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2008年12月23日
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午前1:00、急行はまなすに乗り込む。今回は普通の指定席ではなくカーペットカーをチョイス。これはなかなか楽しい座席だ。寝台ではないけどフェリーの2等の雑魚寝部屋みたいな感じでそれぞれ指定券に書かれた席(つーかスペース)に寝転がる。寝てるときに横の人と顔を合わせることがないように顔の部分だけカーテンで仕切られてる。たぶんサンライズののびのび座席がこんな感じなんだと思う。その昔札幌ー稚内間を結んでいた「急行利尻」のカーペットカー(って名前だったと思う)に乗ったことがあるけどその時はこんなシャレたもん付いてなかった。(記憶は定かではないけど函館ー札幌間を結んでいた夜行快速「ミッドナイト」にもこんなシートがあったような気がする)    久しぶりに寝台みたいに横になって寝ながらの移動だ。いい夢が見られそう。発車前に車掌が検察に来た。こうなったら苫小牧で下車or自由席に移動なんてのはやめだ。乗車券・指定券を札幌行きに変更した。
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どうせ食べるのならコンビニ弁当なんかじゃなく魚介が食べたい。そう思いながら駅を出た。雨はやんでいた。ただし風はビュービュー吹いている。居酒屋的なところはないかな~と徘徊したところ回転寿司的なところを発見。(というか何度も函館には来てるんんで存在自体は知ってたのですが・・・)60歳過ぎのご夫婦2人でやられているお店だった。店には5,6人の一つのグループがいるだけで寿司がくるくる回るところは止まっておりお寿司はのっていない。とりあえずビールを注文。「アサヒとサッポロがあるけど」と言われすかさず「サッポロ」と即答。「定食とかもあるよ」とか言ってくれたけど正直飯を食うというよりも魚介をあてにビールを飲みたい。なので「いやーご飯食べてきちゃったんですよ~」と正直に言ってイカソーメンとホタテの刺身を注文。すると店のおばさんがサービスで付け出しみたいなの持ってきてくれた。その後出てきたイカソーメン、こいつはうまかった。さらにそのあと出てきたホタテの刺身、切り刻まれてもまだ動いてた。醤油をかけると再びクネクネ動く。鮮度は抜群だ。言うまでもなくとびきりうまい。その後もホタテの焼いたのとかを注文。店のご主人ともいろいろお話した。店には1時間ちょっといたけどうまい肴と楽しいおしゃべり。今度函館行ったときにも是非また行きたいと思えるいい感じの店だった。駅に戻ったのは23:30頃。それからは歯を磨いたり撮った写真をチェックしたり駅前のコンビニで次の日の朝飯を調達したりしてまったり過ごす。旅先で過ごすこの何時間単位の待ち時間、結構好きだなぁ。そして午前1:00。青森からの急行はまなすが函館駅にやってきた。
青森からスーパー白鳥に乗り込み函館を目指す。今回は久々に函館でゆっくりしようと思う。といっても滞在時間は6時間ですが・・・。青函トンネル目指し列車は走る。途中で雨が降ってきた。嫌な展開だ。今回は函館山でお約束の夜景を撮影し谷地頭温泉で一日の汗を流し(汗は書いてないけど・・・)倉庫街でも撮影しまくるという予定だ。トンネルを越えたら雨がやんでますようにと祈りながらトンネルへと突入。トンネル内では読書と居眠り。そして北海道に行くときに非常に楽しみにしているJR北海道の機関紙(特急列車に備え付けのもの)も読む。なんだか年々広告が占める割合が多くなってきてるような気が・・・。気のせいか。
青函トンネルを抜ける。窓の外は雨。あちゃー。今回は函館で写真を撮るために,青森からはまなすの自由席に乗ることを断念し先回りして函館にやってきたというのに・・・。(僕の持ってる「北海道&東日本パス」は急行はまなすの自由席に限り乗車することが出来る。しかし函館から自由席に座ることはほぼ不可能なので今回は苫小牧までの指定席を確保した。当然指定席急行券+乗車券の料金がかかってくる。)何とも思い気持ちで19:20函館到着。今回は6時間滞在する。しかし時間的にはかなりタイト。この間に目を付けた飯屋で飯を食い、ロープウェイで函館山に登り谷地頭温泉で風呂に入る。函館山のロープウェイは下りの最終が9時、温泉も9時半で閉まる。倉庫街で撮影をするまでにこれだけのことをしないといけないのだ。そのために許された時間は2時間半。こりゃ忙しいわ。とりあえず駅から出るとこれはひどい。大雨&強風吹き荒れる最悪の天候。写真なんて撮ってる場合じゃないような天候。まずは飯を食おうと飯屋に向かう。差した折り畳みの傘がそっこー風にへし折られる。こりゃもうただのお荷物だ。びしょ濡れになりながら飯屋に向かう。其の飯屋の名は「うに むらかみ」。生うにたっぷりのウニ丼が¥2300。僕の中での相場は¥3000なのでこれはかなりお値打ちだ。この店は朝市の一角にある。市場はこの時間閉まっており駅から近いとはいえこの近辺は真っ暗だ。その一角に「うに むらかみ」と書かれた看板だけがぼんやりと輝いている。店へと入る。思いのほかお上品な佇まいだ。雪山登山ファッションに60Lのどでかいザックを背負った僕は完全に場違いだ。しかし店の人は普通の客と同じように対応してくれた。席に着き時間もないので早々にスペシャル生丼を注文する。ここで予想外の事態が。何と値段が¥2825となっている。何故だ?!僕の持ってきたガイド本は2007年発行。この2年で値上げされてしまったというのか?!まぁそんなこと言っててもしょうがないのでとりあえず注文。運ばれてきた丼を見て「えっ!?」なんだかガイド本の写真から受けるイメージより少々小さいような・・・。しかし味は文句なし!やはり生うにはうまい!!とろけるようなうまさだ!とりあえずちょっと高級な雰囲気を醸し出す店の雰囲気にも呑まれ気分的にはもう満腹。そして店を出る。時間は20時。時間的にはちょっとヤバくなってきた。しかしこの強烈な風雨になんだか心が折れてきて「こんな天気だし写真はいいにしようかな」って気分になってきた。いちおう背後にそびえる函館山を見てみる。山頂のテレビ塔(かどうか知らんがとにかく塔)までくっきり見える。という事は山頂からも下界がしっかり見えてはず。すなわちこの天気でも夜景は見えてるということだ。そう考えると「せっかくここまで来たんだしやっぱ行っとくべきだ!」。時間もないことだしいつ来るかわからん路面電車ではなくここは奮発してタクシーで向かうことにした。
時間にして10分余り、料金860円を支払いタクシーを降りる。函館山には今回で4回目。正確にいえば5回目か。(10年ほど前の大晦日にやってきたものの閉まってた。営業時間が短かったのかそもそも休みだったのかは記憶にない)
邪魔な60Lのザックをコインロッカーにぶち込み20:20の便で山DSC_9804.JPG頂へ向かう。雨は止んだものの風は強い。お約束のアングルでひとしきり写真を撮る。そして20:40の便で下山。山頂での滞在時間わずか20分足らず。それでも思うような写真が撮れたので満足だ。そしてお次は谷地頭温泉・・・ではなく倉庫街へ撮影に行くことにした。雨がやんでる間に撮れるだけとっておこうという考えからだ。ひとっ風呂浴びて(といっても営業時間から考えて許される時間は20分ほどかと思われる)さぁ撮影という時に雨ザーザーでは泣くに泣けない。本降りではないけど小雨が風に吹かれて飛んでくる。倉庫街到着。こんな天候なんでだーれもいない。まぁこれまで何度も来たけど冬場のこの時間帯にあまり人がうろうろしていた記憶はないのでDSC_9832.JPGすが・・・。一通り撮り終えたころ再び雨が強くなってきたため函館駅へと戻ることにする。てゆーか雨&風がすごい。駅のキオスクで新たに買ったビニール傘も秒殺された。山以外で傘をへし折られたのは初めてだし2時間余りで2本がおじゃんになったのも初めてだ。つーか買ったばかりだったのに・・・。びしょ濡れになって駅に戻る。時刻は22時過ぎ。札幌行きの急行はまなすの発車時刻は1:23。3時間ほど時間がある。晩飯が量的に少々足りなかった為何か食べに繰り出すことにした。
自分のチョンボで急遽花輪線経由で青森に向かうこととなった僕。花輪線大館行き列車に乗り込む。この線に乗るのは何年振りだろう。季節は夏で座席は進行方向左側だったってことは憶えている。今回も進行方向左側の窓際の席を確保して12:50出発。しばらくはいわて銀河鉄道の路線を走る。車内は混んでる。さすがに年末だ。東京方面から?の帰省客が多い。好摩から再びJRの路線、花輪線へと入っていく。と、この辺から窓に異変が。結露がひどくて外が全然見えない。拭いても拭いてもすぐ曇る。天気は晴れ。外はかなりの積雪がある。なんかもう拭く気も失せてきてもってきた本を読むことに。今回持ってきたのは故宮脇俊三さんの「最長片道切符の旅」の取材ノートを本にしたその名もズバリ「最長片道切符の旅取材ノート」。それとこれまた鉄道界に名をはせる横見浩彦さんの「乗った降りたJR四六00駅」。あとは「ゆったり鉄道の旅 北海道」とあとは北海道のガイド本。まずは「最長片道切符~」を読み始める。とはいえ実は昨日からちょこちょこと読んでいた。「乗った降りた~」の方も。しばらくするとなんか疲れちゃって「乗った~」の方にチェンジ。しかし幾分「乗った~」の方が読みやすいとはいえこちらの方も疲れてきた。持ってきた本が鉄道本ばかりで少々食傷気味。窓の外も見えないし寝ることにする。いやー昼間っから鉄道に揺られ居眠りをする。幸せだ!列車は安比高原、鹿角花輪、十和田南なんかで帰省客を降ろしていく。十和田南で進行方向が逆になりうつらうつらしながら過ごす。昼間っから外が見えないという事は旅をしているというよりは動く箱にただ運ばれているという感じ。終点までの時間をうつらうつらしながら運ばれながら過ごす。しかし外はどか雪が積もっていることくらいはわかる。この時期の東北の内陸部は当たり前だけど積雪がすごい。まぁ本番は2月くらいなんだろうけど太平洋側に住んでる人間的にはこの時期の積雪でも十分すごいと感じる。雪の量だけで言うなら北海道よりも降ってるんじゃないかと感じる。まぁ北海道とひとくくり言っても広いのですが・・・。そんな感じで15:36、大館に到着。長いような短いような2時間46分の花輪線の旅だった。ホームに降りると目の前には青森行きの列車が止まっており乗り込むと同時に発車。車内は60~70%ほどの乗車率。味気ないロングシートの電車だ。奥羽線も窓の外は雪景色。しかし窓の外は曇っておらず花輪線とはえらい違いだ。なんでだろ??花輪線は混んでいたからか??わからん。夕闇せまる奥羽線の車内でまた読書とうたた寝を繰り返し青森へ到着。毎度のことながら東北の電車、足元からのヒーターの熱気が不快だ。青森駅では津軽線へのホームへ走る。年末かつフリー切符を手にした全国の鉄どもが自由に動き回るこの時期函館行きのスーパー白鳥に乗り換える人は多いはずだ。ちなみに僕が持つ北海道&東日本パスは青森ー函館間の自由席に限り特急券のみで乗車することが出来る。しかしふたを開けてみるとあっけにとられるほど乗客は少なく悠々席を確保することが出来た。奥羽線と東北線からの乗り換え客が群がってくると思っていたんだけど・・・。寂しいようなありがたいような気分で青森を出発。天気予報では昼過ぎから雨という事だったけど青森を出た時点では雨は降っていなかった。
盛岡駅到着後昼飯を食いに駅前へ出た。ちょうど道の向い側に松屋を発見。牛焼肉定食を食べながら時刻表を眺める。盛岡駅で列車を降りた時に花輪線の乗り換え案内を聞いた。意外と連絡時間がちょうどよかったなーとか思いながら時刻表を見るとうまい具合に大館から青森まで繋がっていて青森着が17:10。そこから乗り継ぐ函館行きスーパー白鳥は17:22発。いい感じだ。ただ今回は盛岡からはいわて銀河鉄道・青い森鉄道経由で青森へ行く予定。途中三沢で十和田観光鉄道を乗り潰す予定でした。という事で今回は花輪線はあきらめて予定通り旧東北線経由で青森を目指すことを確認。(一人で)  でもって盛岡駅に戻ると「あれっ??」。次の八戸行きは13:10。こんなに時間開いてたっけなーとか思って時刻表をひも解くと・・・。「うぉーやっちまったー!!!」。乗るつもりだった八戸行きは12:10にすでに出発していた。現在の時刻12:24。急いでなんとかもとのダイヤに戻れるようあれこれ策を考えたもののどうやっても十和田観光鉄道を乗り潰そうと思えば函館につくのが遅くなる。とりあえず今回の旅では函館で写真を撮るっていうのが大きな目的の一つであったため函館着を遅らせるわけにはいかない。(ちなみに函館着は19:20)  こうなるともう選択肢はない。花輪線で青森へ行くのだ。なぜなら八戸経由で青森まで行こうとするとどうしても特急を使わなくてはならなくなる。十和田観光鉄道に乗れないならば八戸経由で行く意味はない。盛岡ー八戸ー青森間ってのはこれまでも何回も乗りとおしてる区間で今となってはあんまり新鮮味もなくたいして魅力も感じない区間となっていた。(北海道に通い始めた当初はここの区間もわくわくする区間だった。てゆーか当時住んでた名古屋から北海道に至るすべての区間がわくわく感たっぷりの素敵な区間だった)  となればわざわざこの区間で高い乗車券・特急券を購入する必要もないわけだ。というわけで急遽花輪線での旅へと変更になりました。
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1977/09/23
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登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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