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2008年12月23日
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下山後、まずは風呂ということで大町温泉郷へと向かう。そこで見つけた「薬師の湯」で汗をながす。その後車を回収するため扇沢へ。ビタ一文払うのは嫌なので今度はしっかり無料の市営駐車場に停める。バスターミナルで土産を買って車に戻る。24時間で1000円ということで2000円を握りしめて出庫しようとすると機械は「料金は1000円です」と表示するではないか。「え?2000円じゃねーの??」と思いながらも機械が1000円でいいとゆーとるので金1000円也を支払い駐車場をあとにした。
市営駐車場でK籐をおろす。で、これからどーするよという話になり「長野と言えば馬肉っしょ。馬刺しと生ビールっしょ~!!」ということになった。(後で知ったんだけど馬肉とかって飯田とかあの辺のものらしい)
しかしどこに行ったら馬刺しが食えるのかということになり相談した結果、「道の駅だろ。道の駅に行けば名物食えるっしょ。」ということで(う~む、安易だ)近隣の道の駅を検索。で、豊科のインターに向かう途中にある道の駅に向かうことにした。道の駅なら飲んで食ってそのまま寝れる。次の日にゆっくり帰ればいいのだ。
道の駅を目指す途中、大町のまちなかに入ったところでトラブル発生。速度計の横っちょで見たことのない警告灯が点灯している。「な、なんじゃこりゃ??」
イオン(ビック?)の駐車場に緊急避難してK籐に見せる。すると「空気圧が下がってますね。パンクしてませんか?」と即答。おぉ、さすがK籐!!なんでこんなことまで知ってるんだ??
車の周りを一周するもなんかパンクしてないっぽい。しかしこんな状態で走り続けるわけにもいかんのでJAFを呼んだ。
電話では「30分くらいで行きます」ということだったけどわずか10分くらいで来てくれた。しかしそれはJAFの人ではなくJAFと提携していると思われる町の自動車整備工場のおっちゃんであった。
「なんでJAFが来ねーんだよ。これじゃ自動車保険にくっついてるロードサービスとか変わんねーじゃねーか」と初めは思ったけどさすがはプロ。あっという間に原因を探り当てた。家の愛車は嫁のお父さんに車検をしてもらっている。前々回の車検の時にタイヤも替えてもらったんだけどどうもそれは中古タイヤであったらしい。しかも前輪と後輪でサイズが違う・・・。(全部まかせっきりだったので全然知らんかった)   で、このタイヤが削れに削れたために前輪と後輪なのか左右なのかしらんけどタイヤの回転数が合わなくなって車のコンピューターが「空気圧が下がって回転数に差が出ている」と判断してあの警告灯が点灯したらしい。前輪と後輪のサイズが違うにもかかわらずこれまでこの警告灯が点灯しなかったのは溝がある程度残っていればコンピューターが反応するほどの差は出ないのだそうだ。
ちなみこの原因を聞いて時に心当たりはめちゃくちゃあった。あれは5月のGWのこと。涸沢に向かうときに川西のGSでガソリンを入れた時のこと。店員の兄ちゃんがサービスと称してタイヤの点検をしてくれた。その時に「このタイヤはヤバいです!!」と言ってきたのだ。「なんでこのタイヤがついてるのかわかりませんけどこれなんか10年以上前に製造されたタイヤですよ。タイヤも溝が無くなっていてひび割れもひどいです。これで高速を走るのはやめた方がいいです。」と言われていたのだ。その時は「そういわれてもオレこれから山行くし・・・。」ということでビビりながらもそのまま沢渡に向かった。家に帰ってから嫁に事情を説明すると「じゃあ、そのうちお父さんに交換してもらうわ」という話になり3ヶ月以上ほったらかし。そしてこのザマである。やっぱメンテナンスはしっかりしないとダメだな。(ちなみ前の日曜日にお義父さんにタイヤ交換をしてもらった。あと、オイル交換も。オール無料で)
原因は分かったもののお金もないしタイヤ交換はせずとりあえずこのまま走ることにした。JAFの代わりのおっちゃんも危ないからとにかくスピードは出すなとアドバイスしてくれたのでゆっくり走る。
19時、道の駅に到着。しかしすでに閉店。先ほどの件で大いにテンションが下がっていることに加えてここが閉まってるならよその道の駅も閉まっているだろうということで馬刺しとビールをあきらめておとなしく豊科から高速に乗り梓川のSAで夕食。レストランは高いので(馬刺しとビールを飲むことを思えば安いもんだが)フードコートで唐揚げ定食的なもの(ご飯は大盛り)を食す。その後、名古屋に帰るK籐を見送り僕はここで寝ることにした。
午前一時過ぎ、起床。眠たい目をこすりながら川西目指して走り出した。盆休みで道が激混みすることがわかっていたので渋滞が始まる前に帰りたい。途中、恵那の手前でガソリンないですよ灯が点灯するもそのまま養老のSAまで引っ張り上げた。行きに川西のGSで満タンにしてからここまでの走行距離はなんと755キロ。ほとんど高速を走っていたとはいえ息継ぎなしでここまで走るとはさすがトヨタ車、優秀だ。
その後夜も明け多賀のSAに到着したのは5時過ぎ。ここに来るまでにも吹田ー京都南間の渋滞が20キロということで「これはやばい」と思いながらもここで休憩がてら朝食。行きしなにはここを通過してしまったので帰りはここで止まらなければならないだろう。そして歩道橋を渡って上り線に移動しレストランで注文するのはもちろん「ステーキ丼と小うどん」  普段なら間違いなく寝てるであろう時間にこのドスの効いたメニューを腹に流し込むのだからなかなか痩せないのにもうなずける。ちなみにこの時間だといつもはあるおかわり自由の炊飯器は置いていなかった。
さて、おなかも満たされたところで今度は眠気が襲ってきた。この先20キロも混んでるんならいっそのことお風呂のところにある仮眠室で寝たろーかなとも思ったけどここで仮眠すると起きるのが昼。その頃には渋滞ももっとひどくなってるだろうから家に帰るのは夕方。せっかく一日早く下りてきたのにこれで一日が終わってしまうではないか。そう思うと少々渋滞に巻き込まれようが走った方がよいと判断し渋滞情報を確認。すると、なんと西宮から京都まで渋滞が60キロに膨らんでいるではないか。60キロ・・・さすがにやりすぎだろ、これ。こんな状況だとした道に逃げてもどうなってるのかわかったもんじゃない。何とかならんかと渋滞情報のモニターを見ていると京滋バイパスはまだ渋滞していないことに気付いた。「行くなら今しかねぇ!!」  急いで車に戻り走り始めた。目指すルートは京滋バイパス⇒第2京阪⇒近畿道⇒阪神高速で川西まで帰るルートだ。遠回り&余分に金がかかるけどそんなことは言っていられない。眠い目をこすりながら走りに走る。迂回しつつも吹田に至るすべての道が吹田付近で渋滞してる。その吹田を避けに避けまくって川西までうまい具合に渋滞に巻き込まれずに帰ってこれた。時刻は7時半過ぎ。そして「どぉぉぉ~眠てぇ~!!!」とクーラー全開の部屋でそのまま泥のように眠った。   終わり
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種池山荘のテン場が利用禁止らしい。原因はクマの出没。8/13から出没していてテントを荒らしたり登山者のザックを奪ったりと大いに暴れているようだ。しかしいるんだねぇ、あれくらい高度を上げてても。山なんだからいて当然という意見もあるだろうけど会いたくないわな、森のクマさん。
テント場に帰ってきた後は少し早目の昼食。マルタイの棒ラーメンを食す。1本食べてまだ食べたりないのでもう1本食べる。2本目のための粉スープが余るんだけど残しても仕方がないので1本食べた残りのスープにぶち込む。う~む、さすがに塩辛い。やりすぎた。
そしてここで決断する。「下りるぞ」
天候はこれから崩れる模様。ここで雨をテントの中でやり過ごし、雨が止んだ翌日に降りる予定であったけど時刻はまだ10時過ぎ。赤岩尾根経由で下界(大谷原)まで4時間ほど。今日下りてしまえば明日はゆっくり過ごすことができる。地図を見ると赤岩尾根の上部は「滑りやすいヤセ尾根」とか書いてある。今出れば雨でぬれる前に通過することができるだろう。明日足場が濡れてる状態で通過するよりはいいかもしれない。ということで下山することにした。
DSCF9445.JPG冷乗越から赤岩尾根に入る。ほぉ~いきなり来ましたか。ガレ場のトラバースである。その後も崩落地の通過を何度か繰り返すが鎖がついているので安心だ。まぁ地図上に注意書きされるのもうなづけるんだがここで注意書きをするならなぜ北峰への道では何の記載もないのだ??と思ってしまった。どっちかというとあちらの方が注意書きがされて然るべきだと思う。

しかしこの赤岩尾根、なかなかの急坂である。こりゃ柏原新道の方が断然歩きやすい。DSCF9446.JPGはしごとも階段とも言えない何とも微妙なのをいくつも下り高島平に到着。尾根の上部で3人とすれ違って以来全然人とすれ違わない。静かな山行である。心配した雨の方はポツポツ程度で本格的には降ってこない。しかし周りはガスに覆われている。


DSCF9447.JPGその後も急坂を下り続け西俣出合に到着。地図にはここの直前に「はしごあり」とか書いてあったけどそんなものはなかった。つーかあのはしごのような階段のようなもののことを言っていたのか??



ここで川をまたぐのかと思いきやトンネルみたいなのでくぐるようになっていた。

DSCF9451.JPGこんなところをくぐる。






DSCF9449.JPGトンネルの中から流れ落ちる水の裏側を見ることができる。





DSCF9453.JPGここからはコースタイム1時間の林道歩きだ。空は暗いし人気もない。なんだかクマが出てきそうな雰囲気だ。一人だったら非常に心細かったろうと思う。K籐がいてよかった。




時に深い話を交えつつ基本的には雑談をしながら林道を歩く。DSCF9454.JPGそして林道のゲートまで歩いてくると「クマ注意」の看板が。やっぱりなー。出そうだよ、ここは。そして大冷橋を渡って大谷原に到着。いつもなら「着いた~!!」と心地よい達成感に包まれる瞬間だけど今回はビビって北峰に登れなかったので自分的には気が晴れない。南峰からの最初の急な下りさえ我慢して鞍部まで下りれば後は行けたんじゃなかろうか??とか今になって思うことがたくさんある。自分のヘタレっぷりが原因ではあるのだけど何とも不完全燃焼な山行であった。   
8月11日。4時45分起床。毎度のことながら熟睡ではなく途中何度となく目が覚めてうつらうつらやってるうちに朝が来たと言う感じ。この時間に起床と言っても周りと比べると遅い方だ。テントを抜け出すと半分以上のテントは無くなっておりすでに出発していた。僕の前のテントの人も撤収中でありちょっと話をしたところ今日は扇沢まで下りるらしい。
周りは2時過ぎからごそごそ動き始めていた。「昼から天気が崩れるからそれまでに動く」とかいう声も聞こえていた。そう、今日は午後から天気が崩れる。僕らもいけるのであれば鹿島槍に登ってから一気に下界まで下りてやろうかと目論んでいる。
DSCF9385.JPGとっても遠く感じるトイレを往復すると太陽が昇ってきていた。






DSCF9386.JPGテン場にも朝日が顔を見せる。






爆睡の加藤を起こして朝食のゼリー飲料を流し込み6時10分出発。すでに小屋から出発した人たちがぞろぞろと山頂に向け歩き始めている。
DSCF9397.JPG布引山へひと登りすると山頂ではライチョウが砂浴びをしていた。人がいても全然逃げない。こんなんだから他の動物に食われちゃうんだよ。しばらくすると2羽のひなもやってきた。初めはもっと多くのひながいたはず。いろいろあって2羽になっちゃったんだろうなと思いつつ山頂をあとにする。
今日もK籐は大ブレーキだ。全くペースが上がらない。そのうちうんちょすが出るとか言い始めた。朝、小屋のトイレに行ってきたけど出なかったとか言っていたけど・・・。上に上がれば上がるほどキジ撃ち出来る場所はどんどんなくなっていきそうなので「ここらで撃ってこい」といっても「まだいける」と譲らない。しかし限界が近づいてきたようで「ここを逃したらもう撃てる場所はないぞ!!とりあえず行ってこい」とわずかに残されたハイマツ帯へと送り込んだ。しかし行ったら行ったでなかなか帰ってこない。15分経過。ひょっとして墜ちてるんではあるまいかと心配になり様子を見に行くと頭が見えた。「大丈夫か?」と声をかけると大丈夫との返事が返ってきた。ハイマツ帯とはいえ反対側は切れ落ちている。キジ撃ち中に滑落なんてかっちょ悪いことこの上ないのでそれだけは勘弁だ。
DSCF9409.JPG暇なのでこれまで歩いてきたルートを振り返る。






DSCF9407.JPGガスにかすむ鹿島槍南峰へはもうひと登り。






その後10分経過。まだ帰ってこない。いい加減こっちの体も冷えきった。もう一度様子を見に行くとまだ終わらんという。もぉ~早よ出さんかい!!結局帰ってくるまで30分以上かかった。それまでの登りで抜かした人々全員に抜き返され、新規の人たちにも後から後から追い抜かされた。
DSCF9423.JPGひと登りして山頂に到着。う~む、全体的にガスっているので展望はいまいちだ。






DSCF9434.JPGガスの切れ間に一瞬剱岳が姿を現した。






とりあえず山頂での写真を撮って北峰へ向かう。が、そのルートを見てビビってしまった。それまでのハイキングコースとは様相が一変しているではないか。完全に「落ちたら死にます」というガレ場である。北峰までは地図上のコースタイムは25分。おいおいマジすか??通常はコースタイムを7~8掛けで歩く僕だけどこりゃ無理だろ。すれ違った人に聞いてみても「25分じゃ無理。片道小一時間かかる」とか言われた。
DSCF9428.JPGガスに煙る北峰。どしっとしたこの存在感。優しい感じの南峰とは違いますな。






結局情けないことに高度感あふれる険路に恐れをなして途中で引き返してしまった。双耳峰ではあるけど標高の高い南峰には登ったからひとまず鹿島槍は登ったことにしてもいいだろと判断した。(←微妙)
DSCF9431.JPG南峰方面へ振り返る。写真じゃ全然伝わらないけど結構険しい。






今回の山行、実は鹿島槍から五竜まで縦走するという計画だった。しかし登山に対していい顔をしないK籐の嫁の存在もあり「まぁ危ないとこはやめとくか」という話になり今回はこのキレット越えのルートはやめた。どちらかというとK籐の都合でこのルートをやめたようになってたけどこりゃ僕的にもやめといてよかった。だって高いとこ怖いんだも~ん。いやー情けない・・・。
一方のK籐はというとこういう高度感あふれるルートに関して全く恐れないので今回も「え?なんで引き返すんですか??」と言ってきた。すまん、K籐。オレがビビったから引き返すんですよぅ。これが北峰の方が標高が高くてこっちに登らなければ鹿島槍に登ったことにならんというのであればいやいやながらも登らざるを得なかったんだが・・・。
テン場まで戻る道中、僕の心は完全に敗北感に支配されていた。数年前の石鎚山の帰りみたいだ。(←怖くて天狗岳まで行けなかった)
いやーほんと情けない。これで「趣味は登山です」なんてとてもじゃないけど言えねーよ。でも怖いもんは怖い。もともとビビりだったけど剣岳で滑落事故に遭遇してからさらにビビり度合いに磨きがかかった。でもこれに勝たなきゃ未来はないよな。くそ~立ち向かえ、オレ。
15時半、冷池小屋に到着。テン場の受付を済ませる。遠くから見ても感じていたけど小屋からテン場までちょっと離れている。小屋の前の手書きの板には「テン場まで徒歩8分」とある。しかもテン場にトイレはない。かぁ~シッコするのに徒歩8分か。往復16分。こりゃ遠いわ。とりあえず携帯トイレ持ってきてよかった。しかし大だとどうしようもないな。
DSCF9366.JPGテン場まで登ってテントを設営。見れば西の谷からぐわっとガスがわいてきた。その後早めの夕食。ぺヤングのカップ焼きそばだ。夕食を済ますと小屋まで下りてビールで乾杯。生は900円、500ml缶は700円。金もないので500ml缶にした。




DSCF9377.JPGテントに戻ると辺りには僕と同じライペンのエアライズが3張りも。こんなに集中するなんて珍しいな。
その夜は寝不足ということもあり日暮れとともに就寝。明日は鹿島槍にアタックだ。
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プロフィール
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としぷー
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性別:
男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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