忍者ブログ
2008年12月23日
[51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

とうとう旅の終わりへと向かい始める。布部から滝川行きに乗り込んだ。次の富良野では9分停車。この時間を利用してKIOSKで食料を調達。夕方のこの時間、駅弁が半額で売られていた。こいつはラッキー。この駅弁と便の牛乳を購入。そして列車は滝川へ向け走りだす。最後の最後にこの根室線で帰ることを選択したことに我ながらよかったと思った。旭川から函館線じゃあまりにも無機質だ。まぁ滝川まで出ちゃえば同じなんだけど・・・。雪の降り積もる車窓を眺めながらとうとう滝川まで戻ってきた。ここからはカムイに乗り換え。本来なら岩見沢で快速に予定だったけどなんかめんどくさくなってそのまま札幌まで乗り通すことにした。札幌ではいつも帰りの船で読む本をタワーの中の本屋で物色することにしている。今回も物色しに出かけたもののこれといって心をそそられるものがなかったので何も買わず。駅の北側にあるサンクスで今夜の晩酌用の酒とつまみ、明日の3食分の食料を調達して小樽行き快速エアポートに乗り込み小樽に向かう。途中廃駅になった旧張碓駅を見ようと窓に張り付くも暗くてよく見えなかった。21:17、ついに小樽到着。とうとうやってきてしまった。去年はタクシーで港まで向かったけど今回は最後の北海道をかみしめるため歩いて向かうことにした。運河を横目に倉庫街に入る。ここら辺まではさすがに観光地だけに道もある程度除雪されており歩きやすい。ただ観光エリアを越えると歩道は除雪されていない部分が多々あり歩きにくい。しかも雪にはたっぷりと水が含まれておりくるぶしあたりまで水につかりながら歩く。なお車道に逃げようとしたものの車道も端の辺は融けた雪により軽く池みたいになっている。うかつに近付くと走ってきた車に頭から水をかぶらせられることになりこいつはとっても危険だ。腐った雪と格闘しながら22時過ぎ、とうとう小樽港までやってきてしまった。これで北海道ともお別れだ。これから丸1日、船の中で快適かつのんびりと時間を過ごす。
PR
DSC_1095.JPG美瑛の駅で富良野行きの列車を待つ。旅も8割方終わった感じがする。この感じ、去年千代ヶ丘の駅で列車待ちしてた時と同じ感じだなぁ。なにか最後に悪あがきできないものかと時刻表を眺める。僕の乗る16:01発の列車は富良野に16:38に到着する。その先滝川行きの列車は17:55発。しかしこの間に16:45発の新得行きの列車がある。そして僕はこの列車に乗り一つ隣の駅、布部に向かうことにした。この布部、ドラマ「北の国から」ファンならだれもが知っているドラマゆかり駅だ。列車に乗り7分、16:52。最後の訪問地布部駅に到着した。降り立ったのは僕一人。去りゆく列車を見送って駅舎へと向かう。駅舎内には北の国から関連の年代物の掲示物等がある。折り返しの滝川行きが到着する間、約50分を誰もいないこの駅でまったりと過ごした。
次の列車までは約1時間半。その間これまで撮った写真のチェックなんかしていたけどとても1時間半はつぶせない。30分ほどしてから割と近くにある「クリスマスツリーの木」を目指すことにした。「割と」とはいえ歩きだと10分20分で着くような距離ではない。とりあえず着こうが着くまいが30分たったら引き返すことにして歩き始める。ずんずん進んでいくと大粒の雪が降ってきた。「クリスマスツリーの木」の標識に従い歩いてきた道から左にそれ丘に続く上り坂に差しかかる。このころになると降りすさむ行きは半端ではなく視界も危うくなってきた。首から下げてる愛機、ニコンD300にも雪は容赦なく降りつける。とりあえずボディ自体は防滴仕様になっているもののレンズの方って大丈夫なんだろうか??いくらボディは守られてたってレンズがダメなら全く意味無いんだけど・・・。レンズがおじゃんになっては泣くに泣けないのでカメラはお腹の中にしまう。しかしこの雪、激しすぎるので30分たってないけど引き返すことにした。「鍋底」の踏切には15分前に到着。今度も僕以外誰もいない。列車を待っていると踏切を渡ったところで一台の「わ」ナンバーのレンタカーが停まった。中から僕と同い年くらいの人が降りてきて「電車撮ってるんですかー?」と話しかけてきた。でまぁ「あと10分くらいで来ますよ」というと「じゃせっかくなんで僕も撮らせてもらいます」てことで合流。この人は静岡から飛行機でやってきた人さっき着いたばかりだとのこと。ホントは歩いて回る予定だったけどこの大雪で歩くのを断念。ダメモトで駅のレンタカー屋に入ったところたまたま1台返ってきたらしく運よくGETできたんだそうな。この人は別に鉄道好きというわけでなく持っているカメラもコンパクトデジカメ。僕の本音としては集中して撮影に臨みたかったけど2人きりでの無言の時間というものに耐えられない性分なので色々話しかけてしまう。そうこうしているうちに列車がやってきてしまった。「どわぁ~まだ心の準備がぁぁぁ~」と思っている間に列車は通り過ぎて行った。「・・・・・・・」。静岡の人曰く「いやー行っちゃいましたねー。あ、僕邪魔じゃなかったですか??」。「・・・・。いえ大丈夫です・・・・。」と僕。「この後次の場所まで送って行きましょうか??」とご厚意で言ってもらったけど歩きDSC_1004.JPGたかったんで丁重にお断りする。ここからは美馬牛小学校の脇を通り美馬牛駅まで歩く。雪の中、美瑛の丘の景色を堪能しながら歩いてゆく。この町は有名なスポットでなくても町全体が絵になるなぁ。ただ訪れるのは今回で5回目だけど1度も青空を拝めたことはない。夏なら雨、冬ならどんより暗い雪空だ。美馬牛小学校へと続く坂の途中で美瑛発14:16の富良野行きを眺める。美馬牛小を通り過ぎ丘を下る。美馬牛の町に入り美馬牛の駅についた。次の列車まで1時間以上ある。掲示物を眺めたり荷物の整理をしたり写真のチェックなんかをして時間を過ごす。ローカル線の旅で次の列車までのんびり過ごすこの時間が大好きだ。しかしここからは旅の終わりへと突き進むのみだ。小樽港に着いてしまえばあとは現実世界へと強制送還だ。あ~今回の旅も終りだなー。
旭川に着いた僕は遅めの朝食兼昼食をとることに。時刻は10時前。ロッテリアでハンバーガー食べたいなーと思ったけど店内は結構な混雑ぶり。60Lのでかいザックを背負った僕は入るのを躊躇してしまう。「う~む、もっとゆったり入れるところはないものか・・・」。すると斜め向かいの軽食系のお店「サンレスト」が目に入る。値段も手ごろだしここにすることにした。注文したのは「海老フライ定食」。まぁ当たり障りのないものが出てくるんだろうなと思っていたところ予想に反して結構おいしそうではないか!!そして海老フライに食らいつく。「うまぁぁぁぁーい!!」。この日初めてお腹に入れる食べ物で、しかも朝早くから行動してたからお腹はいい感じに減っていた。空腹は最高のスパイスとは言うけれど(言わないか・・・)この空腹時に食べたこの海老フライは最高にうまかった。サクサクの衣にプリプリの海老ちゃんが包まれている。ぎゅうぎゅう詰めのロッテリアに行かなくてよかったー!!と心の中で叫び大満足で店を出る。そして富良野線のホームへと向かう。この旭川駅の富良野線ホーム、他の線よりも遠く離れたところにポツンとある。この離れ具合が何とも言えず好きだったけど只今旭川駅は高架駅に生まれ変わり中。つーかいつできるのか知らないけどだいぶ前からやっててまだ終わってない。当然去年もやってて一昨年の夏に来た時にもやってた。僕的には歴史あるこの地上駅の方が好きなんだけどなぁ。そして列車はホームを離れ一路美瑛へと向かう。ここ美瑛での行動は忙しい。11:14に美瑛駅に到着後タクシーで一路三愛の丘公園に向かい写真撮影。その後鉄道写真の有名なポイントへ向かいここでも撮影。その後写真を撮りながら歩いて美瑛駅方面へと戻り最後はセブンスターの丘で夕焼けの写真を撮り美瑛駅へと戻る予定。この間6時間足らず。車なら余裕のこの予定も歩きでやろうと思うと結構きついと思う。とりあえず美瑛につき駅前に止まっているタクシーに乗り込む。早速三愛の丘公園に向かう。タクシーを待たしておいてとりあえず空荷につぼ足で飛び出す。腰ほどもある雪と格闘するもどうにもならずワカンを取りにタクシーに戻り再びチャレンジ。さすがワカン!威力はさすがだ。腰まで埋まってたのがひざ下くらいまでに軽減された。しかしここでの撮影はノープラン。とりあえず行ってみようてきなのりで事前の下調べなんかしてなかったのでさっぱり構図が決まらん。やみくもにシャッターを押し「完全」な不完全燃焼で次のポイント、通称「鍋底」へ。ここは鉄道写真では有名なポイントで雑誌とかでもよく見る風景だ。今回のこの時間帯だと12:10からの10分の間に上下線2本の列車が通る。まぁ後から来る美馬牛から美瑛に向かう列車が本命の列車なんだけどとりあえず効率よく2本分撮影できるんでいい感じだ。有名な撮影地にもかかわらずラッキーなことに現場にはだーれもいない。こりゃいいわい。とりあえず1本目の富良野行きが通過する。線路のすぐ横で撮影するため巻き上げられた雪が襲いかかってくる。そして本命の旭川行きがやってきた。夢中でシャッターを切り列車はあっという間に通り過ぎて行った。早速撮った写真をチェックする。う~ん、なんかこうイマ25b08b88.jpegイチだなぁ~。納得いかん。そこで僕は考えた。この日はバリバリの大雪。空は雪雲に覆われ太陽の出番はなさそうだ。セブンスターの丘まで行ってもイメージする写真は100%撮れない。ならば今回はこの鍋底写真に徹しようと。せっかくここまで来たんだし中途半端じゃもったいない。よし!次の列車を待つぞ。僕は1時間半後にやってくる次の列車を待つことにした。
瀬越から列車に乗り深川に向け引き返す。次の留萌で多くの人が乗り込んでくる。みなさんどうやら札幌に向かう模様・・・と何となく感じた。旭川ではなく「札幌」。遊びに行く感じの人もいるし帰省で戻っていてまた札幌に戻るような感じの人も。ま、札幌でなくて東京とか他のエリアかもしれないけどとにかくみなさん遠出の雰囲気をもっていらっしゃる。しかしこの留萌線、改めて雪の量がすごい。行きのときは暗かったしぼーっと車窓を眺めてたけどホント積もってるなぁ。列車は峠下を過ぎ峠の上りにかかる。そして他の峠越えの路線同様下りに差し掛かると奈落の先へと吸い込まれるように猛スピードで下ってゆく。「明日萌駅」こと恵比島を過ぎ真布へ。ここはもうなんというか言葉も出ない。なんと雪が深すぎて除雪されていない雪に埋もれた駅横の踏切は閉まることもなく列車は素通り。石狩沼田を過ぎると高速道路の高架がせまる・・・と思っていたけど家に帰って地図を見ると高速道路ではなく国道233号線。なんかローカル線の風景には似つかわしくない高規格の高架の道路だ。まぁ他所もんがゴチャゴチャ語る資格は無いんですがこの高架の道路が旅情に水をさす。作ってるときから非常に眼ざわりだった。(言い過ぎか・・・)秩父別、北一己と雪に埋もれた味のある駅を過ぎ深川に到着。あっという間の一時間だった。深川では予想通りほとんどの人が札幌行きのスーパーカムイに乗り込んでいった。僕を含めた残りの少数は旭川行きの下りのスーパーカムイで旭川に向かった。
カレンダー
08 2024/09 10
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
フリーエリア
最新CM
最新記事
最新TB
プロフィール
HN:
としぷー
年齢:
46
性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
カウンター
忍者アナライズ
忍者ブログ [PR]
○photo by hanamaru.○