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2008年12月23日
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12時50分の江別行きの臨時列車の出発時刻が近づいてきた。僕は室蘭線に乗るので関係ないんだが、なんと12時52分発の室蘭線がこの大雪の影響で運休となってしまった。しかし代行バスを走らせるという。まぁこんな経験もあまりないので江別行きの臨時には乗らずに代行バスに乗ることにした。
江別行きは発車してしまったが代行バスはまだ発車しない。バスがまだ駅に到着していないのだ。そしてこれまた衝撃的な情報が。僕は勝手に代行バスは苫小牧まで行くものだと思っていたけど途中の追分で運行を打ち切ってしまうらしい。「へ???」と唖然を喰らいながらも駅員氏に「追分までしか行かないんですか??その先はどうなるんですか??」と聞くと「追分からは列車が動いていますので」という回答が返ってきた。「じゃ追分から先は苫小牧行きの列車と連絡するの??」と聞くと「いえ、その先は・・・」との答え。おいおいダメじゃないか。
僕はこう考えていた。追分で運行を停めるというのはそこからは列車が連絡しているということ。岩見沢発12時52分発の苫小牧行きの追分着は13時38分。で、苫小牧発13時26分発の岩見沢行きの追分着は14時04分。というわけで追分でバスの乗客と列車の乗客とが入れ替わってそれぞれ岩見沢、苫小牧へと折り返していくのかと思ったら全然そうではないらしい。まぁこれは僕が思い込んでいたことなんだが・・・。そうこうしてるうちに岩見沢発15時06分の苫小牧行きの運休がアナウンスされた。そして13時19分を過ぎてもまだバスは来ない。時刻表を開いて確認するもこの時間から出発して追分までたどり着いたところでそこから先が全くつながらない。苫小牧行きは無いし南千歳に抜けるにも乗車可能の列車は15時30分発のスーパーとかちで南千歳着は15時41分。絶対乗らなきゃならない長万部方面のスーパー北斗16号は南千歳発が15時18分なのである。うわl~ダメだこりゃ。そして激しく後悔する。12時50分発の江別行きに乗っときゃよかったと。すると今度は13時35分に臨時の手稲行き普通列車が運転されるとのアナウンスが流れる。もうこれに乗るしかない。ほんとは室蘭線・・・がダメになったから代行バスにも乗りたかったのだが長万部から函館線の山線に乗りたいならこれは物理的に無理。あきらめねばならん。しょうがねぇ。札幌経由で行くことにした。
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DSC_2292.JPG岩見沢に到着。大雪である。ここから先、札幌方面への列車は動いていないので満員の乗客が一斉に改札を目指す。





DSC_2295.JPGここまで運んでくれた711系。最後尾はこの通りの雪まみれ。






DSC_2297.JPG当然改札は大混雑。加えて駅員氏への問い合わせや改札の向こうで足止めをくらっている集団もいるので改札は内も外も人であふれている。






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列車の窓の高さまでの積雪。ハンパないです。





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711系を斜め上から。






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キハ40、埋もれてるのか??





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除雪に向かう保線の方々。711系に積もった雪が凄まじい。






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雪煙を上げてラッセル中。






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停まるとラッセル車が姿を現した。






ここで嫁に電話。いったい現状がどうなっているのか全然見えないので(駅員氏はその他大勢の乗客の対応で全然つかまえられない)JR北海道のHPで運行状況を確認させる。ってケータイ持ってるから自分でやれって感じなんだがアナログ人間&パケ放題ではないので嫁にお願いした次第である。それによるとこのような大惨事になっているのは北海道の中でもこの近辺&道北エリア&オホーツクエリアであって道南や太平洋側の路線は通常通りの運行のようだ。札幌近辺も石勝線の非電化区間が運休しているほかは遅れこそあれ何とか動いているようだ。しかし快速のエアポートは運休しているらしい。飛行機はさすがに飛んでいないのか??
DSC_2312.JPG改札を抜け1階にある駅のコンビニで弁当を購入。すでに他の客に買い占められてるかと思いきやまだ残っていた。よかったよかった。2階に戻り市役所のサービスセンターのところの通路に陣取り弁当を食べる。





DSC_2314.JPGここから駅のホームが丸見えなんだが雪の降りっぷりが半端ではない。







DSC_2316.JPGその大雪の中で必死に除雪作業にされている保線の方を見るとそれまでの「なんだよ~!!今日もダイヤぐしゃぐしゃかよ~!!」などと勝手なことを思っていたことが大変申しわけなく思える。





弁当を食べ終わり今後の計画を考える。もう小樽ー長万部間の函館線の旅は無理だ。さてどうしよう。


DSC_2318.JPGここで12時50分に江別行きの臨時列車が運行されるとのアナウンスが流れる。なぜ江別??どうせなら札幌まで行けばいいのにと思いつつもおそらく江別で札幌方面と連絡するのであろう。臨時が出るというのはわかったけどこの時間から札幌に行ってもフェリーまでの時間があまりにあまる。かといって今更札幌、小樽で行きたいとこなんてないし・・・。そして思いつく。「室蘭線、乗り通すか」  滝川からの列車を降りて大混雑の改札前の跨線橋で待っていた時に運転士氏に状況を聞いてみたんだが、その運転士氏は室蘭線の運転士氏であった。1時間半ほど遅れて岩見沢まで到着したわけなんだがそれでも室蘭線は動いていたわけで時刻表を見るとちょうど12時52分発の苫小牧行きというのがあるではないか。よ~し、これで苫小牧まで行ってみよう。するとイマジネーションがどんどん広がってきた。「小樽ー長万部は無理だったけど逆バージョンはいけないか??」  時刻表で調べると岩見沢12時52分発で苫小牧着は14時15分。苫小牧発14時42分の東室蘭行きに乗り継げば東室蘭着は15時55分着。その後はあとから来る16時07分発のスーパー北斗に乗れば長万部着が16時53分着。そうすると17時44分発の小樽行きに乗れるのである。小樽着は20時42分。出発からして周囲は真っ暗だけどここまで来たんだ。雰囲気だけでも味わいたい。よ~し、これで行こう!!!とはいえ今夜のフェリーに乗り遅れるわけにはいかない。長万部に行ってみたはいいけれど函館線の山線は動いてませんなんてことになったら完全にジ・エンドだ。というわけで長万部駅に電話。「列車は動いてますか???小樽方面は大丈夫ですか???」と聞いたところ現在のところ列車はすべて定刻通りの運行であるとの答えが返ってきた。いや~これで安心だ。しかしこことえらい違いだな。この近辺の豪雪エリアさえ抜ければ後は通常通りの世界が待っているものと思われる。しかし目の前のこのドカ雪を見るとそれもにわかには信じがたい。だいぶ訳が分からなくなってきつつあるものの長万部を目指すことに決めた。
DSC_2267.JPG駅に戻る。9時06分発の岩見沢行きは運休だけど滝川始発の10時10分発の岩見沢行きは運行「予定」らしい。しかし結果的にはここまで来てよかった。もし美瑛で旭川に戻っていたら完全に終わっていた。富良野からも札幌行のバスが出ていたけどこれは運賃が高かったのでパスしていた。どっちにしろ滝川までに高速バスに乗ろうとしてたら今日の旅は終わっていた。



DSCF0877.JPG「おぉ~代行バス!!!」
一瞬心が躍ったが駅員氏に確認すると昨夜ここで立ち往生した特急列車の乗客用の代行バスとのこと。当然これには乗れない。




改札の前は運休を知らずにやってくる人たちであふれかえって・・・とまでは言わないけど混雑している。駅員氏やみどりの窓口氏は各種の問い合わせでおおあらわだ。
DSC_2274.JPG9時37分発の釧路行き2429D列車を見送ってホームで待機する。根室線は何の影響もないようだ。





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単行のDF200がやってきた。





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希望の光・・・というより最後の砦、岩見沢行き711系列車が入線。




DSC_2290.JPG10時10分、3両編成の711系は岩見沢に向け出発。岩見沢の段階でほぼ満員、各駅に停車するごとにそれなりに乗ってきて美唄を出ることには朝の通勤電車並みの混雑となった。北海道にはかれこれ20年近く通ってるけどこんなぎゅうぎゅ電車に乗ったのは初めてだ。滝川を出た時には晴れ間も出てたのに窓の外は大雪だ。列車はじわりじわりと遅れ始める。岩見沢からの手稲行き石狩ライナーは11時05分発。我が岩見沢行きの到着時間は10時52分。13分ほどゆとりはあるが札幌での乗り換え時間が1分しかないことを考えると1分たりとも岩見沢での出発が遅れてはならん。
しかし・・・岩見沢駅直前で列車が停まった。除雪が間に合っていないかったのか先行列車がホームをふさいでたのか忘れたけど駅を目前にして30分以上の停車。結局岩見沢に到着したのは11時37分。小樽ー長万部間の函館線が終わった・・・。
DSC_2205.JPG富良野到着。鼻をすするとなんだかくっつくような感覚がある。そう、鼻毛が瞬間的に凍ってるのである。久々だなぁ。それだけ気温が低いということだ。





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構内に留置中のキハ40の3連。




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滝川行きがやってきた。





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後ろは雪まみれ。






7時20分発の滝川からの根室線帯広行きと7時24分発の富良野線旭川行きの列車を見送って滝川行きの列車に乗り込む。車内には除雪作業を終えた方も乗車していた。雪国で列車を動かすのは大変だ。JR北海道なんてただでさえ輸送人員が少ないのに冬場になると除雪の費用がのし掛かってくる。これは行きの積もらないエリアの人間から見ると非常に余分な費用に思える。痛いよなぁ。俗にいう三島会社のなかでも四国と九州はこれがないだけ身軽だなぁと思う。
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ぶぉ~ん!!とエンジンを轟かせ帯広行きが出発。





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雪を巻き上げながら旭川への返しの列車が出発。






7時39分、滝川へ向け富良野を出発。一昨日通ったルートを再び乗り潰す。雪はこんもり積もっている。富良野という時点で僕的には滝川のエリアに足を突っ込んでいるような感覚だ。
DSC_2261.JPG
芦別のホームはざっくり積雪35センチ。






先へ進むごとにだんだん乗客も増えていく。気付くと列車が遅れていた。滝川でのバスの乗り換え時間は4分。1分の遅れでも非常に痛い。次のバスでも間に合うには間に合う。ただしそれは時刻表通り走ってくれた場合である。札幌駅到着が11時20分。で、小樽行きの列車は11時44分発。どれだけ遅れても20分以上の遅れない。
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東滝川の時点で6分遅れ。





そして終点滝川に到着。滝川駅の手前でまごまごしていたこともあり滝川へは7分遅れで到着。それでもバスも遅れているかもしれんということで駅横の中央バスのターミナルへと急ぐ。しかし・・・
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「・・・・」







高速道通行止めにより全便運休!!!まじかよ~!!!そんなにすごい大雪なのか???つーか鉄道もダメ、高速バスもダメならどうすりゃいいのだ?!とりあえず駅へと戻った。
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意味はないけど滝川駅。
列車は富良野に向けて出発した。しかし窓の外を眺める余裕はない。これからどうするか。時刻表とのにらめっこが続く。旭川始発の滝川発9時06分の岩見沢行きは本日運転取り止めが決定している。となると次の列車は10時10分発の岩見沢行き。これに乗りさらに岩見沢で手稲行きに乗り継ぐと札幌着は11時43分。しかし札幌では11時44分発の小樽行き快速エアポートに乗り継がなければ小樽発12時20分の長万部行きに乗ることができない。これに乗れないとなると次の長万部行きは14時50分で長万部着は18時37分。こりゃ真っ暗で窓の外は見えない・・・どころか小樽発23時30分のフェリーに乗れなくなってしまう。その場合だと18時11分発(着は何時かわからん)の黒松内ですれ違いの小樽行きに乗り移らねばならない。どちらの列車も18時11分発である。ここで乗り移れないとフェリーに間に合わなくなるのでここは運転士氏に話をつけて対向列車に待ってもらわねばならん。つーかその話をする前に札幌での1分乗り換えを何とかせねば。ホームは線路を挟んで向かい側のホーム。まともに勝負したのでたぶん負けるのでここでも車掌氏と話をつけて乗り継げるようにしとかないとマズイ。この列車に乗れなければ函館線の山線を乗り通すことはできない。う~む、フェリーを苫小牧から小樽に変更したのは結果的に間違いだったのかもしれない。つーか完全に結果論なのだが旭川に宿を変更したのが失敗だったのかも。当初の予定通りにしておけば札沼線は夜の乗車となるけど留萌線、札沼線、函館線の山線のすべてに乗ることができた上に今頃はフェリーのベットの中でぐーすか寝ていただろう。まぁ結果論ではあるが・・・。
そして時刻表を見て思いついた。「そうだ高速バスだ!!」 
いや~その手があった。なんで今まで思いつかなかったのか。時刻表をめくると滝川から札幌に向かう高速バスは8時50分発で札幌駅には10時17分着。それに乗り遅れたとしても滝川発9時53分発のに乗れば札幌着が11時20分。おぉ~これなら何とか12時20分発の長万部行きに乗れるではないか。しかし再び不安になる。JRがこんな調子なら列車からバスに流れる人が多数出てくるだろう。そうなると乗れない可能性のあるぞ。いやいやまてまて。そんなことなら富良野周りで滝川に行かなくても旭川から高速バスに乗ればよかったではないか。旭川ー札幌の高速バスの時刻表を見ると6時からざっくり30分間隔で運行されている。「うわ~しくじったー!!!」  車内では基本電話で話すことができないのでとりあえずトイレに入り時刻表に載っている札幌の問い合わせ先(JR北海道バス)に電話で確認してみる。いくら時刻表上では30分間隔で運行していてもこの天気で運行中止となっていればしていなければ話にならない。電話がつながり確認すると現在のところ運行中止の連絡は入っていないとのこと。ほんとは実際に乗車する旭川の営業所に確認したかったんだが番号がわからんので仕方がない。しかし引き返すなら美瑛だな。6時43分発の旭川行きに乗れば7時15分に旭川に戻ることができる。雪で遅れることを考慮しても小樽には悠々たどり着けるだろう。
しかし僕はそのまま富良野まで乗り通してしまった。理由は特にない。ただ何となくである。なんとなくそんなにアグレッシブに行動するのが億劫になってしまったからである。滝川から乗っても札幌までは間に合うし距離が少しでも近い方がなんとなく安心な感じがしたこともある。ただ乗れるかどうかわからんという不安はあったんだけど結局富良野まで乗り通してしまった。さてさてこの後どうなる??  まだまだ続く
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富良野へと向かう車窓から。いや~広いなー・・・なんて思えるほどの心のゆとりはなかった。
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1977/09/23
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登山 自転車 旅 鉄道
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登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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