忍者ブログ
2008年12月23日
[10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

DSCF0502.JPG13:00、市ヶ原に到着。去年のペースから考えると10分遅れ。まぁ大龍寺の自販の前で休憩したからこんなもんか。
スタートから7時間が経過。少々疲れてきた。この状態で最大の難関、摩耶山に登れるのかちょっぴり心配になる。とりあえずここで本日2度目のアミノバイタルパーフェクトエネルギーを投入。時間もないのでとっとと出発する。



DSCF0505.JPGそしてついに摩耶山への登りに突入。ん?思ったよりも体が軽いな。意外にも前の人について行ける。ただしんどいのはしんどいので我流の呼吸法で大量に空気を吸って吐く。「ス~ハ~ス~ハ~」 意識して大きく息を吸って吐く。 
「ス~ハ~ス~ハ~」 前を行く女の人には「あらやだ。背後からハァハァ言ってるおっさんがついて来るわ。」とか思われるかもしれない。 でもそんなことは気にしない。
「ス~ハ~ス~ハ~」 体中にいきわたるよう全力で酸素を取り込むんだ。
DSCF0507.JPG

アリの行列の如く一列で登っていく。





DSCF0513.JPG
まぁ渋滞もしますが・・・






DSCF0517.JPGスーハー言いながら前の人について行き14:30、摩耶山を登り切りチェックポイントの掬星台に到着。去年のペースと比べると17分遅れ。うむむ~、結構いいペースで歩いたと思ったんだがさらにペースが落ちているではないか・・・。
雨風共に強くなってきた。ガスまで出てきてるし。今回はこれまでで一番過酷な天候だな。
ここで全縦名物ホットレモンを頂く。いや~温まる。晴れていても体が温まってうれしいんだけど今日みたいな日はこの温かさが胃袋にしみわたる。う、うまい!!そして今年も最後はレモンを種ごとバリバリ噛み砕いてごっくん。よっしゃー後半も頑張るぞー!!!
DSCF0519.JPG
この一杯のために登ってきた。ボランティアの方々には心から感謝。






元気は出たけどすぐには出発しない。早朝に弁当を食って以来まともなものを食っていないのであずまやの下で持ってきたカレーパンを食べる。今回はアミノバイタルのパーフェクトエネルギーと首から下げたペットボトルのジャイアントコーン(グリコのあれではない)とグリンピースの高カロリーおつまみコンビを行動食に戦おうと思っていた。でもやっぱり腹が減るのでやはりちゃんとしたもの(おにぎりとか)が必要だったなぁ。このカレーパンも予定では最終チェックポイントのところで食べようと思ってたんだけどここで早々と手を付けてしまった。
雨を避けてみんなこのあずまやの下で休憩してるんだけど僕の後ろでヒステリックに声を荒げるおばさんがいた。夫婦で参加してる人らしく傍らには旦那と思しき人がいる。「こんな天気の日にこんなことをする意味が全く分からん」  おばさんはそう言っていた。旦那は無言。嫁がこんだけキレてりゃ旦那だけ行くというのは不可能だ。結局夫婦でリタイヤ。旦那的には強制終了させられたということでさぞや無念であっただろう。ただ僕はおばさんにこう言いたい。「こんな天気の日にこんなことする意味というのはここでリタイヤした人にはわからない。ゴールにたどり着いて初めてこんなことをした意味は分かると思う」と。
ただこの夫婦以外にもここでリタイヤした人はそれなりにいたのではないかと思う。僕がチェックのハンコを押してもらった横では「ここでリタイヤします」と言った人もいた。バスもケーブルもあるので下界に降りるにはここが一番便利だと思う。今年に限らずここでリタイヤする人は多いと思う。当然ながら僕はこの先も進む。
DSCF0524.JPG
赤鬼を見つけ「写真撮らせてください」というと「大サービス!!」と言って青鬼まで撮らせてくれた。こいつらに捕まらないよう頑張って逃げなければ。
PR

菊水をあとにし市ヶ原を目指す。ここから鍋蓋山に向けてというのがこの縦走をやってて一番「うむむ~」と考えさせられる区間である。せっかく稼いだ菊水までの高度を一気に下げ、その後は鍋蓋に向けて再び登り返さねばならん。「せっかく登ったのに~」と思いながら菊水山を一気に下り「へいへい登ればいいんでしょ」と半分ぶーたれながら鍋蓋山へと登る。そして市ヶ原を通過し、いい加減疲れが出始めたあたりで最強の敵、摩耶山への登りへと挑まねばならないのである。まぁ前半のハイライトともいえる区間である。
DSCF0492.JPG

鍋蓋への登り返し。ぶれてます。





断続的に降り続く雨のおかげでだいぶ体が濡れてきた。いくらゴアとはいえ、こんだけ長時間雨にさらされるといろんなところから水が浸入してくる。今回はおそらく袖口から侵入してきたと思われる。グローブはしているけどこいつが怪しい。手首から入ったとは思えないほどの雨ですでに手のひらはぐっしょりだ。で、それが袖口から腕にかけて侵入したんじゃないか思われる。僕がこの時期愛用しているのはザイレンのウォータープルーフグローブ。その名のとおりこいつは防水をうたっている。しかし縫製部分の裏側をしっかりシーム処理してるのか疑問だ。確かめたいんだけどこいつにはインナーグローブが縫い付けてあるのでその辺を目視することができない。これまでこの時期にこの近辺での山で使用したときにはしっかりと手のひらを守ってくれていた。しかしここまで長時間、雨にさらされたことはなかったな。とうとう限界を超えちゃったてことなんだろう。どうしても防水したければゴム手でもはめるしかないようだ。
DSCF0494.JPG
鍋蓋山通過~






DSCF0496.JPG
大龍寺の自販機。レンズに水滴が・・・






鍋蓋山を通過して市ヶ原に向けて再び下る。そして大龍寺に到着。いつもはゴミ箱からあふれかえっている容器が目印の自販機が今日はまだ全然きれいだ。しかも全然人がたむろしていない。なんだこれは??ひょっとして俺はわりかし先頭の方を歩いているんじゃあるまいかと錯覚しそうなほどにきれいに片付いている。なのでここで水分補給をすることにした。市ヶ原の自販機は割高だけどここは普通の料金で購入できる。少々疲れてきたので体がジュースを求めていたのでまずはデカビタCを一気に胃へと流し込む。ふへぇ~生き返った。そしてペットのウーロン茶を2本購入し1本を背中のキャメルバックのハイドレーションへ補給する。そうこうしてるうちにだんだん後続の人たちが自販機の周りに集まってきた。混雑は嫌いなので早々にお暇する。DSCF0497.JPG
そして少々歩いて雨の市ヶ原に到着。水滴のついたレンズを雨に濡れたグルーブで拭いたって水滴はとれない・・・







DSCF0499.JPGいつもは他のハイカーやバーでキューなんかで賑わっている市ヶ原もこの雨降りの天候では閑散としていた。






とりあえず市ヶ原到着。さぁここから前半戦のヤマ場、摩耶山への登りへとさしかかる。

高取山を下り鵯越の駅へ向かう。登山道の終わりの辺、長者町のアスファルトの道に出る手前のところで登山道が新しいものに取り付けられていた。ん?去年もこうだったか??おぼえてねーや。DSCF0481.JPG

長者町から菊水山を望む





DSCF0480.JPG

若干アップ!!





激坂の住宅地をほいほい進んで鵯越の駅に到着。駅前の商店で今年もバナナを買おうと思っていたら何と今年は姿も形もないではないか。これはどうしたことだ??これまで縦走大会ではバナナを売ってた商店はよくわからん店へと姿を変えていた。なんか寂しいなぁ。
駅の横の山道を突き抜け川沿いのアスファルト道をさかのぼり浄水場へ。解放されたトイレへと突き進む。ここのおトイレは毎年そんなに混み合わないので重宝する。
無事に出産を終え、軽くなったおなかで再び縦走大会へと復帰する。ほどなくして前半の難関の一つ、菊水山への登りへとさしかかる。難関とはいえまだまだ序盤で元気いっぱいなのでホホホ~イと登っていく。今回はなぜか渋滞していない。これまでの経験では登りにさしかかる所からすでに渋滞してるはずなのに今年は渋滞がない。なんじゃこりゃ??天気が悪いから辞退してる人が多いのか???DSCF0483.JPG

ここからがこの大会の最初の難関だ






DSCF0484.JPG

だいぶ上まであがると一応渋滞はしていた。けどこんなもん例年と比べたら屁でもない。








DSCF0486.JPGそして11時10分、第2チェックポイントの菊水山山頂に到着。ここまでは去年と大体同じペースだ。ん?渋滞に巻き込まれてた去年と同じペースとほぼ同じってことは去年よりペースが若干遅いということか??まぁ今年は浄水場でウンチョスぶっ放してたりしたからその分が相殺されたってことだな。






DSCF0489.JPG
眼下に神戸の街を見下ろす






ということでお次は市ヶ原を目指してとっとと出発した。
DSCF0465.JPGおらが茶屋の手前で左側の道を通れと指示される。正確にはおらが茶屋の横の道が全縦コースじゃなかったっけ??まぁどっちでもいいか。高倉台の団地を「静かに」通過すると見えてくるのが全縦名物400階段の渋滞だ。今年もちゃんと渋滞している。




DSCF0466.JPG
階段前から渋滞






DSCF0468.JPG

階段も渋滞。







DSCF0471.JPG
後ろを振り返っても渋滞。






渋滞待ちをしているうちに早くもパラパラ降ってきた。まだ7時前だぞ。9時くらいまでは持つかなと思ったんだが・・・。まぁそのうち間違いなく降ってくるのでレインジャケットを着る。去年はTシャツ一枚という格好だったけど今年はブレスサーモの上からTシャツを着ている。「暑いかな~??」と思ったけど冷たい雨が降るとの事だったので迷った結果2枚着ることにした。そしてその上からレインジャケット。う~む、暑い。なのでパラパラ雨が止むとレインジャケットの袖をまくり前を全開というかっこ悪さも全開な格好で歩く。周りの目は気にしない。暑いんだからしょうがない。
横尾山を過ぎたあたりで右手のわき道から10人くらいの団体が合流してきた。山の格好というよりも近頃はやりのランニング風の格好をした団体だが一応全縦の参加者のようだ。男3女7くらいの割合で女の方は20代後半だと思しき団体だ。
しかしここのところ多いなぁ、こういう団体。三宮近辺にもランナーズステーションなるものができて男女混合の軍団がわいわい走ったり歩いたりしてるのを仕事帰りによく見る。
で、この団体。わき道から出てきて合流したまではいいとしてそこからの行動がいただけない。渋滞してるにもかかわらずちょっと動くたびに僕の後ろにいた女が無言でグイグイ体をねじ込んできて割り込んでくるのだ。「何こいつ??」とか思いつつ仕方がないので先に行かすと今度はその後ろにいた女が同じようにグイグイ割り込んでくる。全縦大会の本体の渋滞に別ルートでランニング軍団が合流してきたためこのランニング軍団と元々の全縦の渋滞が入り混じってしまっているのだが、前方にいる仲間の後ろにつきたいのかどうか知らんがこのランニング軍団の女がこんなことをやってくる。なってねーなー。
しかしこいつら、ローカットのスニーカーみたいなやつにレッグウォーマーという足回りなんだがこんなんで東六甲の下りは大丈夫なんだろうか??今後雨が降って宝塚への下り地面がはぐじゅぐじゅのぐにゅぐにゅになるに違いない。トレランの人なんかはこんなのでも走破するんだろうけど大丈夫なのかね、この子らたちは。しかもセパレートのレインウェアではなくコンビニとかで売ってる半透明のビニールみたいなレインコートを着ている。わかってやってるなら構わんけどそうじゃないならちょっとなめとんな、全縦を。とまぁ気難しいおっさんみたいなことを言ってしまったがこの軍団にはちょっといらっときた。
馬の背を前に時刻は8時前。朝飯を食ったのが4時前なのであれからほぼ4時間が経過。ここでエネルギーの補給。アミノバイタル パーフェクトエネルギーを注入。今後は13時と18時にもこいつをぶち込む予定だ。
DSCF0475.JPG


そして馬の背。




DSCF0476.JPG
ここを下って






DSCF0478.JPG


あそこを登る。






DSCF0479.JPG
通過して反対側を振り返る







馬の背を通過し妙法寺を目指す。体が温まってきてやっとこさ胃腸が動き出したようで朝の生理現象をもよおしてきた。早朝4時前に食ったチキン南蛮弁当がようやく消化され始めたようだ。家を出る前に事を済ませたかったのだが朝4時ではうまい具合に放出させることができなかった。妙法寺のトイレはみんな並んでるし小学校のトイレも行くのがめんどくさい。高取山にも2か所トイレがあるけどなんか落ち着いて出来ないのでここは菊水の手前の浄水場まで引っ張ろう。
てことで妙法寺、高取山を通過した。
毎年恒例の全縦大会、今回は和田岬の弟の家に泊めてもらった。
日曜日、三時四十分起床。しかし飯だトイレだ着替えだヴァームだとやってるうちにあっという間に時刻は五時を回り出発したのは五時五分。がらがらの2号線を車で送ってもらい須磨浦公園到着は五時二十分。「おうおういっぱい人が並んどるわい。」
ここではすぐに列には並ばずとりあえずスパッツ装着。雨が降るのはわかってたので弟の家を出る前からレインパンツを履きザックカバーも装着していた。雨が降りだしてからこういうのをやるのは億劫だ。降りだしたらレインジャケットとグローブだけ着ければいい状態にする。一応天気予報では九時までは曇りでそれ以降は雨だ。
DSCF0456.JPG五時半から並んで五時五十五分に出発。今回は新兵器、リガードのニーガード・パテラアンダーを導入している。まぁ膝のサポーターだ。
通常は新しいもんというのは事前にどこかで試すんだけど今回はぶっつけ本番だ。まぁ命に関わるもんでもないし合わなければ外せばいい。
歩き始めて1、2分。さっそく違和感が。右と左での締め具合が違うので気持ちが悪い。緩い方を「えいっ!!」と締め上げる。再び歩きはじめるも今度は締め上げた方の反対側が緩く感じてしまい今度はそちらを「えいっ!!」と締め上げる。そして歩き始めていくらもしないうちに今度はなんかずれたように感じて再び立ち止まり膝のお皿の部分にサポーターの穴が合うように調整する。「あーめんどくせ。んじゃ行くか。」と歩きはじめると今度は反対側がずれた。「もぉー!!!」
反対側も調整して再び出発。ところがすぐさままたずれる。つーかこんなことばっかりやっていたのでは菊水山にたどり着く前に日が暮れてしまう。いや、日が暮れる前に赤鬼に捕まるから大丈夫か・・・。CWXの上にニーガードをつけてるだけならすぐに何度でも調整できるけどレインパンツをはいているのでいちいちレインパンツを半分おろさないと調整できない。あまり神経質になっても仕方がないのでそのままほっとくことにした。   続く



カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新CM
最新記事
最新TB
プロフィール
HN:
としぷー
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
カウンター
忍者アナライズ
忍者ブログ [PR]
○photo by hanamaru.○