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2008年12月23日
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列車は上白滝を発車し上川を目指す。次の上川までの駅間は29キロ。時間にして1時間8分。この間一つの駅もないというすごい区間である。僕的にはこの間に廃駅なったに駅がいくつかあるに違いないとの予想はしていた。さらに時刻表を眺めていて、駅のないこの区間で下りの特急オホーツクとすれ違うことに気付いた。そのすれ違う場所が信号場なのかはたまた廃駅となった旧駅なのかちょっと楽しみにしていた。真っ暗な窓の外を眺めていると駅らしきものを通過。さらに走り続けると今度は駅らしきところに停車。しかも何と古い駅舎に明かりが灯っている。進行方向右側に座っていた僕はすぐさまホームに面した左側に移動し窓越しにマジマジと観察を始める。DSC_0602.JPGその駅(?)の名は上越。なぜ名前がわかったかといえばその名の書いた看板があったから。「駅」とは書いてあるものの時刻表には載っていないので廃駅となりその後信号場に格下げとなったものであろうと思われた。明かりがともっているのは保線の人の詰め所になっているためか??利用者が少ない区間とはいえこの豪雪地帯に列車を走らせる以上このような人たちを配置し除雪等の作業にあたらせてなければならないんだろうなぁと想像する。これは儲からんわ。  列車はここで下りのオホーツクとすれ違った。この間に2両編成のこの列車に何人の客が乗っているのか数えてみる。自分を含めて4名だった。そのうち2人は網走から一緒の親子だった。僕もいつか息子とこんな旅がしてみたいなぁと思った。さて列車は再び走り始め上川を目指す。途中で再び廃駅らしきものを通過。そして上川へと到着。久々に町に降りてきた感じ。なんだか旭川エリアに突入したような気分になる。ここでは37分停車。この旅では最後の長時間停車の駅である。この長い停車時間を利用し列車の写真を撮ったり駅舎の中をうろうろ歩きまわる。上川駅で下車するのはこれで3回目。最初に来たのは10年前の3月。ここからバスに乗り層雲峡に行った。2回目は4年前の夏。昨年大量遭難で話題となったトムラウシ山から下りてきた僕達(このときは大学の後輩と一緒)は翌朝1番のバスで旭岳を目指すためこの駅に泊まることを決意。最終列車でやってきた僕たちは駅舎の中にテントを張り一夜を明かした。ところで上白滝から上川までに見た廃駅らしきもの、家に帰って調べた結果最初に見たのは上越信号場より手前だったためおそらく旧奥白滝駅(現在は信号場)、2回目に見たのは通過時刻から考えておそらく旧天幕駅だったと思われる。いやー明るい時にもう一回来てみたいもんだ。
列車は旭川に向け走り始める。長かった石北線の旅もあと1時間余りで終わってしまう。よく考えると前日滝川を出発したわけだけど乗った距離から考えると非常に乗り換えが少ない。やろうと思えば滝川ー釧路ー網走ー旭川ー滝川と道東をくるっと一周するのに3回の乗り換えで済ますこともできる。特急を使えば話は別だけど鈍行だけを乗り継いでこれだけの距離を乗ることが出来るんだから北海道では数は少ないものの本州にはないような長距離鈍行列車がまだ残ってるんだなーと嬉しくなった。やっぱり本州みたいに会社が分断されてないから(JR西・東海・東)だなーっと思っていたら実は僕の近所にもこの程度の長距離列車は走っていた。新快速の敦賀ー播州赤穂間は距離にして270キロ余り。時間にして4時間ほど。でも魅力は感じないな~、都市と都市を結ぶ通勤路線には。そんなことを考えているうちに車内の客は増えていき旭川に到着。「終わっちゃったー」という寂しさがこみあげてくる。この日は翌日留萌線の始発に乗るため岩見沢行き普通列車に乗り換え深川まで向かった。
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1977/09/23
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さらりーまん
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自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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