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2008年12月23日
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1月1日。今年もいつの間にか年が明けていた。5時半発の初日の出バスに間に合うべく4時前に起床。しかしチビのご機嫌がうるおしくない。「初日の出何にも面白くない」という。まぁ4歳児に初日の出と言ってもなんのこっちゃわからんだろう。眠いに加えておもしろくないとくればそりゃチビも拒否反応を示すわなぁ。
そんなチビをなんとか促して5時前にホテルを出発。ロビーには初日の出に向かうと思われる団体が集まっており程なくバスがやってきた。根室交通のバスだ。「いいなぁ。うちらも乗せてもらえんだろか」等と思いつつ根室の駅に向かう。
駅に着くとバスは到着していた。つーかこれってさっきホテルのとこで見たバスではないか??違うかもしれんがさっき見たバスのように思える。日本の東の果てとはいえこの時間ではまだ暗い。夏場だと3時過ぎくらいから空が白み始めてくるんだけど。
バスが発車するとチビは横になって寝始めた。まぁ朝早いから仕方ないか。30分ほどで納沙布岬に到着。今回で3回目の訪問だ。前回は件の日本縦断の途中。その前は大学2年の夏だ。しかし2回ともここから北方領土を望むことはできなかった。バスから降りると初日の出を望むべくたくさんの人たちが海側に向かって歩いていた。去年は最北端の宗谷岬で初日の出。今年は東の端、納沙布岬で初日の出。こりゃ来年は佐多岬で初日の出かな。
DSC_6324.JPGしかしチビは初日の出と言っても何のこっちゃわからんのでとにかく退屈の様で「雪合戦しよう」しか言ってこない。チビ相手に記念撮影をしていたけどこりゃもう限界かなと雪合戦を始めた。周りの人にぶつけてはいかんので人ごみから離れてやる。しかし日が昇り始めると一時休戦。気づけば人ではさらに増え皆さま明るくなりつつある方角を見ている。ほんとは灯台まで行きたかったけどこのチビの様子だと無理だというのを察したので灯台を望む場所からの撮影。去年は「ん?出たのかな??」みたいな微妙な感じだったけど今年は力強い初日の出を拝むことができた。DSC_6339.JPGしかしカメラの調子がおかしい。レンズの問題かもしれないけど28-300mmのうち100-200mmの間でピントが合わない。まったく合わないわけではなく遠くのピントが合わなくてシャッターが切れない。実は昨日の釧路湿原でもこの症状が出ていた。つーかこいつ故障が多すぎるだろ。10月に修理に出して11月に帰ってきてもうこれかい。勘弁してよ、マジで。
DSC_6342.JPG一通り写真を撮って「雪合戦しよう」とうるさいチビのリクエストに応えるべく再び雪合戦再開。バスの発車時間までそれほど余裕がないのでバスに近い交番の裏手で行う。雪合戦をしてる間にもパトカーがやってくる。元旦の根室の重要なイベントだけに警察の警備も厚い。まぁ実際集まる人の数も多いしね。
再びバスに乗り込む。サービスで熱いお茶とコーンスープ(缶)を頂く。いやーありがたいこった。そして定時の7:20、根室駅に向けて帰っていく。来る時には暗くて見えなかった納沙布の丘陵地帯の景色が良く見える。そして気付く。「あちゃー、北方領土見るの忘れてたな。」  まぁいいや。国後は見たことあるから。そう思いながら根室の駅へと戻っていった。
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チェックインして荷物を置き食料の調達に出かける。ロビーの横に食事ができるところがあって(上階には立派なレストランもある)そこに「海鮮鍋¥980」とある。根室で海鮮鍋。しかも¥980。これには非常に心ひかれたけどチビが「コンビニがいい」というので泣く泣くあきらめた。フロントのおばちゃんにコンビニの場所を確認し外に出る。久々にやってきた根室。ここは一つドリアンに行ってエスカロップを食べたいところだけど日が落ちて寒い中をチビを連れて路面テカテカの道を歩いていくのはやっぱり難しい。
目指すセイコーマートの道の向かい側に大きめのスーパーを発見。コンビニ弁当よりもスーパーの方が安くていいものが買えるのでチビに「やっぱ、スーパーにしよう」と提案するも「嫌だ。コンビニに行く。」と言う。何がどうとか全然分かっていないが一度言い始めるという事を聞かない(泣)
セイコーマートで夕食&朝食を購入しホテルに戻る。ご飯を食べて館内探検も兼ねて洗濯に出かける。そこでわかったことはこのホテル、なんと天皇陛下も泊まったことのあるホテルらしい。館内に写真が飾ってあった。洗濯機に洗濯ものをぶち込み風呂に入る。とはいえ大浴場などは無いので部屋のシャワーで済ませる。そして洗濯物を乾燥機に移してお次はチビを寝かして荷物を整理する。洗濯もんの量が多くてなかなか乾かない。いらんもんまでやるんじゃなかった。必要なもんだけにしとけばよかった。その結果乾燥機に2時間要し600円も注ぎこんでしまった。結局乾燥機から洗濯物を引き上げたのは21時過ぎ。しかも完全には乾いていない。寝る時間は少なくなるわ部屋の中に洗濯もん干さねばならんわと踏んだり蹴ったりであった。明日は4時前には起きねばならん。「やべぇ~」と焦りながら就寝。時刻はすでに22時をまわっていた。
 
DSC_6295.JPG終着根室に到着。いやーこの最果て感、たまりませんなぁ。日本各地に行き止まりの駅というのはあるけど稚内や根室というのはちょっと違う寂寥感がある。旅をしてるなぁという実感がわいてくる。
駅の中にある周辺地図で今宵のお宿「根室グランドホテル」の場所を調べる。家で地図をプリントアウトしてくれば良かったんだけどめんどくさくてやめてしまった。まぁ駅から近いようなのでなんとかなるだろ。
絵の地図なので微妙だけど駅を出て最初の交差点を右折すれば道沿いにあるらしい。駅を出てまずは駅前の根室交通のバスターミナルに向かう。翌日の初日の出バスの時刻を確認するためだ。5:30発。今朝も早かったけど明日はもっと早いな。
ホテルに向けて2人で歩きはじめる。すると後ろから地元のおばちゃんに話しかけられる。チビと二人旅をしているといろいろ話しかけられることが多い。駅で見た地図が絵だったのでここはひとつ地元民に確認しようという事で「根室グランドホテルって歩いてどれくらいですか??」と聞いてみた。すると「歩くと遠いよ~。滑るしね。タクシーならすぐだからハイヤーで行ったらいいよ」と言うではないか。しかも最初の交差点を右折するのかと思ったらまっすぐ行って坂道を下れとか言うし。ん~??ホンマかいな。日も暮れてきたしちょっと不安になったので再び駅に戻り再度絵の地図で確認。さらに駅員氏にも確認するとやはり最初の交差点を右折すれば着くとの事であった。所要時間も10分もあれば着くとの事。おいおいおばちゃん、全然違うじゃねーか。まぁどっか違うとこと勘違いしてたんだな。
日が暮れて寒くなってくる。歩きながら「ほんとにこの先にホテルなんてあるんだろうか?」と不安になってホテルに電話する。電話に出たフロント氏に「この道で合ってますかねぇ~」と話している間に無事ホテルに到着。よかったよかった。
 
列車は厚岸に到着。予想通りそこそこの人たちが降りた。この列車は14:00着の14:00発。かきめしを買う時間はまったくなかった。
ここから先は僕が大好きな区間だ。厚岸湖を眺めながらその後は湿原の中を走る。そして太平洋が望めるようなれば海に向かって突き出した落石岬が見える・・・はずだったんだけど。
僕の背後には窓は無いので外は見えない。隣のチビの背後には窓はあるんだけどそこには「優先座席」のでっかいシールがべったりと貼り付けられている。その隙間から後ろに過ぎ去っていく風景をちらちらと眺めるだけだ。首を90度にひねって眺めるもんだから首も痛いし・・・。シール邪魔だし・・・。
厚岸の次の停車駅は秘境駅の糸魚沢。車内は満員で前の窓からの風景は見えない。後ろ斜め後方もシールが邪魔でわずかな隙間からしかその景色は見えない。何度も通ったことのある駅だ。どんな駅かという雰囲気はわかる。でも秘境駅と言う目線で久々に訪れたその駅を見たかった。まぁ帰りに期待するか。
浜中でもそこそこの人が降りる。この花咲線で根室以外の町らしい町といえば厚岸。あとはここ浜中と厚床くらいなもんだ。まぁ厚床は他の二つと比べると寂れてるけど。ここ浜中駅は大学2年の時に霧多布岬へ行くときに降車した。その時はキオスクがあってそこが駅の業務、コンビニを兼ねたような役割を果たしていた。
厚床でも少し人が降りお次は秘境駅の初田牛。DSC_6271.JPGそして列車は落石へと近づく。丘陵地帯を走る列車から眺める太平洋。時刻は15:00。北海道ではそろそろ太陽が傾き始める時間だ。いい感じだねぇ。シール邪魔だけど。その太陽を眺めつつ後方へと通り過ぎる落石岬を見送る。もう少しで終着根室だ。
 
バスから降り足早に駅の中へと入る。乗り換えには10分以上ある。だけど急がなければならない。13:03分に札幌からの特急スーパーおおぞらがやってくるのだ。そいつは昨日僕らが乗ってきた列車である。本日は12月31日。年明けを故郷で過ごす人たちを満杯に積んで来るに違いない。そして多くの人たちが根室行きの普通列車に駆け込んでくるだろう。その9割方が根室まで乗り通すだろう。チビ連れで満員列車で2時間立ちっぱなしというのは非常に厳しい。まぁさっきまで「乗れれば御の字」みたいなスタンスだったけどいざ乗れるとなると今度は座席を確保したくなる。人間の欲ってのは果てしないものよ。
列車に乗り込むと二人がけの座席はすでに空きは無かった。トイレの横のロングシートがかろうじて空いていたのでそこに滑り込む。チビは後ろのデッキに行くとかブチブチ言うけどそんなの戯言に付き合うわけにはいかん。「いいから座れ!!」となんとか座らせ席を確保。その途端、スーパーおおぞらからの大量の帰省客が流れ込んできた。車内には座れない客がひしめき合いあっという間に満員列車になった。みんな大きな荷物なので朝の満員電車とは趣は違う。去年乗った年末の釜石線・山田線がこんな雰囲気だったなぁ。花巻から乗った乗った快速はまゆりがこんな感じだった。やけに空いてる車両があると思ったら指定席だったなぁ。今年はその風景も見られない。山田線は釜石ー宮古間が不通になっている。
たった1両編成の列車は満員の乗客をのせ根室に向けて動き出す。ほとんどの客が根室まで乗り通すのかと思いきや武佐や別保で早々と降りる客もいた。ちょっと意外だった。
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1977/09/23
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登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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