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2008年12月23日
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17f517aa.jpeg目の前の川を前にしばし思考が停止する。そして手元のGPSを見るとルートはこの先の川へと続いている。そしてやっと理解する。「これ、登山道か・・・」
今朝磐梯山の小屋のお兄さんが言ってたこと、さっきすれ違った人が言ってたことの意味がわかった。そういうことか・・・。
水深は浅いので問題ない。ただし余裕で靴の中に水が入る・・・。こりゃ確かに長靴の方がいいかもしれん。左右に背の高い草の生える川みたいになったところが終わると、今度は段差の大きな樹林の登りになる。




DSCF1684.JPGこちらは昨日の西吾妻同様軽く滝みたいになっている。そして周りはガス。繁みにガス、そして登山者皆無の登山道。いよいよ熊ちゃんが出そうなシチュエーションである。こんな大雨でも熊ちゃんは行動するのか?濡れるから嫌がるんじゃないの?と、こちら目線の都合のいい想像をする。しかし野生の熊がいちいち雨だからって穴から出てこないなんてことないわな…。このシチュエーションで熊鈴なし。こりゃ自分で声出すしかないなと段差を越えるたびに「あらよっと~!」「あよいしょ~」「ひーひーふぅ~」などととにかく何でもいいから声を出す。前から人が来たら死ぬほど恥ずかしいが今に限っては前から人に来てもらって死ぬほど恥ずかしがりたい気分である。これが百名山がらみでなければ余裕で引き返してるところだけど今はそうはいかない。怖いけど引き返したら最高に無様な気分になる。これは間違いない。木道が切れてるとこから頂上までコースタイムは40分。こういうときの40分は果てしなく長く感じる。

DSCF1687.JPGえっさほいさと登り続け樹林帯から飛び出すと目の前に山名票が現れた。
頂上である。するとここで降っていた雨がさらに強烈になった。ビックリするくらいでかい雨粒が容赦なくレインウェアを叩く。うわぁ~こりゃ尋常じゃないぞ。登ってるときに決めてたけどもう縦走はしない。一刻も早く下まで降りたい。写ってんだか写ってないんだかわからん写真を数枚とってすたこらさっさと引き返す。砂




DSCF1691.JPG礫状になってる山頂からどんどん砂が流れていく。樹林の中に逃げ込むも登山道を流れ落ちる水の量が半端ではない。たまに拳大の石ころが泥水のなかをゴロゴロ流れていく。これはひどいわ。昨日よりも全然ひどい。








DSCF1692.JPGレンズのところに雨粒がついてどうにもならん。つーか一番ひどいところでは写真どころではなくてこれはだいぶマシになったところの写真。つーかみにくいしなんかよくわからんな。









靴のなかをジュボジュボいわせながら樹林帯から脱出。湿原に流れる川のような登山道を歩き木道まで復帰あとは降り続く雨に打たれながら人っ子ひとり出会うことなく(幸い熊っ子いっぴき出会うこともなく)浄土平まで戻った。ちなみにあの木道が終わってたところは姥ヶ原というところってのを駐車場に帰った時に地図で確信した。つーかあの光景にはびっくりしたなぁ。


DSCF1694.JPGこれは帰りに撮った時のもの。つーかこれはもう川ですって・・・。

 
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1977/09/23
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さらりーまん
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自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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