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2008年12月23日
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湯ノ岱の駅に戻る。時刻は9:30。あと1時間半は上りも下りも到着する列車は1本もない。ストーブのついた暖かい待合室を貸し切り状態だ。時刻表を眺めたりぼーっとしたりゆったりとした時間の流れの中でのんびり過ごす。一人旅のこういう時間がたまらなく好きだ。
一人の時間を満喫し待合室を後にする。撮影場所へ向かうため、駅前の道道5号線を宮越方面へと移動する。駐在所を横切るときにパトトールへ向かう駐在さんに声をかけられる。首からカメラをぶら下げてる僕を見て「天の川かい?」
「あぁ、天の川を渡る鉄橋のことを言ってるんだな」ってのはすぐに分かった。僕も検討はしたけど歩いていくには少し遠い。「いえいえ、すぐそこまでです」と答えておいた。僕が向かうのはお立ち台通信(本の方)に載ってた駅から500mほどのポイントだ。道道5号線・・・広くていい道だけどこの辺りでは交通量は少ない。
「ここら辺がポイントだよな」ってところに到着。しかし本の通りの景色は見ることができない。歩道がなくなり道の両端には除雪された雪が積み上げられている。要は雪が邪魔して本と同じアングルでの写真が撮れないということだ。「うぬぬ~」
しょうがないので自己流でロケハンする。先へと進むと前方にトンネルが口を開けている。道は両サイドが雪で埋まっているため車道を歩かざるを得ない。この状況でトンネルに足を踏み入れるのは危険だ。先へは進めないので引き返すしかない。そして「ここかなぁ」というところで落ち着いた。目の前にある腰上あたりまでの雪を踏み固めて足場を作る。そしていろいろアングルを考える。以前は昼間ならオートフォーカスで撮影してたけどここ一番でヘッドライトに眩惑されると泣くに泣けないので最近はマニュアルで置きピンで撮ることにしている。
列車通過まで20分ほどあるのでいろいろ試す。この旅では軽量化のために三脚を持ってこなかった。くそ~、こりゃ失敗だったな。
DSC_7663.JPGそして列車がやってきた。「三脚がありゃ楽ちんなのによぅ」と思いながら手持ちで撮影。あっけなく列車は走り去っていく。僕以外だーれもいない撮影地。人だらけのごちゃごちゃ混み合った撮影場所よりこんなだーれもいないとこで一人列車を待ってる方が僕は好きだ。



DSC_7669.JPG写真も撮ったしひとっ風呂浴びようと湯ノ岱駅方面へと引き返す。すると湯ノ岱英方面からラッセル車が向かってきた。「おぉ~あれは!!」  あれは湯ノ岱駅に停まっていたラッセル車だ。いやー動いてるとこを見れるなんていいところに遭遇したわい。前面の羽(翼??つーか正式名がわから)を広げたり閉じたりして進んでいる。いやーいいものを見たわい。
2時間ぶりに訪れた湯ノ岱温泉はしっかりと営業していた。入浴料350円。安い!!よし、タオルも買っていざ入用じゃ!!しかしここでびっくらこいた。なんとタオルが250円もするのである。湯ノ岱温泉のロゴも何にも入っていないただのメンタオルが250円!!高い!!高いぞ!!総額600円のうちタオルの占める割合が40%強。そりゃねーよ・・・。
しかし中に入ってみてなんとなくその理由がわかった。この湯ノ岱温泉、観光客相手の温泉というよりは地元民の銭湯的な温泉だったのだ。脱衣所も古き良き昭和のにおいがムンムンする。浴室にはシャンプー、ボディーソープ的な類のものは置いていない。なるほどねぇ~。かといってこれがいかんという気はさらさらない。ここはそうなんだということを素直に受け入れる。お湯は熱めなのとぬるめなのとがある。雪深い窓の外を眺めながらぬくぬくの温泉で「ぷはぁ~」と夢心地。いいねぇ~。
体ぽかぽかでお風呂から出る。服を着替えて館内を観察。そこで知ったのがこの湯ノ岱、上ノ国町というところにあるようだ。上ノ国・・・かみのくに・・・神の国・・・。なかなかかっこいい名前の町ではないか。
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ちなみに関係ないけどタオルを買った時のおつり(入浴券は券売機で買う)に変な硬貨が混じってた。「地方自治」と書かれた寛永通宝的なデザインが入っていて裏(つーかこっちが表?)には愛知県という文字があり県庁と花(県の花か??何の花か知らんけど)がデザインされている。平成22年製のものだけど何かの記念硬貨のようだ。さすが神の国・・・いや上ノ国。おつりでも変わったものが返ってくる。そういや昔三宮のダイエーで買いもんしたらサッカーのワールドカップの記念硬貨がおつりで帰ってきた。まぁ全然どーでもいいけど。
温泉を後にする。ふと気づくと何だかうっすら湯気を立てた水が排水溝から川(天の川)に流れ込んでいる。「おぉ!!」と思い周りを見渡すと温泉からもうもうと湯気を立てながら排水溝が川へと伸びていた。おいおい、こんなのでお魚ちゃんは大丈夫なのか!?つーか源泉かけ流しならぬ源泉垂れ流しではないか。でもある意味これがあるがままの自然なのかも。ちなみにこの川ではアユやらウグイがよく釣れるらしい。
でもこの光景、街中でもあるわな。昔、塚口に住んでた時のこと。徒歩3分のところにあったつかしんの温泉、「湯の華廊」から流れ出るお湯のせいで冬場の夜つかしん周辺の排水溝からは湯気がもうもうと立ち上っていた。
それは置いといて温泉につかってすっきりほかほかの僕は江差行きの列車に乗るため湯ノ岱駅へと戻っていった。
 
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1977/09/23
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登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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