2008年12月23日
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レストハウスで刈田岳のバッチを買いその刈田岳へと向かう。
刈田岳到着。山の人よりも観光客の方が多い。
お次はお釜だ。真っ白で何も見えないんだけど一瞬ガスが薄れてエメラルドグリーンの水面が姿を現す。ちゃちゃっと撮影しないとすぐにガスがかかる。
真っ白のガスの中からお釜が姿を現す。
観光客大喜び
ガスりながらもお釜も見れたしさぁ出発だ。
熊野岳に向かう道はだだっ広くてどこが正規の道なのかよくわからん。辺りはガスで視界はない。なんか電柱みたいな木の棒が延々と続いている。なんだこれ?これ沿いに歩けばいいってことか?火山特有の草木のない荒涼とした景観である。濃いガスがかかり、なんだか死後の世界を歩いているようである。
なんかあの世っぽいな・・・行ったことないけど。
熊野岳への道はレストハウス周辺と比べると一気にひと気がなくなる。この景観だけに薄気味悪い。正直なんにも見えんので(写真だと実際目で見るよりもクリアに見える)この電柱みたいなのがないと、ほんとにルートがあってるのかどうかがさっぱりわからん。当初蔵王には三月に来る予定だったけどもし雪でこの棒が埋まっていて、しかも今日みたいな天気だったらかなり厳しいだろう。
と、ここで朗報が。GPSがなんとか使えるようになった。勝手に画面が切り替わるがそれでもなんとか使える。ただしいつまたおかしくなるのか大いに不安である。なんとか動いてくれるうちにロープウェイの駅までたどり着かなければ。途中寄ってたかって双眼鏡片手に何かを見ているパーティーを発見。「何?熊?」
「何かいるんですか?」と聞くと「鳥です。鳥を見てるんですよ。」とのお返事が。「よかった~。熊かと思った。」と言うと「まぁ熊もいますけどね。」とかおっしゃる。やっぱいるのかよ…。
再び熊野岳を目指す。だーれもひとがいないので死後の世界を一人旅である。そして雨が降り始めた。この三日間、すべてこんな調子である。雨は降ったりやんだりを繰り返す。ますます視界が悪くなるのでとにかくルートからそれないようにGPSとにらめっこしながら進む。途中分岐が現れた。避難小屋を経由して登るルートとそれをパスするルートである。僕はパスする方に進むが辺り一面真っ白なので時々「ホントに大丈夫?」と不安になる。すると一瞬霧が切れて避難小屋が見えた。よかった。あってるわ。
そして熊野岳に到着。これまた人っこ一人いない山頂である。と同時に強烈な雨が降ってきた。とにかく予定していた百名山3座のピークは踏んだけど今回はホントにこんなのばっかりだ。
熊野神社
地蔵山方面に向かう。しかし「ん?こりゃ登山道じゃねーな。」というところを歩いていたのでGPSを確認するとやはり少しずれている。引き返すと「お~これだこれだ」と登山道を発見するも道標を見ると中丸山・坊平に下山するルートである。こりゃいかんと地蔵山方面の道を探すも見当たらない。つーかガスが濃すぎて全然わからん。地図を出すも強雨に加え強風も吹き荒れているので落ち着いて見れない。「バサバサバサッ!!」と地図が風に持っていかれそうになる。GPSを見るも「これ道か?」みたいなところにルートが延びている。数メートルの誤差はあるので周辺に間違いなく道はあるんだが情けないことに見つけられない。「一度戻ろう」と再び山頂に戻り風雨にさらされながら考える。そして「避難小屋経由でいこう」
写真じゃ結構周りが見えるけど実際は真っ白でさっぱり方向感覚がつかめん。
地図を見れば小屋を経由するルートもある。相変わらず辺りは真っ白だが小屋へ向かうルートはわりかししっかりしている。僕が作ったGPSのルートからは外れるが仕方がない。
山頂を後にする
ほどなくしてガスの中に避難小屋が現れ左に地蔵山へのルートがあった。道標を確認し地蔵山へと歩を進める。
このガス、もうどうしよーもねーな
とりあえず蔵王温泉へ向かっていきゃいいんだな
ガスに包まれていても一度コースにはまるとあとはすいすい行けた。再び電柱みたいな棒が僕を導いてくれる。
地蔵山へと分岐へ到着。地蔵山へ登らなくてもロープウェイの駅までは行けるが蔵王に来てここを外すわけにもいかん。
よっこらへと登り始めると前からトレランの二人組がかけ降りてきた。そしてあっという間にガスの中へと消えていく。すごいな、あの人たち。どうやったって真似できんわ。
地蔵山へ。晴れてりゃ綺麗なんだろうな。
ほどなく地蔵山へ到着。「ふへぇ~、やっとここまで来たか。」
ここまで来ればあとは駅を目指して下るだけである。しかし刈田岳から熊野岳を経てロープウェイの駅に至るこのルート、はっきり言ってハイキングコースである。コースタイムも二時間t足らず。しかしこうも天候が悪いとその二時間が実に長い。ひと気のないガスの中を歩かされて精神的にも疲れたわい。計画段階では「三日目はすぐ終わるな。あとは麓の温泉で半日過ごすか。」なんて余裕をかましていたがやっぱり山をなめてはいかん。晴れてりゃにこにこハイキングでも悪天候なら見せる表情が一変する。いや~改めて勉強になった。
そんなことをしみじみ考えながら最後の下りをくだった。
刈田岳到着。山の人よりも観光客の方が多い。
お次はお釜だ。真っ白で何も見えないんだけど一瞬ガスが薄れてエメラルドグリーンの水面が姿を現す。ちゃちゃっと撮影しないとすぐにガスがかかる。
真っ白のガスの中からお釜が姿を現す。
観光客大喜び
ガスりながらもお釜も見れたしさぁ出発だ。
熊野岳に向かう道はだだっ広くてどこが正規の道なのかよくわからん。辺りはガスで視界はない。なんか電柱みたいな木の棒が延々と続いている。なんだこれ?これ沿いに歩けばいいってことか?火山特有の草木のない荒涼とした景観である。濃いガスがかかり、なんだか死後の世界を歩いているようである。
なんかあの世っぽいな・・・行ったことないけど。
熊野岳への道はレストハウス周辺と比べると一気にひと気がなくなる。この景観だけに薄気味悪い。正直なんにも見えんので(写真だと実際目で見るよりもクリアに見える)この電柱みたいなのがないと、ほんとにルートがあってるのかどうかがさっぱりわからん。当初蔵王には三月に来る予定だったけどもし雪でこの棒が埋まっていて、しかも今日みたいな天気だったらかなり厳しいだろう。
と、ここで朗報が。GPSがなんとか使えるようになった。勝手に画面が切り替わるがそれでもなんとか使える。ただしいつまたおかしくなるのか大いに不安である。なんとか動いてくれるうちにロープウェイの駅までたどり着かなければ。途中寄ってたかって双眼鏡片手に何かを見ているパーティーを発見。「何?熊?」
「何かいるんですか?」と聞くと「鳥です。鳥を見てるんですよ。」とのお返事が。「よかった~。熊かと思った。」と言うと「まぁ熊もいますけどね。」とかおっしゃる。やっぱいるのかよ…。
再び熊野岳を目指す。だーれもひとがいないので死後の世界を一人旅である。そして雨が降り始めた。この三日間、すべてこんな調子である。雨は降ったりやんだりを繰り返す。ますます視界が悪くなるのでとにかくルートからそれないようにGPSとにらめっこしながら進む。途中分岐が現れた。避難小屋を経由して登るルートとそれをパスするルートである。僕はパスする方に進むが辺り一面真っ白なので時々「ホントに大丈夫?」と不安になる。すると一瞬霧が切れて避難小屋が見えた。よかった。あってるわ。
そして熊野岳に到着。これまた人っこ一人いない山頂である。と同時に強烈な雨が降ってきた。とにかく予定していた百名山3座のピークは踏んだけど今回はホントにこんなのばっかりだ。
熊野神社
地蔵山方面に向かう。しかし「ん?こりゃ登山道じゃねーな。」というところを歩いていたのでGPSを確認するとやはり少しずれている。引き返すと「お~これだこれだ」と登山道を発見するも道標を見ると中丸山・坊平に下山するルートである。こりゃいかんと地蔵山方面の道を探すも見当たらない。つーかガスが濃すぎて全然わからん。地図を出すも強雨に加え強風も吹き荒れているので落ち着いて見れない。「バサバサバサッ!!」と地図が風に持っていかれそうになる。GPSを見るも「これ道か?」みたいなところにルートが延びている。数メートルの誤差はあるので周辺に間違いなく道はあるんだが情けないことに見つけられない。「一度戻ろう」と再び山頂に戻り風雨にさらされながら考える。そして「避難小屋経由でいこう」
写真じゃ結構周りが見えるけど実際は真っ白でさっぱり方向感覚がつかめん。
地図を見れば小屋を経由するルートもある。相変わらず辺りは真っ白だが小屋へ向かうルートはわりかししっかりしている。僕が作ったGPSのルートからは外れるが仕方がない。
山頂を後にする
ほどなくしてガスの中に避難小屋が現れ左に地蔵山へのルートがあった。道標を確認し地蔵山へと歩を進める。
このガス、もうどうしよーもねーな
とりあえず蔵王温泉へ向かっていきゃいいんだな
ガスに包まれていても一度コースにはまるとあとはすいすい行けた。再び電柱みたいな棒が僕を導いてくれる。
地蔵山へと分岐へ到着。地蔵山へ登らなくてもロープウェイの駅までは行けるが蔵王に来てここを外すわけにもいかん。
よっこらへと登り始めると前からトレランの二人組がかけ降りてきた。そしてあっという間にガスの中へと消えていく。すごいな、あの人たち。どうやったって真似できんわ。
地蔵山へ。晴れてりゃ綺麗なんだろうな。
ほどなく地蔵山へ到着。「ふへぇ~、やっとここまで来たか。」
ここまで来ればあとは駅を目指して下るだけである。しかし刈田岳から熊野岳を経てロープウェイの駅に至るこのルート、はっきり言ってハイキングコースである。コースタイムも二時間t足らず。しかしこうも天候が悪いとその二時間が実に長い。ひと気のないガスの中を歩かされて精神的にも疲れたわい。計画段階では「三日目はすぐ終わるな。あとは麓の温泉で半日過ごすか。」なんて余裕をかましていたがやっぱり山をなめてはいかん。晴れてりゃにこにこハイキングでも悪天候なら見せる表情が一変する。いや~改めて勉強になった。
そんなことをしみじみ考えながら最後の下りをくだった。
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HN:
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性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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