[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今朝、会社に行く前に郵便受けを覗くと石井スポーツの岳人祭のゆうメールが入っていた。「こりゃえーわい、電車の中で読むとするか」
電車の中で読もうとすると表紙に田部井淳子さんを発見。なんと田部井さんが大阪に講演しにやってくると書いているではないか!!「おぉ~!!チョー行きてぇ~!!!」
時は7月4日の日曜日。申し込みの受け付け開始は6月7日の11時から。先着300名。この日は仕事的にはめちゃくちゃ忙しい。しかしそんなことはかまっとられん、昼休みに入ったら飯を食う時間を削って電話攻撃じゃ!!たぶん電話は繋がりにくいだろうけど繋がるまで掛けまくってやる。この機会を必ずやものにするのだ!!
このコースのハイライト「赤い鉄橋」が現れた。ちなみに鉄橋は通行禁止。そもそもハイキング用になってない。レールは取り去られ枕木のみで下は普通に筒抜け状態。落ちれば武庫川の藻屑と消える。まぁ柵を乗り越えて渡ろうと思えば渡れるかもしれないけどあえて死にに行くようなことはしない。橋の横にある元は保守用と思われる部分を歩いて渡る。これはこれでちょっぴりスリリングだ。この辺からはトンネルの外でもしっかりと枕木が残っている部分がある。このルートを走っていた頃の列車に乗ってみたかったなーとしみじみ思う。かの有名な鉄道作家、宮脇俊三さんの本にはこの当時の記述があって「大阪から30分でこんな風景が見れるなんて関西の人が羨ましい」みたいなことが書いてあった。その部分を読みながら当時名古屋に住んでた僕は「大阪って京阪神のラインを外れると結構田舎なんだな~」と思った。その後、その沿線に自分が家を建てることなんてまるで想像しなかった。さらに言うとその記述があったところを自分が子供を連れて歩く日が来るなんてもう奇跡としか言いようがない。コースはだんだんと佳境に近づいてくる。トンネルをくぐると目に飛び込んでくる緑がまぶしすぎる。今日はホントに気持ちがいい日だ。時刻は14時過ぎ。チビはお昼寝タイム。モンベルのベビーキャリアで担ぎ一人でのんびりと廃線跡ハイキングを楽しんだ。
※7年後、息子2人と 後再訪しました→ http://ponpoko4.blog.shinobi.jp/%E6%97%85/%E6%AD%A6%E5%BA%AB%E5%B7%9D%E6%B8%93%E8%B0%B7%E3%80%80%E5%BB%83%E7%B7%9A%E8%B7%A1
たぶんこれで決まりだな。11か月ぶりのテント泊だ。
弥山に到着し次なる目標は前方に見える石鎚山の主峰であり西日本最高峰の天狗岳へと目指す。いきなり鎖を使っての下りに慎重になりながらも進む。しかしまぁここからの高度間は高所恐怖症の僕を打ちのめすには十分すぎる。ビビりながらも進みもうひと息で頂上というところまで来たところで進退きわまった。左側がスパッと切れ落ち目眩がしそうな高度間だ。完全にこの高度間にやられた。頂上はもうすぐそこなのにビビりあがってしまい先へ進めない。最後にはとうとう引き返してしまった。こんなとこまで来て引き返す奴なんて一人もいないだろう。しかし僕は引き返してしまった。家に帰ってGPSの記録を見たら「なんでここで引き返した??」と自問自答したくなるような軌跡となっているだろう。あまりの情けなさにかなりへこみながらもそれを上回る恐怖感に押されて弥山まで戻った。弥山からだと「こっから見るといけそうなんだけどなぁ・・・」という気分になる。弥山まで来てそこから天狗岳まで行かない人も結構いる。7:3くらいの割合だと思う。普通に天狗岳へと向かう年配登山者やスニーカーにジーパン姿の外人さんなんかを見てると「オレだって行けるんじゃねーの??」という気分になるものの結局再チャレンジすることは無かった。まぁ弥山まで来たから石鎚山に登ったと言っても許されるとは思う。しかし気分的には完全に惨敗だ。「槍も奥穂も登ったのになぁ」と思いながらも「あれは天気が悪くて全く高度間がなかったから登れたのかも」なんてこれまでの登山まで後ろ向きに考えてしまった。とりあえず一時間ほど弥山でボーっと過ごした後すぐ横にあるお堂の横に道があるのに気づいた。「このお堂の後ろはどうなってるんじゃ?」と見に行くことにしたがそして行きついた先で
「ぎょえー!!!」
なんとお堂の後ろは三の鎖のゴール地点であった。こいつはもう完全に垂直である。「もういいや。生きて帰れりゃそれでよし!!」
だいたいこんなとこ下りに使うやついるのか??と本気で思いながら(それでも修験者さんはここから降りるんだろう)巻道を意気揚々と降りて行った。
08 | 2024/09 | 10 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 |
8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 |
15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 | 21 |
22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 | 28 |
29 | 30 |