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2008年12月23日
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小春日和の開聞駅で時刻表を眺めながらこれからのスケジュールを確認する。しかしこれは激しいなぁ。ダイヤを羅列するとこんな感じだ。開聞発16:30ー鹿児島中央着18:21 鹿児島中央発19:41-南宮崎着22:55。当初はここから大分までドリームにちりんの予定だったけど特急代をうかすためにここからさらに22:57発の延岡行きで延岡まで行く。延岡着は日付変わって0:21。その後あとから追いかけてきた0:54発のドリームにちりんで大分へ。大分着は2:46。大分には3:52まで停まっているからぎりぎりまで車内で過ごす。その後は大分発6:19の久大本線の始発に乗り込み日田着8:45。お次は日田彦山線で日田発9:37-田川後藤寺10:46着、田川後藤寺発11:17-新飯塚着11:38、新飯塚発11:42ー黒崎着12:25、黒崎発12:29-小倉着12:49、小倉発12:54ー下関着13:11、下関発13:12ー宮島口着16:58、宮島口発17:18-糸崎着19:07、糸崎発19:09-岡山着20:33、岡山発21:09-姫路着22:36、姫路発22:56-尼崎着23:52、尼崎発0:08-川西池田着0:24。おぉ~いつの間にか再び日付越えをしているではないか!!つまりここから三日がかりで川西まで帰るという事だ。まぁいろいろ寄り道しながらの行程なんだけど・・・。次の日仕事なのにこのスケジュールはかなり攻撃的だ。その攻撃的なスケジュールの手始めとして16:30発の鹿児島中央行きに乗り込む。心いやされる畑の中を走り再び西大山で車でやってきた観光客に囲まれ指宿へ。ここから先は畑の風景から離れてだんだんと町中の風景へと変わってゆく。右手に桜島がどんどん大きくなってくると鹿児島市内に入る。改めて鹿児島の市街地は広いなーと感心しながら進んでいくと終点鹿児島中央。昨夜も活気はあったけど夕方だとさらに活気がみなぎっている。やっぱり鹿児島は都会だ。早速夕飯を食べに駅近の赤とんぼ食堂を目指す。んがっ!!何だか様子がおかしい。近づいていくと「えーっ!!!」なんと愛しの赤とんぼ食堂はお休みであった。ショック!!休みだとわかっていたら東開聞の駅横で写真撮ってたのにぃ~。残念だけど気を取り直してラーメンを食べようとラーメン求めてお店を物色。「なんかここが良さげだ」と直感的に一件のラーメン屋に飛び込んだ。ちなみに店、名を「〇田屋」という。出てきたラーメンを食べると「・・・・・」。そうだ思い出した、この店前にも来たことあるわ。その時も食べた瞬間「・・・・」という気分になった。失敗だぁ~。なんでまたこの店に入っちゃったんだろう。歴史は繰り返されるんだなぁ。気を取り直して次はお風呂に向かう。以前行った事のある味のあるお風呂屋さん「西田温泉」だ。昭和の匂いがぷんぷん漂うスーパー銭湯では真似することのできない雰囲気を持ったいい感じのお風呂屋さんだ。そこでしっかり汗を流しさっぱりして再び鹿児島中央駅に戻る。会社用のお土産を買い込み南宮崎行き普通列車に乗り込んだ。
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当初の目的だった写真を撮り終えその場でしばし考える。「駅横からの富良野線的な風景をもう一度撮りたい。今のクリアーな視界で・・・」 しかし次の列車は16:33分の下り列車。さらに列車がこちらに向かって走ってくるのを撮る場合は17:22分の下り列車。ここまでやってしまうと赤とんぼ食堂は言うまでもなく翌日の久大本線・日田彦山線・後藤寺線までボツになってしまうだろう。今日中に宮崎まで行ったとしても追加費用として宿代に翌日の特急料金など影響がでかすぎる。いやいや待て待て、久大本線とかあきらめるのなら別に宮崎経由で帰るんじゃなくて熊本経由で鹿児島線を乗り継いで行けば日豊線経由よりも安く早く帰れるかも・・・なんて事を考えているうちに「今回はあきらめて帰ろう・・・」という事で落ち着いた。そして午前中と同様に歩いて開聞駅を目指す。春まっ盛りの陽気の中トボトボ歩いて開聞駅に到着。次の列車は16:30分の鹿児島中央行き。乗り継ぎなしで行けるのでうれしい。しかし待ち時間は2時間弱もある。天気は快晴、心地よい春風もふいてローカル線の無人駅でボーっと過ごすには最高の日和だ。とりあえずどうやって帰るかを検討するために時刻表を開く。当初の予定では南宮崎から大分までドリームにちりんで帰る予定だったけどこの時間に開聞駅にいるようじゃだめだなーっと思いながら日豊線経由にするか鹿児島線経由にするかと考えながら眺めていると「おおおっ~!!!」この時間でも間に合うではないかドリームにちりん!!しかも鹿児島で赤とんぼ食堂に寄った後風呂まで入れそうなほど余裕がある。こりゃえーわいとテンションが上がる。つーかそんな事をこの時点でやっと気付くほど今回の旅は無計画だった。しかも後から気付いた事なんだけどこの駅でボーっとしている間になんと指宿行きのバス便があったのだ。これに乗れば指宿発16:45分の「快速 なのはなDX8号」に乗ることができ鹿児島市内での滞在時間をさらに増やすことができた。まぁ結果的には駅でボーっとしてた方がよかったんだけど。そんな感じで昼下がりの開聞駅で贅沢な時間を過ごした。
13:25分発の枕崎行きの列車で再び東開聞を目指す。「南国の春!」というタイトルでもつけたくなるような真っ青な空の下、列車は走る。早朝のガスに包まれた真っ白い景色がほんとウソみたいだ。そして列車は西大山に停車。「おおおっ!!なんじゃこりゃー!!!!」。ホームには人、人、人。人の群れが押し寄せている。JR最南端の駅という事で(ユイレールが出来るまでは日本最南端の駅)観光バスで大量の観光客が乗りつけている。みんな一様にケータイのカメラをこちらに向けている。はっきり言ってうざい!なんかこちらが動物園の動物にでもなったような気分だ。「どうでもいいけどおめーら車じゃなくてちゃんと列車で来い!!」とちょっと説教したい気分になる。まぁ気持ちはわからんでもないけどこの車窓からの景観はムードをぶち壊す。冬場の釧網線の北浜駅みたいだ。ちょっぴり嫌な気分になったものの西大山の駅を出発した列車は何事もなかったかのようにe9429745.jpeg再び南国のいい感じの景色の中へと戻っていく。そして満を持して東開聞の駅に降り立つ。実に5時間半ぶりの再訪だ。朝の死後の世界みたいな風景ではなく視界は実にクリアー。朝は存在すら疑わしかった開聞岳が今はドドーンとそびえている。思わずガッツポーズを決めたくなるような気持ちで再び件のポイントへと移動した。カメラを構えてほどなくすると朝と同じ2両編成のキハ40がやってきた。シャッターを切る。う~ん、天気はいいけど自分の腕が悪いな。昨日の日南線の時も思ったけどセンスないわ~、オレ。しかし自分の目の前には文句なしの絶景が広がっている。列車が走り去った後もしばらくこの景色を眺めていた。
DSC_1843.JPG開聞岳の景色を堪能しパーキングガーデンのオウムとも遊んで満たされた気持で11:50分発の指宿行きのバスに乗り込む。窓の外は気持ちの良い丘に畑が広がる。山川駅に到着。次の列車までの空き時間は1時間ほど。この時間を利用して昼食&温泉につかりたい。とりあえず駅前にある食事処の「くり屋」さんに入って行った。ここは食事もできるけどどっちかというと旅館がメイン。以前開聞岳登山の際にはここに宿泊する予定だった。(前にも書いたけど福岡で地震があってダメになったけど) お店に入り「日帰りで温泉に入れますか??」とお姉さんに聞いてみると温泉は宿泊者のみとのこと。仕方がないので食事のみで我慢する。メニューを見るとかつおのたたきがめちゃくちゃおいしそうだったけど貧乏旅行DSC_1884.JPGのためここはネギトロ丼で我慢。つーか550円のネギトロ丼ってどんなのが出てくるのかと思っていると予想を覆すボリュームのネギトロ丼が運ばれてきた。お味の方も文句なしにうまい!!これで550円とは全く信じがたい代物で大満足だった。お腹も気持ちも大満足で店を出る。列車まではまだ十分時間はあったので駅の目の前に広がる海を眺めてみたり駅のプランターに咲き誇るきれいな花をマクロ撮影してみたりときれいに晴れ渡った気持ちの良い小春日和の午後をくつろぐ。いいなー、こういう時間。旅に出て観光地を訪れるよりも全然観光地じDSC_1896.JPGゃない場所でこういう時間の過ごし方をした方が僕的にはいやされる。山川の駅でそのような幸せな時間を過ごしていると自転車旅の親子がやってきた。クロスバイクっぽい自転車の後部に子供用の座席を取り付けた二人乗り仕様の自転車だ。お父さんの方は40代、子供の方は小学生低学年くらいかなと思われるその親子を僕は見て「おおっ!!」と思った。その親子は長崎鼻でも見かけていた。もっというと開聞駅前でバスを待っている間には僕の前を走り去って行った。それを見たとき「いいなぁ。俺もチビを連れてあんな旅がしたいなぁ」と思った。今回の旅ではフェリーの中で出会ったバイク旅の親子といいこの自転車2人乗りの親子といい僕があこがれる旅のスタイルの人たちとよく出会う。そんな温かい気持ちで13:25分発の枕崎行きの列車を待った。
長崎鼻のバス停に到着し開聞岳を望むとガスは晴れきれいな景色が広がっていた。そうなると先ほど無残な結果となった東開聞からの写真が非常に悔まれた。「うむむ、何とかできんものか・・・」。当初の予定であれば次のバスで山川or指宿まで行きそのまま鹿児島市内に戻ろうと考えていた。今回の旅ではバスなど細かい時刻は全く調べておらず(これまでの経験で十分行けると判断したため)適当にやってたんだけどとりあえずこの時間に長崎鼻を出発すれば鹿児島でかなりゆとりができるのでラーメンでも食って赤とんぼ食堂にも行って風呂にも入って駅から眺める桜島の景色が大好きな竜ケ水の駅で下車してぼーっとしたあとのんびり宮崎を目指そうと考えていた。ところがガスが晴れた以上どうしてももう一度東開聞に戻り写真を撮りたくなった。そこで次のバスの時間、そこからの列車の時刻表を開き検討する。そして決断した。「もう一度チャレンジするぞ!!」。次のバスで山川に行きそこから列車で東開聞に戻れば東開聞14:11DSC_1806.JPG分発の列車が撮影できる。しかしそのためにはラーメンと竜ケ水はあきらめなきゃならんなぁ。しかし赤とんぼ食堂だけは死守するぞ。あと風呂も。そう決めるとにわかにテンションが上がってきた。本日2個目の撮影ポイント、長崎鼻からの開聞岳を撮影しお土産用に晩白柚(バンペイユ。ザボンのこと)を買った。これまで晩白柚は買ったことがなかった。興味はすごくあったんだけどでかいし重いし怪しいしってことで何となく手が出なかった。しかし家にお土産は買って帰らねばならんし安くて何かインパクトのあるものという事で今回は意を決して購入。帰宅後みんなで食べるととてもおいしかった。次来た時には2個ぐらい買って帰ろう。
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プロフィール
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としぷー
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男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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