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2008年12月23日
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木曜日からの休みも今日でおしまい。昨日の夜から赤ん坊が同じ病室にやってきていた。3時間おきの授乳では僕も起きないわけにはいかないので今朝は眠かった。今日の朝はまずほとんど見ることのなかったウルトラマンのDVDをGEOに返しに行きその足ですき屋で朝食。そして病室に戻り買える準備。そうしているうちにちびがお義母さんと共にやってきた。午前10時、病院のサービスでもある家族写真の撮影を終え木曜の朝から住み込んでいた病院をあとにする。岐阜羽島の駅まで歩いて行き駅で会社向けのお土産を購入。そして駅のロータリーのバス停に向かう。今回は会う人会う人から「新幹線で帰るのね」と言われる度に「いやいや近鉄で帰ります」と答え続けていた。「いやー、東海道線とか新幹線とかもう飽きちゃいましたわ」なんていうと皆さま「へぇ~・・・」とよくわからんような顔をする。やっぱせっかく高い金払ってここまで来たからには帰りくらいは旅情を感じたいもんだ。でも普通そうだよな。羽島から新幹線で帰ればすぐ帰れるのになんでわざわざ遠回りしてしかも遅い近鉄で帰るのだ?って思うだろう。でもいーのだ。近鉄特急で車内で悠々過ごしながら贅沢な時間を過ごすのだ。思えば要所要所で僕は新幹線ではなく近鉄特急を利用している。古くは大学受験時。わざわざDSCF6058.JPG新幹線を姫路で下車して地震の傷跡残る神戸の街を通過して鶴橋からアーバンライナーで名古屋入り。当時は鶴橋ー名古屋間は完全にノンストップ。現在の会社への転職試験にも経費節減のためアーバンで鶴橋へ。その他にもいろいろあったけど何気に近鉄を利用している。今回も帰りは近鉄で帰ろうと思っていたので金券ショップで割引切符買っときゃよかったと後悔していた。当初は名鉄で名古屋に出る、もしくは路線バスで大垣まで行くというルートを考えていたけど海津市のコミュニティーバスが養老鉄道の石津駅まで運行していることを知った。しかも料金はなんと100円!!なんだこの料金設定は。やってけるのか??
DSCF6067.JPG前11時、石津からやってきたコミュニティーバスが到着。だーれも乗っていないのかと思いきや意外にも10人程度の乗客が降りてきた。ちなみに車両は青色のマイクロバスだ。降りてきた人と入れ替わりに僕を含めた7人がバスへと乗り込む。11時5分、定刻通りに羽島の駅を出発。右手を見ると2両編成の名鉄電車が発車していた。羽島から新名古屋まで740円。高すぎるぞ、名古屋鉄道。バスはおちょぼ稲荷や海津の市役所を経由して30分ほどで養老鉄道石津駅に到着。近いもんだな。しかしここまで走ってたったの100円。この料金はすごいわ。ここからは電車で桑名を目指す。養老鉄道・・・もとは近畿日本鉄道養老線。赤字のローカル線はこの大私鉄から切り離されて別会社で運営されている。ここが近鉄からはなされて株主優待券が使えなくなったのは痛い・・・。やってきた2両編成列車に乗り込むと車内の乗車率は20DSCF6068.JPG~30%ほど。まぁこんなもんか。養老の山々を眺めながら列車は田園風景の中を走る。桑名に到着。難波行きの特急まで時間が空いているので一度改札を出る。駅の前のビルの中に金券ショップの自販機を発見。しかし株主優待券を始め大阪方面の割引切符はすべて売り切れ・・・というよりもホントにこれ売ってんのかという感じ。しばらく補充していないような感じを受ける。仕方がないので正規の料金で乗ることにした。
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車で寝そべっていたものの続々と集結してくる撮り鉄軍団に焦り始めて12時10分、とうとう自分の三脚のもとに向かう。列車が来るまであと40分ほどだ。そんな中、みんなが車で乗りつけてくるなかで歩いてここまでやってきた人がいた。でっぷりして大汗をかきながらやってきたその姿になんともいえぬ好感が持てたので話しかけてみた。20代のその子、京都からきたぐにに乗ってやってきたそうだ。山では山屋と、撮影地では鉄ちゃんとよく話をするけど日常生活で接する人種とは全く違うので手加減抜きの深すぎる話が普通にできて非常に楽だ。そんな人間と話をしてるとあっという間に時間が過ぎて南小谷からの返しのDSC_9389.JPG列車がやってきた。自分の期待してたのとは違う編成なのですこし冷めた感じでシャッターを切る。列車が横を走り抜ける。う~ん、やっぱイマイチ。修行が足らんなぁ。もっとうまい人の写真見て想像力を膨らませねば・・・。
撮影も終わり京都のその子に「車乗ってく?」と聞くと「いや、いいです。」との返事が返ってきた。もし僕が逆の立場でも丁重にお断りするだろうな。鉄はやっぱ列車に乗って帰りたいもんだ。
さぁ帰るぞ!!ナビを自宅にセットして糸魚川方面へ向かう。その距離500キロ以上。いやー長い旅路だ。国道148号にしばらく走ると「新潟県」の文字が。ちょっとビビる。なんか新潟って聞くと果てしなく遠いイメージだ。「オレ、帰れるんか???」とちょっと不安になる。快調に飛ばしながら先を進んでいくとなんと急に前が詰まってきた。「なんだ??」と見てみるとなんと法定速度の40キロで走るパトカーを先頭に車が数珠つなぎになっていた。「おいおい勘弁してくれや・・・」 まだまだ先は長いのにこんなとこでちんたら走ってる場合じゃないよ。僕の後ろにも車が連なっていきまるでツールドフランスのパレードみたいになっていた。そんな調子で148号線をちんたら進む。途中、カメラを持った群衆が歩いているのが見える。お立ち台で撮影を終えた撮り鉄軍団だ。そんな場所をいくつも通過した。先を走るキハ52を後ろから追いかける形になってるのでこんな光景が連続する。しかし大糸線、いいなぁ。車から見てても「ここで撮りてぇ」と思える場所がいっぱいある。またいつか来よう。糸魚川ICから高速に乗る。天気はいい、道は空いているとくれば快適ドライビングでぶっ飛ばす。ここは法定速度の100キロで走れる区間が長いので新快速よりも少々速いスピードで走りぬける。新潟を飛び出し富山に突入。親不知の海岸沿いの区間を走る。いい感じだ。魚津付近では左手にコンクリートの高架が並走している。北陸新幹線だ。僕は新幹線が嫌いだ。まぁ地元の人には怒られそうだけど極端な話東海道・山陽新幹線以外はいらんでしょって思ってしまう。まぁ今ある新幹線はしょうがないとして新たに新幹線はいらないのではってホントに思う。新幹線ができると在来線が寂れ新幹線の駅がある町以外は寂れてしまう。鹿児島本線なんてその最たるものだ。八代ー川内間の在来線は3セク化されて電化から非電化へ。列車の本数も削減、運賃も値上げ。沿線も寂れまくってひどいもんだ。これから建設される新幹線の沿線の人は「何が何でもおらが町に新幹線を!!」って思ってるのかもしれないけどその見返りに失うものも大きいと思うんだけどな。僕は地元民ではないしその地を訪れるときには旅行者としてその地へと向かうわけだから正直新幹線のもたらす経済効果ってものも全く考えてない。ただ人の流れも含めた今の景色ががらっと変わってしまうことが寂しいだけだ。そんな複雑な思いを抱きながら快適な北陸道を突き進んだ。   終わり

車に戻りこれからどうするか考える。キハ52は今いるこのポイントで撮ろうと思う。その間に当初予定していた中土ー南小谷間の有名お立ち台「宮本橋」で9時15分くらいに通過すると思われる南小谷行きの列車とその返しの9時24分の糸魚川行きの列車を撮影し再びここまで戻ってこようかと考えた。しかし戻ってきたときにはたして僕の入り込む余地が残されているのかが非常に不安だ。南小谷への到着時刻から考えて上りのキハ52は11時40分過ぎにここを通過すると思われる。南小谷発9時24分を撮影してここへ戻ってくるのは9時40分から50分の間だ。そのころにはひょっとしたら入りこむ隙間もないほど撮り鉄軍団がびっしりかもしれない。「じゃあ宮本橋でキハ52を撮ればいいじゃん」と思っても「今から向かってもし宮本橋がいっぱいだったらどうしよう・・・」と考えるとどうにもこうにも身動きが取れない。今こうして冷静に考えるとこの時は完全に舞い上がって思考がおかしくなってるのが良くわかる。時間はまだ8時過ぎだ。この時間で宮本橋がいっぱいになってるはずはない。頭の中が被害妄想で埋め尽くされた僕は結局動けなかった。ず~っとここで待機することにした。ここに来たのは6時過ぎ。キハ52の返しの列車は12時50分くらいの通過すると思われる。ということはこの場所に約7時間滞在するということだ。すげーな・・・7時間あったら甲斐駒に登って下りてこれるぞ。
そんなわけで長い長い待機時間が始まった。次の列車は9時10分くらいに通過する。とりあえず車の中で待機していると撮影者たちがぽつりぽつりと集まり始めた。まずはタクシーが一台やってきた。「おっ、タクシーで乗り込んで来るとは気合入ってんな」と思った瞬間、我が目を疑った。

「えぇぇぇぇ~!!!!!」

なんとそのタクシー、練馬ナンバーであった。「おいおいどんな貴族が乗っているんだ!?つーかここまで来るのにいくらかかるの???」と激しく好奇の目を向けてそのタクシーに注目した。タクシーが僕の停めている前DSC_9303.JPGに駐車する。ドキドキしながら注目していると運転席からおっちゃんが降りてきた。お客はいない。「なんじゃこりゃ?」と思っていたらようやく事態がのみ込めた。そのタクシーは個人タクシーでその運ちゃんが鉄ちゃんだったのだ。しかし撮影地に個人タクシーで自ら乗り込んでくる運ちゃんは初めて見た。
その後もぽつぽつと撮り鉄たちは集まってきた。とりあえず返しの列車を撮影するポイントに三脚を立て場所取り。上り列車は手持ちで撮影することにした。手持ちでの撮影場所にはコンビニ袋になくなってもいいグッツを入れて置き去りにし「ここ取ってます!!!」とアピールしつつ本人は車の中で寝そべっていた。しかしそれでも心配症なので長時間ほっとく事ができず車と撮影場所を100回ほど(あくまでも個人の感想です)往復した。
とりあえず9時7分に通過した南小谷行きを撮影し、その後は車で待機と撮影場所の往復を繰り返し(その間に9時7分に通過した返しの列車が通過)時刻は刻々とキハ52の通過時間へと近づいていく。撮り鉄軍団もだいぶ集まりJR西日本の社用車が警戒のために見回りに来る。最近各地で一部の頭の狂った撮り鉄野郎が問題を起こしているのでJRの方も心配なのだろう。しかし長いなぁ、まだ1時間半以上あるよ。しかも暑いし・・・。周りの人たちも熱中症対策でみんなタオルを被ったり水分補給に余念がない。僕はというと強烈な真夏の日差しのDSC_9340.JPGせいで顔や手足が日に焼けていた。前日の登山ではしっかりと日焼け対策を講じてきたけど、まさか今日がこんなことになろうとは思ってもなかったので日焼け止めを塗っていなかった。
そして長ーい待ち時間の末、ついにその時がやってきた。糸魚川からやってきた臨時のキハ52、「快速ジオパーク」号がついにやってきた。しかし・・・その2両編成の列車は僕の想像していたものとは違っていた。ベージュに茜色のツートンカラーのを想像していたのに実際にやってきたのは別のカラーリングのものだった。完全に茜色のツートンと思い込んでいたので拍子抜けしてしまった。まぁしょうがねぇや・・・。次は返しだな。とりあえず車に戻り寝そべった。

一夜明けて日曜日。5時に起きて歯を磨きトイレを済ましいざ動き始める。早速中土ー北小谷間の撮影地へと向かう。「着いたぞー!」と車を降りて撮影地を眺めてみると何かがおかしい。持参したネタ本と見比べるとやっぱり違う。どうやらここではなく対岸のようだ。時刻は6時前。時間はたっぷりあるので気を取り直して正しい場所へと向かう。始発列車の通過時刻は7時10分過ぎ。やっぱ早め早めに動くと楽だ。10分ほどで到着。そうそう、ここだよ。しかしネタ本と比べると「うおっ!!!」 ネタ本が出版されたのは2年前。そして2年後の今、当時はまだ小さかったであろう樹木が大きく育ってしまっていた。どうやっても大きく手前に被ってしまう。「うぬぬ~。しょうがない、自分なりのポイントを探そう。」   時刻は6時過ぎ。有名なお立ち台なんだろうけどだーれもいない。ただ大宮ナンバーのワンボックスカーが1台停まっているのみ。まだ寝てるみたいだ。
川沿いのロケDSC_9209.JPGーションなので河原に下りてみる。今回の予定では撮影チャンスは7時過ぎから9時半過ぎまでにやってくる上下線4本を撮影地を2か所に絞って撮影する予定。上り始発列車はこの河原で撮ろう。
だーれもいないので場所は選び放題だ。始発列車の通過時間が近づいてくると河原にもう一人撮影者が現れた。たぶんワンボックスカーの人だと思う。しかしずいぶんと距離が離れているのでどんな人かはわからない。
そうこうしているうちに始発列車通過。シャーターは切ったけど相変わらずセンスないな~。なんで見たままの感動を切り取ることができないのか??まぁいいや。趣味でやってるだけなんだから。
河原に下りDSC_9265.JPGていたもう一人の撮影者に挨拶をしてから道路へと上がる。次は約1時間後に下りの始発列車がやってくる。車に戻り休んでいると三河ナンバーの車がやってきた。その後神戸ナンバーの車が一台。2人ともトンネルから出て鉄橋を渡る構図で三脚を構えている。「んじゃオレも」ってことでその隣に三脚を構える。8時過ぎに下りの始発列車通過。撮影を終え神戸ナンバーの人と話をする。この後の行動の話になり「場所変えて南小谷発9時半くらいのやつ撮ったら帰りますわ」と僕が言うとその人は驚いた様子で「えぇっ!?キハ52じゃないんですか???」 その言葉に今度は僕がおったまげた。「えぇっ!?まだあれ走ってたんですか????」
大糸線の老兵、国鉄色のキハ52は今年3月のダイヤ改正で姿を消した。その後大阪駅の旅行会社のパンフレットでリバイバル運転をすることをちらっと見かけたけどそれがいつだったかなんて憶えていなかった。神戸の人から聞くところによると3月に定期運転から外れた後、何度かリバイバル運転がされて今日がその最後の日であるらしい。おぉ~そんなこと全然知らんかった!!いやー話しかけてみるもんだ。ありがとう、神戸の人!!僕は糸魚川からやってくるその列車の通過時間と返し(折り返し)時間も教えてもらいウキウキしながら車へと戻った。 

先週、甲斐駒のあとに大糸線を撮りに行ってきた。仙流荘でひとっぷろ浴びたあと中央道を目指して走る。時刻は16時過ぎ。この日はどっかのSAで車中泊し翌朝早くにお立ち台へと向かう予定だった。中央道に入り梓川SAに到着。日は傾いてきているけど暑い。それでも横なって寝てみる・・・寝れない。暑すぎるわここは。仕方がないので明日のお立ち台付近で道の駅を探す。するとあった、「道の駅 小谷」。
DSC_9068.JPGんぴしゃだ。明日のお立ち台の場所は南小谷ー中土、中土ー北小谷間にあるためこれは都合がいい。早速SAを出発。穂高で高速を降り大糸線沿いに北上する。大町を越えさらに北上するとだいぶ気温が下がってきた。道路沿いの温度計では23℃となっている。こりゃこっちに来て正解だった。20時過ぎに道の駅に着いた。ここはお風呂も併設されていた。場所を確認してから近くの北小谷駅に向かう。ここで9時前後に通過する上下線の最終列車を見送った。
その後「さーて戻って風呂にでも入って寝るか」と道の駅に戻るとすでにお風呂は閉まっていた。
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プロフィール
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としぷー
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性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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