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2008年12月23日
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今しがた登ってきたルートを左に分け根子岳へと向かう。根子岳へは一旦大きく下る。ネットで情報は仕入れていたけど樹林の中の結構な下りだ。その樹林を抜けると笹原へと出た。
DSCF7579.JPG景観的には高層湿原という感じだけど笹がびっしりだ。なんだろなこれは。勝手な想像だけど昔はお花畑だったのがいつしか荒れて笹が侵入してきて今に至ったみたいな感じを受ける。相変わらず辺りは真っ白。開けた場所だけに何だかあの世の歩いてるような感覚だ。 (行ったことはないけど・・・)



DSCF7587.JPG途中根子岳へと登り返すところで団体さんとすれ違う。いやいやさすが百名山。少々天気は悪くても計画通り決行するんだな。





DSCF7593.JPG根子岳へ向け登り返すとちょっとした岩場がある。岩に登り周りを見ても真っ白でなーんにも見えない。今日はどこまでいっても視界はゼロだ。



DSCF7597.JPG

こんな狭いところも通る。





DSCF7599.JPGそして根子岳に到着。景色は真っ白だけど広いピークは四阿山よりも風格があって百名山ぽい。景色が見えないので一息ついたらさっさと下山にかかる。ここから先というのはこれまでうって変わって次から次へと人とすれ違う。みんな根子岳経由で四阿山に登るのか初めから根子岳のピスw)€」肇・・w)なのかどっちかわからんけどとにかくどんどん登って来る。こんだけ人がいりゃクマの心配はいらんな。下りも佳境になり牧場の一番高いところまで下りて来るとガスが薄くなり下界が見えてくる。後ろを振り返るとやはりガスで真っ白だ。今登ってる人たちも残念だな。
もう少しで下山というところでトイレ(小)がどうしても我慢できなくなってやむなく登山道の脇にそれて用をたす。「ふぅ~」と一息ついたところで足元を見る。「ん?」そして次の瞬間「どわぁ~!!!」なんと僕の足元から見たこともない胴体の赤いアリが何十匹と這い上がってきているではないか!!そいつらは普通のアリよりも異常に動きが素早く群れで雨具のズボンを這い上がってきていた。さらに地面を見ると何百、何千もの赤いアリが足元でうごめいていた。「うわぁ~」半ばパニック状態に陥りながらズボンを叩いて赤アリを振り落とし全力で走って逃げる。逃げながら「ズボンの下にも入っていたらどうしよう」と考えると恐怖で顔が青ざめる。CWXに這い回る赤アリを想像すると発狂しそうになる。虫酸が走るとはまさにこの事だ。ちなみにうごめくを感じで書くと「蠢く」らしい。やっぱり昔からうごめくのは虫というふうに相場が決まっていたようだ。
DSCF7625.JPG最後は猛烈にスピードアップして山からかけ降りた。降りてくると駐車場には車がびっしり。駐車場だけでは収まりきれなくて道路の脇にも数珠繋ぎで停まっていた。





DSCF7634.JPG下山後は服を着替えて牧場を散歩。山から降りてくる人もいるけど圧倒的に観光客多し。
売店で登山バッチと牛乳を購入。牛乳の方は紙コップ一杯が三百円であった。う~ん、同じ三百円ならソフトクリームにするべきだった。そんなこんなで菅平牧場をあとにした。



PS・・・家に帰って例のありのことを調べる。どうやらやつらは「アカヤマアリ」という連中らしい。生きてる人間に集団で這い上がってくる獰猛さに外来種のとんでもないアリかと思ってたけど昔から日本にいるアリのようだ。以前、リヤカーマンこと永瀬忠志さんの本でアフリカかどっかの国で寝てる時テントをアリに食い破られたみたいなのを思い出し完全にそっち方面のアリだと思っていた。ただし性格は荒くれてて、よそのアリの巣を襲う「奴隷狩り」なる行動をとるやっぱり恐ろしいアリであった。
 
 
 
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DSCF7522.JPG四阿山・・・百名山やってなかったら読めねーよ「アズマヤサン」
トイレの建物の下にいろいろと案内板みたいなのがある。




DSCF7523.JPGそして出ましたクマ注意の標識。出会いたくねーなー。


トイレを済ましちんたら用意をしていたら出発は6時半になってしまった。遅ればせながらいざ出陣。周りも続々と出陣してるけどみんな根子岳へ向かう方へと登ってく。僕は中四阿経由で山頂を目指すコースだ。誰一人としてこちらのコースへ向かってくる人はいない・・・。クマちゃん嫌だな~と思いながらチリンチリンと熊鈴を鳴らしながら歩く。
ところで今回の四阿山、出発前日までこのコースを往復しようと思っていた。しかしネットで中四阿、四阿山、根子岳と周回できるということを知った。つーか地図見りゃそんなもんすぐわかるんだけどロクに地図すら見てなかった。前日の金峰にこの四阿山にしろいかに準備してないかってのがよくわかる。
DSCF7527.JPG

広ーい牧場を眺めながら歩く。




DSCF7531.JPG



牛しかいないのかと思ってたら馬もいた。


DSCF7534.JPG牧場のわきから登山道に入る。僕の前方には全く人気がない。しかもガスってて視界も悪い。麓から上を見ても真っ白だ。登頂しても真っ白で何も見えないであろうことが予想される。

いかにもクマちゃんが出そうな沢沿いの茂みの中を登っていく。DSCF7542.JPG早くもガスが出始めて視界は非常に悪い。まぁ雨男的にはよくあることだ。とりあえず今回は百名山の数稼ぎの山行だ。ピークに立てればそれでいいわい。
歩き始めて50分、先行者に追いついた。ご夫婦と思しき二人パーティーだ。自分と同じルート上に人がいたとわかってちょっと安心した。クマちゃんに対する不安もだいぶ軽くなった。それから5分と歩かないうちに再びご夫婦と思しき2人パーティーを発見。道標のところで休憩をしていた。さすがに百名山。いるんだねぇ~。こんな天気の悪い日でも。
その後も山頂目指して歩いて行く。すると岩の高みが見えてきた。中四阿だ。しかしピークは踏まず脇をまいて行く。

DSCF7558.JPG

ガスに加え雨も降りだしとうとう雨具を装着することにした。それまでは樹林歩きだったからなんとかいけたけど尾根まで出ちゃうとちょっと厳しい。



DSCF7559.JPG


それからガスの中をひと登りで四阿山山頂へ。



DSCF7563.JPG時刻は9時過ぎ。時間にして2時間半で登ることができた。
山頂には先客がいた。僕と同じような年の男とそのお母さん。地元須坂の人だそうだ。僕が兵庫から来たというとたいそうびっくりされてた。東日本の地味な百名山で「兵庫から来ました」というとたいてい「へぇ~」と驚かれる。まぁそうだろうな。東北の人がわざわざ六甲山に登りに来たと言えば僕も「へぇ~」と思うだろう。ところでこのお母さん、今回が初めての山だそうだ。いや~初山行がこのガスの中というのは残念!!しかしいい息子だな。親を山に連れて来るとは孝行息子だよ。
とりあえず山頂でお互いに写真を撮りあい僕の方は一足お先に出発することにした。天気は悪いし今日中に神戸まで帰らねばならんしな。というわけで次なる目的地根子岳へと向かった。
7月15日。4時起床。全く気付かなかったけどなんと雨が降っている。おいおい今日は曇りのはずでしょ。この天気にテンションも下がり4時半まで2度寝。その後覚悟を決めて起き上がりSA内で朝食。もちろん昨日買った釜めしだ。当然冷えきっているけどそれでもうまい。朝から贅沢な朝食だ。
そしていざ出陣。上田菅平ICで高速を降り、セブンイレブンで食料を調達。登山口の菅平牧場を目指す。今日も昨日同様目の前をガスが覆う。雨降りっぽいし気が重いのう。
山道を登っていくと開けた農地が広がってきた。これまた昨日と同様に「高原野菜作ってます」的な景観だ。でかいトラクターも走り回っている。しかし驚いたのがまだ5時過ぎだというのにたくさんの人が畑に出てすでに働いていたということ。しかも日曜でっせ。皆様、朝早くからご苦労様です!
菅平まで上がってくるとそこはちょっとした高原リゾート地。関東人が避暑に訪れるのだろうと勝手に想像する。しかしこのくそ朝早くからランナー達の多いこと。ここ数年うちの近所(宝塚・川西・池田近辺)でも急増してるしこれまでローディーとハイカーの聖域だった箕面の山でもランナーの進出が進んできている。あちこちでマラソン大会が開催されてるしブームですな。
DSCF7520.JPGDSCF7521.JPG菅平牧場に到着。朝早いけど牛さんたちはすでにお外に出されている。つーかずっと外に出されっぱなしなのか???別荘地を横目に坂道を上がっていくと管理事務所に到着。その下の駐車場に車を停める。時刻は5時45分。この時間でもすでに皆様に続々と出発していた。
車を停め外に出ると肌寒い。ここは標高が1600M近いし天気も悪い。とりあえず上だけ雨具を着てトイレに向かった。
DSCF7513.JPG駅前と呼んでも許されるくらいのところにあるおぎのやのドライブインに到着。いやいや釜めしパワーここにありと言った感じのグレートな建物である。中に入ると意外にも釜めし一色というわけではなかった。おぎのやさんて釜めし一筋かと思ってたら他にもいろいろな商品があるのね。やっぱ駅弁だけでやっていこうと思うとそれにはやはり無理があってこういうドライブインを作ったり駅じゃないところでも売らなきゃやってけないよな。




DSCF7500.JPGさて本来の目的である釜めしを購入する。1つ900円。1つにするか2つにするかでしばし悩む。1食900円って結構高額な食事である。悩みに悩んで結局2つ買うことにした。やっぱりここまで時間と金をかけてきたのだ。2つくらい買わないとコストパフォーマンスが悪すぎる。朝飯に900円とは少々やりすぎな感は否めないがやむをえまい。今後の食費を削ることにしよう。




DSCF7506.JPGということで2つ買いさっそく1つ目を食べる。まだ温かい。いやーうまい。何度食ってもうまい。でもやっぱドライブインではなく列車の中で食べたかったな。車で乗りつけておいてなんだけどやっぱ駅弁は列車の中で食べるのに限る。ところでここで大変重要なことを知った。このおぎのやさん、僕的には当然横川のSAにはあるものだと思っていたらなんと上りのSAにしかないという。危ねぇ危ねぇ、ここではなく帰り(?)のSAで食べようなんて思ってたら食いっぱぐれるとこだった。これで食べれなかったら精神的ダメージたるや相当なものだっただろう。


温かい釜めしをペロッと平らげドライブインをあとにする。帰りは松井田妙義のICではなく碓氷軽井沢ICから高速に乗ることとする。軽井沢方面へ少し走りICへの道へと逸れる。県道92号線。なんと入口にゲートがあって天候次第ではクローズされるようだ。道自体も「ホントにこれがICへ続く道なのか???」と思うほど走ってて心細くなるような道。予想していたとはいえ人気が全くなく、周囲も薄暗くなってきてなかなか薄気味悪い。
DSCF7517.JPG途中、例のビックサンダーマウンテンが望めるところがあって車を停めた。すげーな。なんちゅう存在感じゃ。
再び車を走らせるともっとよく見えるポイントに到着。どうもここが登山口(?)らしく「高岩」との手書きの道標があった。へぇ~高岩っていうのか。そのままだな。ここではなんだかめんどくさくって車から降りず写真も撮らずに再び車を走らせた。
その後しばらくすると急に目の前が開け碓氷軽井沢ICへ飛び出した。結局1台も車とすれ違うことはなかった。いやーこんな道ならナビ子ちゃんがお勧めしないのもうなずける。そこから高速に乗りこの日の夜は東部湯の丸SAで車中泊。次の日は山に登った後神戸まで帰らねばならんので21時前には就寝した。
インターを降り軽井沢方面へ引き返すこと数分。横川駅に到着した。ここへ来ると「兵どもが夢のあと」ってのはこのことだなぁと思う。かつては東京と長野を結ぶ大幹線。上野ー長野間を特急あさまが行きかっていた。しかし長野新幹線の開業とともに横川―軽井沢間は廃止。高崎ー横川間の信越本線は完全にローカル輸送の盲腸線と化してしまった。
停車時間の短縮で各地の駅弁が衰退していくなか、ここ横川は碓氷越えの機関車連結の関係で比較的停車時間が長かったために、うまい具合に生き残っていた。僕も線路がぶっちぎられる前に2度ほどここを訪ねたけど発車していく列車に売り子さんが深々と頭を下げる光景が印象的だった。
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その横川駅でまずは鉄道文化村の方へと歩いて行く。営業時間は終わっているので閑散としている。うろうろしつつ何枚か写真をパチり。







DSCF7490.JPG


ここから廃線跡を歩いて行けるんだけど今回は時間がないので割愛。ここを歩いて行けば「これぞ碓氷峠!!」のあのめがね橋も歩いて行ける。いつか歩いてみたいもんだ。






72ef36bd.jpegそしてついに釜めしを買うべくおぎのやさんへと向かう。本店の前で写真をパシリ。しか「ん??」何か書いてるぞ。すると・・・

「な~にを~!!!!」




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なんと峠の釜めしは「完売」であった。
うお~そりゃねーよーーー!!!!!




DSCF7492.JPGだめもとで駅のお店に行ってみる。しかしここも売り切れ。何ということよ・・・。
しかし口から鼻から「僕は釜めしを買いに来ました」オーラをシューシュー噴き出していた僕を不憫に思ってかお店のおばさんが「ドライブインに行けばあると思う」と教えてくれた。おー、あの道沿いのでっかいドライブインな。一瞬、「ここで食べれないならサービスエリアで食っても一緒じゃ」とか思ってしまったけどもしサービスエリアでも売り切れてたら目も当てられん。ここは食えるところで食っておくに限ると、車に乗り込み近くにあるドライブインへと向かった。


PS・・・しかし今この写真(本店の方)を見て思う。その時はショックのあまり気づかなかったけどこれってお店閉まってないか??ひょっとしたら完売というよりもお店の営業時間が終わってただけかも。でもだったら「完売」なんて掲げるか??・・・などと自問自答の日々である。
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男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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