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2008年12月23日
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ジョーシンでFAXを買った後、今度はモンベルへと向かう。今回の目当ての品はチビ用のシューズだ。これまでも何度かチビを連れて山に行ったがチビの服装に山用のものは一切なく(しいて言えばモンベルの化繊のTシャツとノースフェイスの5Lくらいのザックくらいか)見てて「う~ん、なんだかなぁ」と違和感を感じていた。とはいえ毎日毎日細胞分裂中で1年も経たずにサイズアップしてしまうので何から何まで登山の服装にしてもあっという間に着れなくなってしまう。こんなのにお付き合いしてたら財布の中身がついていけない。それならせめてシューズだけはと言う事で買うことにした。コストパフォーマンスで考えると大きめのサイズを買って2年ぐらい持たせるということも考えたけど物が靴だけにこれは頂けない。サイズの大きい靴だと靴の中で足が動いて非常に都合が悪い。
で、買ったのはマーセドブーツJrというシューズ。お値段3,980円なり。これなら1年で履けなくなってもまぁいいかと思った。インソールだけの販売もあるということなので上のチビが履けなくなったら下のチビに譲り渡せばいい。
この値段なので当然アッパーはゴアではない。撥水もしないみたいなので撥水スプレーを吹き付ける必要もあるけどそもそも雨が降ってる時にチビを連れて山には行かないし雨が降りそうな時も行くつもりもない。どうせ長くは履けないんだからこの程度のもので充分だ。ただチビ用のシューズでもゴア製のものもある。タイオガブーツ Kidsだ。つーかタイオガブーツ、僕がアルパインクルーザーに乗り換える前に履いてたやつじゃないですか。しかもお値段は8,800円。マーセドブーツが2足買えるぞ。ないない。これは無いわ。
とりあえずためし履きをさせてもらい店内を歩き回る。良いも悪いも分からんとは思うが「いいか?それ」と聞くと「いい」と答える。まぁ選択肢的にはそれしかないのでこれを購入する。来週はさっそく六甲山だ。チビを山の子に育てれば育児だということで大手を振って山に行くことができる。これまで山といえばベビーキャリアー持参だったけどチビも先日で5歳になった。ここらでいっちょ芦屋川から有馬温泉くらいまで歩かせてステップアップを図ろう。来年あたりは涸沢くらいまで行ければいいなぁ。
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今年の年末は北海道。山には行かないので今年度の登山は終了だ。
今年の登山をざっと振り返ると・・・2月。雪が降ったので浮かれてびわ湖バレイへ。蓬莱山から小女郎池に向かうもスキー場から外れたところから始まるラッセルに苦しみ途中で引き返す。その昔敗退したのと同じ場所であった。
3月。那須岳に向かうも大震災が発生。翌日途中まで登るも嫁、宿の人など周囲から激しく反対されていたので無理は出来ず無念ながらも引き返す。天気は快晴ながら誰一人として登山者に出会わず。百名山では初。今考えたら当たり前だ。山とか登ってる場合でない。でもその時は「明日になれば電車も動くだろ」なんて気楽に考えてた。とんでもなかった。
5月。燕岳。小屋に着いた後、人生初の高山病で吐き気と頭痛に苦しめられる。原因は寝不足かと思われ・・・。寝不足で体が弱ってるところで急登で一気に高度を上げる。するとこうなっちゃうんだなぁ。この時の経験は9月の富士山の時に役立った。
8月。雨飾山は雨。白馬の大雪渓は期待通りの素晴らしさだった。それにもまして素晴らしかったのが小谷の道の駅の飯。おかわり自由のご飯と野沢菜はうますぎた。
9月。瑞牆山は雨&ガスで景色はまっ白。なーんにも見えなかった。大雨の翌日の富士山は超快晴。冬場の富士山は行くチャンスが当分なさそうなので観念して無雪期に登ることにしたけど楽しかった。夏休みは外したけどそれでもそこは日本一の山。程よく登山者だらけだった。
11月。落選したにも関わらず勝手に参加した六甲全山縦走大会。この「祭り」には参加しないわけにはいかない。来年は正式に参加したいもんだ。
今年の登山はこんなもん。年々山に行く回数が減ってきている。来年の予定的には3月or4月の那須岳は決定してるけど他は未定。五竜か鹿島槍あたり行ってみようかと思ってるけど具体的には考えていない。北穂にも登ってみたいな。昔と違って百名山以外の山にも遠征するかもしれんから来年も百名山の数は稼げないと思われる。まぁ半分は越えたから60歳までにぼちぼち登ろう。残り49山を26年かけて登る。年間2山登っていけば目標達成だ。目の色変えてピークハントしなくても充分間に合うわい。
只今右足首をねんざ中だ。先週の全縦中になってしまった。しかし気付いたのは火曜日の夜。今思えば「あん時かぁ~」という心当たりはある。終盤の東六甲縦走路を宝塚に向けて下ってる途中だ。しかしその時は「ぐきっ」とやってしまったものの太もも、膝など下半身全般が痛かったのでなにがなんだかわからんままにそのまま下山。翌日はおじいちゃんのようなよろよろ歩きで一日が終わり火曜日の朝はひざ痛が無くなりその日一日過ごすうちにふくらはぎ、太ももの張りや痛みも無くなった。そして夜になって足首の痛みだけが取り残された形になり、そこでやっとこさ気付いたのだ。もともと右の足首は以前かました大ねんざ(リハビリ含めて完治するまで4カ月)でじん帯が少々弱くなっているという自覚はあったんだけど実際に再びねんざしたのはその時以来だ。う~む、嫌な感じだ。只今嫁とチビが実家に戻り中。明日は久々に昼間にロードに乗れると思ってたのにこの足首じゃなぁ。基本的に安静にしとかないといけないというのは重々承知しているのだがなんともやりきれない。23日の夕方に帰ってくるので23日もロード乗れるぜと浮かれていたんだが・・・。明日起きたら治ってないかなぁ~。
最終チェックポイントに着きこの日は初めてお尻をついて地面に座る。スタートして11時間余り。あ~疲れた。
ここで宝塚への最後のそして最も厳しい行程に向けて準備を整える。汗びっしょりのベストを脱いでレインウェアに。ヘッドライトを用意してさらにエネルギー補給。この日一番の高カロリーな食糧、「ピザポテト」をここで投入した。一袋で380キロカロリーほど。軽いしうまいし高カロリー。優秀な行動食だ。
ピザポテトをむさぼり食べアミノバイタルを注入し10分ほどで再始動。宝塚へ向けて下山開始だ。少し歩いてアスファルトの道を左に分け、いよいよ東六甲縦走路に入る。「地獄さ行くんだで」・・・ここに来ると蟹工船の冒頭を思い出す。大げさに聞こえるかもしれんが僕にとってはここからが一番きつい区間だ。11時間も歩き続けて疲労みなぎるところでこのクソ足場の悪い急こう配。滑りやすいところやいちいち段差の大きな急勾配の下りが断続的に現れる。そんな悪路なので毎回毎回ここの下りで下半身の筋肉と膝の関節が完膚なきまでに破壊される。今回もここまで来るのにだいぶ下半身がやられている。しかしいつもはへばるこの終盤も今回はいい感じで歩き続けることができた。船坂峠を越えたところで即効元気を投入。ピザポテトとアミノバイタルを投入したばかりだけどそんなことは関係ない。持ってるものを総動員だ。大平山のとこでアスファルトの道に出る。たくさんの人が座り込んで休憩をしている。去年までの僕もこの中の一員だった。しかし今年の僕は違う。かなり足にはきてるけど休まずそのまま歩き続ける。歩みは速くないけどペースを守って歩き続ける。これホント大事。
大谷乗越を越えたあたりで集団がばらけて一人旅が始まった。暗闇を一人で歩く。静かだなぁ。僕の中ではこの状況が全縦の終盤の姿だった。今回は最終チェックポイントからここまでずっと集団で歩いていたからやっとこの状態になったという感じ。時々出会うボランティアの人たちとあいさつを交わしながら歩いていく。うむ、順調だ。もう少しで塩尾寺というところで前方を行く集団に追いついた。そしてついに塩尾寺に到着。去年はここでへたり込んでなかなか動けなかったけど今年はそのまま麓のゴールを目指す。実はここからゴールまでのアスファルトの下りが一番きつい。何がきついって固いアスファルトで恐ろしいほどの激坂。ここまででたいがい破壊されてる膝の皿がこの激坂で木っ端微塵に砕かれる。まさに膝殺しの激坂だ。腿もふくらはぎも膝も痛いけどここでも休まず歩き続ける。つーかここで止まるともう動けなくなってしまいそうなのでこの勢いで歩き続ける。甲子園大学の横を通過。つーかすごいとこに建てるもんだなと毎回思う。てか何故甲子園大学??ここ甲子園じゃないだろ。
ところどころでへばった人がへたり込んでいる姿をしり目に下へ下へと高度を下げる。時計を見ると20時半を回っている。自分的にはいいペースで歩いていたから14時間は切れるかなと思っていたけど無理だった。まぁ渋滞があったとはいえここまで14時間というのは自分的には順調に歩けたと思う。しかしこの行程を10時間とかで歩く人もいるというのはすごいなと思う。5時のスタートと共に歩きはじめ、渋滞に巻き込まれることなく歩き続けたとしても僕には無理な話だと思う。こんなに頑張って歩いたところで14時間というこの時間は決して早い方ではない。みんなどんだけ健脚なんだよ?!
後ろから来る人に抜かされながらも自分のペースで歩き続け、膝を破壊されながらも元気にゴール。時刻は20時50分。所要時間は14時間20分余り。早い方ではないけど自分的には満足なタイムである。みんな参加賞のタテと完走の賞状を笑顔でもらっている中勝手に参加してる僕は一人ひっそりゴール会場を後にする。歩いてるときは「別にわざわざ参加費払わなくても勝手に参加すりゃいーじゃん」と思ったりもしたけど笑顔で参加賞を受け取ってる人の姿を見るとなんだかちょっぴり虚しさがこみあげてきた。「来年は抽選で選ばれたいなぁ~」と思いながら宝塚駅に向かった。   おしまい
いよいよ全縦も後半戦。アゴニー坂を下りアスファルトの道路に出る。この車道を歩く辺りから「後半戦だなぁ」と感じる。少し歩いて再び登山道に入り三国池へと向かう。これまでだとこの辺から疲労の色が濃くなり始める。しかし今回は調子よく歩ける。人と比べたら歩く速度は速くないかもしれないけどこれまでと比べると確実に楽だ。三国池で再び車道に出る。ここからしばらく車道歩き。ここでエビマヨのおにぎりを注入。丁字ヶ辻を過ぎ商店(名前知らない)でペットのウーロン茶(100円)を補給。掬星台では自販の飲み物が売り切れで補給できなかったのでよかったよかった。そこから少し進み六甲山郵便局で恒例の甘酒を頂く。去年、生まれて初めて飲んだ甘酒がここの甘酒だったんだけどこれがまためちゃくちゃ美味しかった。そして今年もアツアツの甘酒で体の芯から温まる。しかしここの甘酒は宇宙一美味い。10時間近く歩いてきたという状況を差し引いてもこれは断言できる。美味い。
アツアツの甘酒を2杯注入して再び歩きはじめる。少し進むと六甲山ホテルの横を通る。ここを通るたびにうちの会社の課長がここで結婚式をしたという話を思い出す。記念碑台を通過しゴルフ場方面へと道を分ける。六甲山小の前を通過しゴルフ場を通過。去年は何時頃ここを通ったのか憶えてないけど今年は去年よりも明るい時にここを歩いてるような気がする。16時37分ガーデンテラスに到着。しかし止まることなく通過し再び登山道へ。しばらく歩いて再び車道に出る。ここからが僕的にこだわるポイント。ほとんどの人が延々と車道を歩く。おそらく疲労がたまっている状況で登山道の登りを嫌ってのことだと思う。しかし僕は車道ではなく全山縦走路を忠実に歩く。なぜなら全縦路の方が直線的で車道を歩くよりも全然距離が短いのだ。それに加えてこのころになるとさすがに疲労がみなぎってくる。僕の場合下半身へのダメージがズシンズシンと現れてきて、このあたりでの固いアスファルト道歩きは結構膝にくる。なのでいくら平坦の道だろうが地面が土の登山道の方が柔らかくて膝に優しいので歩きやすいのだ。ちなみにこの区間の登山道の登りに関してはまったく抵抗はない。近道だし歩きやすいので迷うことなく全縦路に突入していく。
みんながアスファルトの道をぞろぞろ歩く中、一人山道へと突入していきショートカット。その後最高峰の下のトイレで用を足し軽量化。地獄の東六甲縦走路への入り口にして全縦大会最後のチェックポイントに到着したのは17時35分。ここからはいよいよ最後の戦場である東六甲縦走路で宝塚まで下る。
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男性
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1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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