[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
1/1 釧路ー塘路ー網走ー遠軽ー旭川
ついに年が明けた。2010年、また長い一年の始まりだ。この日は釧網線の始発に乗り釧路から深川まで行く。朝、寝坊してしまった。一瞬このまま寝て無料の朝食をたらふく食べて出かけようかとも思ったけど思い直して出かける用意をする。本当なら列車に乗り込む前にコンビニで弁当を調達する予定が時間がなくて自販機でバナナオーレを買うのがやっとだった。乗り込んだ列車は普通列車の網走行き。普通列車であっても通過する駅があるので各駅停車ではない。道東の始発列車に乗ると必ず聞くのが線路上のシカを追っ払うための汽笛の音。(僕は勝手に「シカピッピー」と名付けた) まぁ始発でなくても夜になれば大概聞くことが出来るんだけど。今回も塘路に着くまでの間に聞くことが出来た。塘路着。降りたのは僕一人。乗ってくる人もいなかった。今回も釧路湿原の北にあるコッタロ湿原を歩く。コッタロ湿原とは言っても釧路湿原国立公園の中にある湿原でまぁ釧路湿原の一部といってもいいような湿原なんだけど。僕はここが好きだ。何回来てもいい。去年は丸一日ここで過ごしたけど今回は塘路発9:36の列車で網走に向かうので次の列車までの時間はわずか3時間ほどしかない。この時間だと写真を撮ったりのんびり歩いたりしていると二本松橋を過ぎたあたりで戻らないといけなくなるだろうなぁと思いながら歩く。今日の天気は快晴だ。何度も来ているけどここにきて晴れなかったときは一度もない。そして今回もそこらじゅうでエゾジカの姿を見ることが出来た。20数回も北海道にきていると大概の動物とは遭遇している。エゾジカを始めキタキツネ、エゾリス、オオワシ、オジロワシ、アザラシ、ナキウサギ等など。(ヒグマも一度だけ見た。知床の海の上から) だからエゾジカが出てきてもたいして驚かないんだけど子供がもう少し大きくなったらここに連れてきてやりたい。日本にもこんな場所があるんだよと教えてやりたい。二本松を過ぎたあたりでこの日も雌阿寒岳がきれいに見える。歩いている道の先にも大きな山が見える。斜里岳かなと思うけど自信はない。そしてここで引き返す。もう少し先まで行けると思うけどもう十分だ。ゆとりを持ってのんびりと引き返す。塘路の駅に着くと例の喫茶のおじさんがいた。今日も相変わらず愛想がない。矢野直美の本によるとこのおじさん大阪出身らしい。まぁどうでもいいけど。網走行きの快速知床が入線。激混みを予想していたけど予想に反してがらがらだった。進行方向右側の席を確保する。この路線、何回か乗りとおしているけど日の明るいうちに乗りとおすのは久々だ。ちゃんと数えてないけど5回目かな。だから今回はしっかりと車窓の景色を楽しむ。川湯温泉で結構人が乗ってくる。川湯温泉を過ぎると列車は峠越えに差し掛かる。峠を越えると狩勝峠を彷彿とさせるような胸のすくような下りの快走が待っていた。緑駅を過ぎると右側に雪に覆われたでっかい山が。斜里岳だ。コッタロ湿原から見えた山はやっぱり斜里岳か?天気も良くてとても神々しく見える。後ろを見ると阿寒岳。いやー長野以外でこんな羨ましいエリアってないんじゃないかと少し大げさながら思った。列車は知床斜里を越え浜小清水へ。ここからは右手に海を見ながら進む。北浜、藻琴とメジャーな駅を通り網走へ。遠軽行きの普通列車との連絡時間はわずか5分。網走といえばかにめし。「かにめし食うぞー!!」と猛ダッシュで改札をくぐって愕然とした。駅弁屋は閉まっていたのである。ショックに打ちふさがれながらも「何か食うものを!!」ということでKIOSKにかけこみポテトチップスとミネラルウォーターを調達。ポテトチップスは普通のカルビーとかのものではなく「網走監獄ポテト」みたいな名前のもので値段も少々高めだった。味は普通だった。
08 | 2024/09 | 10 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |