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2008年12月23日
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車で寝そべっていたものの続々と集結してくる撮り鉄軍団に焦り始めて12時10分、とうとう自分の三脚のもとに向かう。列車が来るまであと40分ほどだ。そんな中、みんなが車で乗りつけてくるなかで歩いてここまでやってきた人がいた。でっぷりして大汗をかきながらやってきたその姿になんともいえぬ好感が持てたので話しかけてみた。20代のその子、京都からきたぐにに乗ってやってきたそうだ。山では山屋と、撮影地では鉄ちゃんとよく話をするけど日常生活で接する人種とは全く違うので手加減抜きの深すぎる話が普通にできて非常に楽だ。そんな人間と話をしてるとあっという間に時間が過ぎて南小谷からの返しのDSC_9389.JPG列車がやってきた。自分の期待してたのとは違う編成なのですこし冷めた感じでシャッターを切る。列車が横を走り抜ける。う~ん、やっぱイマイチ。修行が足らんなぁ。もっとうまい人の写真見て想像力を膨らませねば・・・。
撮影も終わり京都のその子に「車乗ってく?」と聞くと「いや、いいです。」との返事が返ってきた。もし僕が逆の立場でも丁重にお断りするだろうな。鉄はやっぱ列車に乗って帰りたいもんだ。
さぁ帰るぞ!!ナビを自宅にセットして糸魚川方面へ向かう。その距離500キロ以上。いやー長い旅路だ。国道148号にしばらく走ると「新潟県」の文字が。ちょっとビビる。なんか新潟って聞くと果てしなく遠いイメージだ。「オレ、帰れるんか???」とちょっと不安になる。快調に飛ばしながら先を進んでいくとなんと急に前が詰まってきた。「なんだ??」と見てみるとなんと法定速度の40キロで走るパトカーを先頭に車が数珠つなぎになっていた。「おいおい勘弁してくれや・・・」 まだまだ先は長いのにこんなとこでちんたら走ってる場合じゃないよ。僕の後ろにも車が連なっていきまるでツールドフランスのパレードみたいになっていた。そんな調子で148号線をちんたら進む。途中、カメラを持った群衆が歩いているのが見える。お立ち台で撮影を終えた撮り鉄軍団だ。そんな場所をいくつも通過した。先を走るキハ52を後ろから追いかける形になってるのでこんな光景が連続する。しかし大糸線、いいなぁ。車から見てても「ここで撮りてぇ」と思える場所がいっぱいある。またいつか来よう。糸魚川ICから高速に乗る。天気はいい、道は空いているとくれば快適ドライビングでぶっ飛ばす。ここは法定速度の100キロで走れる区間が長いので新快速よりも少々速いスピードで走りぬける。新潟を飛び出し富山に突入。親不知の海岸沿いの区間を走る。いい感じだ。魚津付近では左手にコンクリートの高架が並走している。北陸新幹線だ。僕は新幹線が嫌いだ。まぁ地元の人には怒られそうだけど極端な話東海道・山陽新幹線以外はいらんでしょって思ってしまう。まぁ今ある新幹線はしょうがないとして新たに新幹線はいらないのではってホントに思う。新幹線ができると在来線が寂れ新幹線の駅がある町以外は寂れてしまう。鹿児島本線なんてその最たるものだ。八代ー川内間の在来線は3セク化されて電化から非電化へ。列車の本数も削減、運賃も値上げ。沿線も寂れまくってひどいもんだ。これから建設される新幹線の沿線の人は「何が何でもおらが町に新幹線を!!」って思ってるのかもしれないけどその見返りに失うものも大きいと思うんだけどな。僕は地元民ではないしその地を訪れるときには旅行者としてその地へと向かうわけだから正直新幹線のもたらす経済効果ってものも全く考えてない。ただ人の流れも含めた今の景色ががらっと変わってしまうことが寂しいだけだ。そんな複雑な思いを抱きながら快適な北陸道を突き進んだ。   終わり
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HN:
としぷー
年齢:
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性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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