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2008年12月23日
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1月4日。家を出てから今日で1週間になる。そして今日で北海道ともお別れだ。
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ぶれてます。車道の両端には積み上げられた雪の壁が。






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旭川駅のロータリーにはでっかい雪山が出現。







今朝は昨日の嵐が嘘のように穏やかな朝である。しかし駅に到着すると「なぬっ!!」
なんと今日もコンコースで人がウロウロしているではないか。これはもしや・・・
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「・・・・」






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「・・・・」







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「・・・・」







だぁぁぁ~!!!今日もかよ!!!1日延ばしたのに今日もダメなのかよぉ~!!!!!
これはやりきれなさすぎる。もぉ~なんでだよぉぉぉぉ~。
心中はまったくもって穏やかではないが現実に目を向ける。今日はもう一泊というわけにはいかない。何としても小樽まで行かなくてはならない。
駅員氏に現状を確認する。雪で止まってるのはこの近辺だけ??札幌近辺はちゃんと動いてるの??しかし駅員曰く「わかりません。どこまで行けば動いているなどの細かい情報は入っていません。」
おいおい駅員氏もわからんのかよ・・・。ちなみに昨日は旭川発15時のスーパーカムイが走っただけで残りはすべて運休。さらに札幌から何本かスーパーカムイが出発したものの旭川までやってくることができずすべて途中で引き返すというとんでもないことになってしまっていたらしい。
DSCF0848.JPG今わかっているのはとりあえず函館線は午前中は動かないということ。ついでに言うと留萌線は今日も全日運休。そして富良野線はとりあえず始発から動くということ。とりあえず富良野周りで滝川まで行くか。時刻表を広げてこれからの予定を考える。始発の富良野線に乗り富良野で根室線に乗り継げば滝川に8時46分に到着できる。そこから先は9時06分発の岩見沢行きに乗り継ぎその後も順調に乗り継いでいけば11時40分に小樽に到着することができる。長万部行きの函館線の山線が12時20分発なので何とかこちらの方は何とかなりそうだ。留萌線は残念だったけどここは函館線で一矢報いたい。
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ホームに上がるとこのありさま。屋根のある構内にもこれだけの雪が吹き込んでいる。ラッセル車まで出動する自体である。





「ん???」 しかしここであることに気付く。なんと滝川発9時06分の岩見沢行きは旭川からの列車ではないか。すぐさま駅員氏に確認する。「滝川でこの列車に乗りたいんだけど大丈夫ですか??」 その返事は「これは運休ですね」であった。もしかして滝川で余ってる車両で運転するんじゃあるまいかというかすかすかな希望も打ち砕かれてしまった。
DSCF0856.JPGとりあえず5時47分発の富良野行きに乗ることにした。滝川まで行けば何とかなるかもしれない。滝川で折り返す普通列車もあるのでこれに乗れればなんとか札幌までたどり着けるかもしれない。あわよくば小樽まで行けないものか・・・。列車は富良野に向け定刻に発車した。
 
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旭川の街から脱出できないので腹を決めて街の中で過ごすことにする。どこへ行こうか??旭山動物園は朝、ホテルに戻った時に行くか行くまいか考えてやめた。去年行ったしなんか僕一人で行くのがおっくうに感じられてそのまま寝てしまった。
とりあえず腹も減ったので昨日に引き続きラーメンを食べに行くことにした。すると一蔵というお店がなんとなくよさげだったので行ってみることにした。元祖って謳っているからには純粋な醤油ラーメンなのに違いない。
買物公園の中を通ってお店に向かう。
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朝の猛吹雪が嘘のようにいい天気になった。






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駅の方向から眺める






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おっちゃんも雪まみれ







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それを見てる猫も冷たそう







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一蔵発見







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おぉ~昨日これ見たぞ。







DSCF0827.JPGお店に入り席に付きメニューを見る。「またですか・・・」  ここもスープが味噌、塩、醤油のなかから選べるようになってる。なぜだ?なぜなんだ???旭川のラーメン屋ってのは「うちはこれで行く!!」ってのがないのかい??
もうなんだかわからなくなって「塩」を注文。もうどーでもいいわってなって結局塩バターを注文した。旭川で塩バターラーメン。気分は函館か!?店に入るまでは晩もラーメンにしようかと思ったけどやめとこう。1食1000円弱というのは財布にやさしくない。


DSCF0829.JPGラーメンの味自体はやはり普通においしく、それなりに満足して店を出た。ラーメンが出てくるまでの間に出入りの業者の人がやってきて「今日は家から出れなかった」「会社も雪でひどいことになってた」ってな話をしていた。やっぱあの猛吹雪は地元の人的にも非常に凄まじかったようだ。



DSCF0819.JPGその後は昼間の旭川の街見物。といっても買物公園の辺りをウロウロしただけなんだが。マルカツの地下にあるラルズマートというスーパーで買い物。もう夜は出なくてもいいように晩飯にのどごし生、あてにフェリーの中での食事なんかもこの際まとめて購入した。あてで買った刺身の切落しはたっぷり入って398円。いや~いいねぇ。




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いい天気なんだがなぁ。こんだけ回復しても除雪が追いついてないので列車は走れず。







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ホテル近くの道。写真じゃ伝わりにくいけど除雪された雪が人の背丈ほどにも積み上げられている。





そしてホテルに戻る。そして再び寝る。いや~日常でこんな時間あんまりないよね。つーか旅の途中ならもっとないか。いずれにしても幸せだ。1日が48時間あったらいいのになと思う。そしたら自分が寝たい時に思う存分寝れるから。
起きるとテレビで「ダブルフェイス」をやっていた。聞いたことだけはあったんだけどこれがまた面白い。非常にスリリングな展開で釘付けになってしまった。
その後は飯を食いAKBのテレビを見ながら酒を飲みそのまま寝てしまった。そして目覚めて温泉に入り再び寝た。明日はほんとに北海道最終日。早朝は街の中で遭難するかと思ったけど今日はいい休養になった。
寝覚めると11時過ぎだった。テレビをつけるとNHKで竹内洋岳さんの番組をやっていた。おもしろかったのでそのままぼーっと見ていたが「そういえばJRは動き出したんかいな??」と思いフロントの横にあるPCへと向かう。JR北海道のHPを見ると12時以降の運休を伝えるお知らせは無い。「よぉ~し、外出るか。」
部屋に戻り準備をしていざ出陣。外は朝の嵐が嘘のように穏やかになっている。歩道の除雪も終わっていた。歩きながら考える。「どこいこっかなぁ~」 
留萌線は明日乗るしなぁ~とか考えながら駅へと向かう。そして思いついた。「すり鉢に行こう!!」
すり鉢とは美瑛ー美馬牛間にある有名なお立ち台。3,4年前の正月にもそこに行ったんだけどその時は「もう来れないだろうな・・・」と思っていた。それがこのようなトラブルのおかげで再び行けるようになるとはある意味ラッキーだ。今から乗れる列車は12時25分発の美瑛行き。これに乗ると美瑛到着が12時58分で美馬牛発13時42分の旭川行きの撮影が可能だ。その後、間髪置かずに美瑛発14時16分発の富良野行きが通過する。向かってくる列車と去りゆく列車、この両方を効率よく撮影できるのでこれから乗る列車は僕にとって非常に都合がいい。とかいいつつ以前僕がすり鉢を撮りに行った時もこの列車を撮影したことに今気づいた。
駅に到着。すると・・・
DSC_2185.JPG「・・・・」






DSC_2187.JPGダメ押しでもういっちょ







「う~む・・・

為す術なし!!!

なんだこれ!?これじゃ旭川から出れんではないか!!まぁ乗りはせんけどどうせ札幌行のスーパーカムイも戦後の買い出し列車みたいなことになってるんだろう。こうなってしまうと完全に白旗である。すり鉢で上がりまくったテンションを叩き潰され精神的ダメージは小さくはないけどこれはもう受け入れるしかない。潔くあきらめることにした。
 
部屋に戻ると苫小牧のフェリー乗り場に電話した。本日の乗船予定を明日に変更するためだ。そして乗船日だけでなく乗船地も小樽に変える。苫小牧発だと敦賀行きになるけど小樽行だと舞鶴行きだ。敦賀行きだと1時間以上遅れると最終のサンダーバードに間に合わなくなる。しかもフェリーが遅れたからといってターミナルを朝まで解放することはないという。対して小樽発の舞鶴行きは舞鶴の港から難波行きのバスが連絡していて(まえまで新大阪行きだったのにいつの間にか難波行きに変わっていた。僕的には新大阪行きの方が断然便利だったんだが・・・。それでも少々遅れても完済まで帰れるし、どうしようもなく遅れた場合は朝までターミナルを開放してくれるらしい。というわけで小樽発舞鶴行きの方がなにかと都合がいいのでこちらに変更した。変更するときに「1度は変更できますが2回目は変更できませんけどよろしいですか?」と聞かれる。そう聞かれるとなんか後ろ髪をひかれる思いだなぁ~。それでも変更したんだけどちょっといろいろ考えてしまった。ひょっとして舞鶴がターミナルを開放するのは実際によく遅れるからで、敦賀の場合はそれほど遅れないから解放する必要がないだけではないんだろうか??などなど。それでももう変更しちゃったんだから仕方がない。もうこれで行くのだ。
フロントで延泊の手続きを済ませて再び部屋に戻る。「あ~ねむ・・・」 朝起きたのが4時過ぎだ。起きてすでに5時間が経過している。今日はいちにちのんびりできる。というわけで朝9時からもう一度寝ることにした。
ホテルに戻る。出発するときはフロントには誰もいなかったけどこの時間には人がいた。そのフロントのおねーさんに「駅まで行っていたけど午前中は列車が全部運休していくとこないから戻ってきた」って話をすると「よくこんな天候でたどり着けましたね~」と感心された。「北海道の人から見てもこの天気って荒れてる方なんですか??」と聞くと「雪はそうでもないけども風がすごい」と言っていた。部屋の暗証番号を教えてもらおうとしたら(もう戻ることはないと思って番号の紙を部屋に置いてきた)以前のをボツにして新しい番号を設定してもらった。おねーさん曰く「この雪で朝食を運んでくる業者が来れないので朝食の準備ができない」と言っていた。すげーな。駅の売店といいホテルの朝食といい社員が出勤できなかったり業者が来なかったり旭川の街全体が停止してるような感じだ。とりあえず部屋に戻って一息つくことにした。
部屋の戻り今後の予定を考える。午後から列車が動くとはいえこの状況では今日1日大混乱だろう。こんなことになってしまったら乗り鉄の旅どころではない。おとなしく苫小牧まで向かうしかないだろう。って考えてたら「やっぱり納得いかない!!!」 ここまで来たんだ。この結末は悲しすぎるだろ。そして決断した。「1日延ばすぞ!!!!」 もともと1月5日は仕事が入る可能性があったため空けておいた。しかしその可能性が無くなったので5日は1日空いている。宿代は1日かさむがこの状況では帰れない。今日はあきらめて明日出直そう。
再びフロントに降りて延泊の手続きをしようとする。しかし朝食の準備が遅れたために食堂は戦場のようになっている。申しわけないので延泊する旨だけ伝えて手続きはあとからすることにした。そして僕も朝食を食べることにした。朝食無料のスーパーホテルで朝食を食べるのは今回で2回目。いつもは始発に乗るので朝食にありつけない状況が続いていた。しかしここの朝食がまたうまいんだな~。パンだけじゃなく白いご飯もあるのがうれしい。おかずの種類もいろいろあっていちいちうまい。こりゃいいわ~。時間に追われることもないのでこころゆくまで朝食をむさぼり部屋へと戻った。
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1977/09/23
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登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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