した。このおばちゃん、なかなかの健脚で僕らはこのおばちゃんに道を譲ったのだが、その後あっという間に引き離された。こっちもペースを上げて追いかけたけどずーっと先まで見渡せる尾根道でもこのおばちゃんの姿は見えなかった。あのおばちゃん、魔女か天狗に違いない。
大天井に向けてくてく歩く。途中からペースを上げて歩いていた・・・気がするだけで実際にはずるずるとコースタイムから遅れをとっていた。予定としては休憩込みで地図上のコースタイムで歩く予定だったのになかなかタイムが縮まらない。しかも出発時間が遅かったため周りにはほとんど人がいない。しかも天気が悪いのでなんだか気持ち的に焦ってきた。大下りを通過したところで予定よりも30分遅れていた。しかもガスがわき上がり風も出てきた。なんだか気持ちが重くなってきた。地図によるとそろそろ喜作レリーフが見えてくる頃なんだが・・・と思っていると喜作さん登場。結構ながれ場の殺伐としたところに喜作さんのレリーフはあDSCF5789.JPGった。そして槍ヶ岳との分かれ道を大天井方面へと進路をとる。大天井小屋への登りへととりかかる。途中すれ違った還暦過ぎくらいのご夫婦とあいさつを交わす。夫婦で山に来ている人を見かけると羨ましいなぁと思う。うちは絶対無理だ。夫婦で同じ趣味を持ってたら人生は10倍楽しいものになるだろう。大天荘へは40分遅れで到着した。ここで考えた。もし大天井往復を削れば遅れを20分回復できる。さてどうするか??結局小屋にザックをデポして大天井をピストンした。2922Mの頂上からの景色はなかなか良かった。もしガスがきれいに晴れてたら思わず「やっほ~!!」を絶叫していただろう。その後昼飯休憩をしっかりとり大天井出発は12時半。小屋に到着したときに休憩していた人たちの姿はすでになく再び孤独な二人旅が始まった。ちなみに途中で僕らを追い越したおばちゃんは小屋のテーブルでまったりしてた。今日はここで泊まるようだ。たぶんこの日の朝早く中房から登ってきて今日はここで泊まるのだと思われる。早発ち早着。このおばちゃん、模範的な登山者だ。
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プロフィール
HN:
としぷー
年齢:
47
性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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