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2008年12月23日
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eb9f248f.jpeg14:31、備後落合に到着。僕を含めた乗客三名も下車。全員鉄ちゃんだ。ここで新見行きに乗り継ぐ。ここは木次線との連絡駅だ。木次線のホームにも列車が停まっており芸備線の新見行き、折り返しの三次行き、そして木次線の出雲横田行きと三本の列車が停車しており賑やかだ。山の中のターミナルと行った趣だけどすべてキハ120の単行で乗客も少ない。駅自体も無人駅だ。それでもホームには写真を撮ってる人たちが数人いる。バイクで乗り付けた人もいるようで二台のバイクが並んで停まっている。しかし木次線のダイヤは強烈だ。備後落合から発車する列車は1日三本。芸備線の新見方面の列車も三本なのでいい勝負だ…とかいう問題ではなくこりゃほんとに凄まじい。JRの「乗れるもんなら乗ってみろ」という激しい気迫を感じる。乗り潰しやってる人的には日本屈指の乗車困難区間だ。
西日本にすんでる僕からすれば岩泉線に乗ろうとするくらいの難しさ。まさに乗り鉄泣かせの区間なのだが今僕はここにたっている。そして上下の芸備線と木次線が同時に顔を会わすのは1日で1度、この時間のみ。非常に貴重なスリーショットなのである。
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木次線出雲横田行きキハ120形。列車をバックにハイ、ポーズ!






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ここからの旅の相棒、新見行きのキハ120形





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ここまで連れてきてくれた三次からのキハ120形。ここで折り返し三次行きとなる。



14時34分、新見に向け出発。車内には備後落合までの面々に加え二名がプラス。五十代くらいの夫婦で旦那が鉄ちゃんぽい。こんな旅に付き合ってくれるんだから奥さんもいい人だ。状況から見て山陰方面から木次線でやって来たものと思われる。
今回の芸備線の旅ではこの区間が最大の核心部分だ。なんたって1日の列車の運転本数は上下で三往復。木次線同様乗り潰しやってる人的には色々と苦労する区間だ。特に東日本の人なんかは芸備線、木次線、三江線といった中国山地の線はなかなか手強いと感じると思う。
列車は先ほどよりもさらに山深いところを走る。時折線路側にせりだした木の枝と接触しながら走る。そして頻繁に現れる速度制限の標識。見通しの悪いカーブも多い。こりゃ線形が悪すぎるな。まぁ求められてはいないだろうけど簡単にはスピードアップを図れるような区間ではない。初めて乗る区間ではないけど前回乗ったのがもう7、8年前だから今回乗ってみて改めて感じた。
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さらば備後落合駅!また逢う日まで。






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草ぼーぼー






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廃線跡じゃないですよ~。「一日3往復」の列車が行きかう現役バリバリの線路。






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窓に木々が当たる。まるで藪こぎのような線路。






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トンネル






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なんか北海道チックな景色







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こんな景色が続く。もはや広島とは思えん。






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こんな草ぼーぼーの線路を走る列車、なかなか乗れないぞ。






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いやー芸備線、すばらしい!!








DSCF0151.JPGしばらく走り東城を過ぎると多少は周りが開けてきた。少ないながらも停車駅ごとに1人2人くらいの乗車がある。こんなに少ない運転本数でも地元の足としてしっかり頑張っているんだなぁ。備中神代に到着。戸籍上はここが芸備線の起点だ。ここからは伯備線に入る。さすがに天下の大幹線。これまでの心許ない線路と違い陰陽連絡線の雄としての風格漂う力強い線路だ。そして列車は新見に到着。広島を出発して約5時間、やっとここまでやって来た。構内は二面四線でホームとホームの間に二本のの待避線が通っている。広々としていてこれまでの小駅と比べると非常に威厳のある造りだ。

DSCF0162.JPG倉敷側には真っ黄っ黄の115系と105系が停車している。こんなとこにも真っ黄っ黄が進出してるんだなぁと思っているとゆっくりと115系がこちらにやって来た。しばらく眺めていたら行き先が姫路となっている。姫路までこの真っ黄っ黄が進出してるのかぁ~。まぁあそこは中国地方の入り口みたいなもんだからあり得るわな。そして改札で下車印を押してもらい外へ出た。


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新見駅構内。桁違いのローカル駅ばかり通ってきたのでめちゃくちゃ立派に見える。






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山陽と山陰を結ぶ交通の要衝であり






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中国山地を東西に結ぶ交通の要衝でもある

 
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12:45、三次到着。この駅は芸備線のほかに三江線、そして福塩線も乗り入れている(←戸籍上は塩町が終点)。
中国山地の交通の要衝だけど、どいつもこいつも一級品のローカル線なので都市の雑踏みたいなのとはまったく無縁な駅である。しかしこういう雰囲気は好きだ。
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広島からともに旅したキハ47





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僕が乗ってたキハ40







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反対側のホームから







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前2両のキハ47と切り離されたキハ40






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芸備線は今後この色に変っていくらしい。昭和にワープだ。







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そうそう、みんな乗ろう!







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ついに備後落合の文字が。昔は広島発備後落合行きなんてのもあったような気がするが・・・







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で、ここからの旅の相棒キハ120





ひとしきり写真を撮ってから13:12発の備後落合行きに乗り込む。単行のキハ120形だ。車内には僕を含めて乗客は4人。よし、いい感じだ。そして列車は備後落合に向け出発した。
芸備線に乗ること自体わくわくするんだけどここから先はそのわくわく具合がぐっと上がる。ある意味ここから先が今回の旅の核心部分だ。

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ここで福塩線と分岐





しばらくはそれまでと同様の田園風景が続く。そして備後庄原を過ぎたあたりから車窓の景色がどんどん山深くなってくる。

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庄原ですれ違い







そして列車の速度がどんどん遅くなる。「ん?なんじゃ?」と後方の運転席の横の窓にかぶりつく。すると制限速度の標識に25kmだの20kmだのと書いてある。しかも雨の時だと15kmなんてのもある。それがいたるところにあるもんだからスピードが上がったかと思えば急にスピードが落ちたりする。そして25kmや20kmの速度制限のある区間ではそこを通過するまでほんとに止まりそうなスピードでじりじりと進む。こんだけ両サイドに山がせまってりゃこういうことになるのも致し方ないのか??
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緑が濃くなってくる





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山ですな






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樹林の中を行く






広島から三次に向かう途中にもこういう区間があり実際に線路わきの斜面が崩れてブルーシートがかけられているところがあった。まぁこのようなところに線路をひいているために崩れた土砂に乗り上げる、倒れた樹木に乗り上げるって事故は起こりがちだ。JR西日本は例の事故以来この手のものには多少神経質になりすぎな面があるような気がする。安全第一はわかるんだけどやりすぎてもねぇ。
そして14:31、列車は備後落合に到着した。

DSCF9914.JPG広島に到着。乗り換え時間は18分。駅の構内をうろうろし、気がつくとホームに真っ黄っ黄の113系を発見。「うむむ~、やっぱり侵食されつつあるんだな」 列車は呉線広行きであった。
芸備線の乗り場に向かう途中ふと気づいた。「やべっ、弁当買わなきゃ」
今回の芸備線の旅。広島を出ると新見に着くまでに食料を調達できそうなところはほとんどない。唯一三次なら調達できるかもしれんが改札を出るのはめんどくさい。
新幹線口で駅弁を物色。駅弁は高いがやむをえまい。つーかコンビニ弁当よりは旅の楽しさは格段に上がる。
というわけであなごめしを購入。煮たのと焼いたのとあったけど焼いた方を購入した。会計をするときにレジのおばちゃんが交代。会計を済ませた後、あとから交代したおばちゃんがその前のおばちゃんから「大丈夫でした??」と声をかけられてた。あとから交代したおばちゃん、まだ入ったばかりなのか??まぁ会計するだけだから大丈夫も何もないと思うんだが。
列車に飛び乗った時にはすでに発車3分前。18分の乗り換え時間なんてうろうろしていたらあっという間だ。
芸備線の旅の最初の列車は広島発11時の普通列車三次行きだ。キハ47+キハ47+キハ40という3両編成だ。
乗車率は30~40%といったところか。僕は3両目のキハ40のボックス席を独り占めしている。いや~いいね。足をどーんと投げ出して窓の外を眺める。広島始発ながら完全にローカル線の趣だ。広島出発後すぐ進行方向右手の車両基地に大量の真っ黄っ黄の113系(115系??)が停まっていた。だぁ~もう駄目だな。金曜日の段階では福山で1本見ただけだったからまだ大丈夫かと思ったけどだいぶ真っ黄っ黄の勢力が侵食してきている。
広島という街は語弊を恐れずに言えば西高東低の街だ。西側よりも東側の方が開発が遅れてるというか田舎臭い。山陽線も広島を境に西側は市街地が続くけど東側は海田市を過ぎたあたりから一気に田舎度が進み、鄙びた川沿いを走る。近頃やっとこさ開けてきた感はあるけどそれでもまだまだ。そこから先はすぐにセノハチだし。
芸備線沿線にしても太田川を挟んで対岸を走る可部線よりも田舎臭い。今でこそ芸備線も運転本数増えたけど昔は1時間に1本とか2本(だったような気がする)。駅間も長いしいまだに非電化。でも僕的にはこれが好きなんだなぁ。「芸備線」と聞くとキハ40系大好き人間的には何とも言えない郷愁あふれる気持ちになる。札沼線が電化されてしまった今、特定都区市内駅の中心駅でキハ40系が乗り入れてるのは広島と小倉だけ。いやいや貴重ですよ。ちなみに日田彦山線も大好きな路線です。
一駅ごとに車内から人が減っていく。もともとガラガラだった車内はますますガラガラに。いいよいいよ~。視界には一人の人間も入っていない。いいねぇ~こういうの。ガラガラ列車でのんびり旅。時間の流れがゆっくりで大好きだ。
1時間近く走って列車は志和口に到着。こんだけ走ってもまだ安佐北区。バリバリの広島市内である。広島市の面積の広さに改めて感心する。
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広島から一駅。矢賀に到着。予想通りこちらの方が行き違いの列車を待つ。もし玖村でこの列車に乗って矢賀でこちらに乗り移ろうと思っても、一足お先にドアを閉められる可能性は0ではない。




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安芸矢口到着。ほぉ~快速ですか。芸備線も発展しましたな。





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下深川。芸備線の中では主要な駅。




 





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中三田。下り列車と行き違い待ち。広島色キハ47に国鉄色のキハ47。





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最後尾は広島色のキハ40








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ずいぶんとすすけたキハ47が到着。






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志和口。行き違い待ちで少々停車。





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広島で撮る時間がなかったのでここで撮影。自分が乗ってきた広島発11時の三次行き普通列車。



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行き違いの狩留家行きが単行でやってきた。つーか広島でなく狩留家行きって列車があるのね。




DSCF9958.JPGここまでも充分のんびりとした風景なんだけどここからさらに風景がのんびりしたものとなる。この景色を眺めながら弁当を食おうと広島で買った駅弁「あなごめし」を取り出す。向原を出たあたりだったと思う。しかし「ん????、なんじゃこりゃー!!!!!!」
なんとお箸が入っていないではないか!!!!  「あんのババァァァァ~!!」
「大丈夫でした??」とか言われてたけど全然大丈夫じゃねーじゃねーか。駅弁屋がはし入れ忘れるなんてありえないだろ。もぉ~どうすりゃいいのだ???
そういやこういう経験、昔一度あったな。確か大学3年か4年の夏だったと思う。札幌駅の北側のサンクスで弁当を買って急行利尻で稚内を目指していた時のこと。朝、目が覚めて腹が減っていたので買ってあった弁当を食べようとした時のこと。幌延とか豊富の辺りだったような記憶があるんだけどとにかく朝の4時とか5時とかいう時間帯だ。「よっこらしょっ」と弁当取り出すとなんと箸がない!!「あんのバイトぉぉぉぉl~!!!」と今回と同様、激しい怒りを覚えながらも周りが寝ているのをいいことに素手で弁当を食べ始めた。三色とりそぼろ弁当かチキン南蛮弁当だったと思う。「うめぇうめぇ」とむさぼっているとふと視線を感じた。見れば通路を挟んで斜め前の客がぎょっとしたような顔でこちらを見ていた。まぁそりゃそうだろう。夜行列車に乗ってて早朝の4時だか5時だかに素手で弁当をがっついてる野郎がいたらそりゃびっくりするわ。
今回は周りに人がいなかったのであんまり気を使わずに済んだのだがそれでも35の誕生日に再び弁当を素手で食べることになろうとは思いもしなかった。
そんな感じで列車はとりあえずの終着駅、三次に到着した。


無事可部駅に到着。これで今回の希望がすべてかなえられる。
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なんかゲートみたいなのをくぐって可部駅へ






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今は途中でちょん切られてるけど左が三段峡へと通じていた非電化区間の線路。これが近いうちに河戸の先まで電化区間として復活する。JRの廃線区間が再びJR線として復活するのは初めてのことだ。



広島までの切符を購入し改札をくぐる。僕の持っている切符は神戸市内から津山行きだ。経由は山陽線、芸備線、伯備線、姫新線というもの。一般的には山陽線、津山線というルートが一般的なので途中下車する時がめんどくさい。いちいち説明するのが面倒なので来る時も福山で途中下車しなかった。広島で途中下車する時も僕の切符を見た駅員氏は「なんじゃこりゃ?」と怪訝な顔。いかにも「あなたこれって岡山で下車じゃねーの??ここ広島ですよ。」みたいな顔をするので「経由をみて経由を。芸備線周りですから。」と説明してやっとこさ通してもらえるような状態である。とまぁこんな切符なのでルートから外れる可部ー広島間は自腹で切符を購入。ところで広島もとうとう自動改札になった。もう何年か経つんだろうけど自動改札になって初めて来た。
DSCF9909.JPG広島から電車がやってきた。おぉ~いつも通りのノーマルな105系だ。その前にはオレンジ色という時代もあったな。
2両編成の懐かしい電車だ。これが真っ黄っ黄に塗りつぶされるとなると悲しいな。福山で見た福塩線と同じになってしまう。
10:09、広島に向け出発。いや~可部線、ほんとに久々だ。中島、上八木と停車ごとに乗客が乗ってきて梅林で立ち客が現れた。
列車は横川に到着。戸籍上はここで可部線は終わり。ここからは山陽線を走る。車窓もこれまでの郊外の景色から市街地へと変わる。そして10:42、広島に到着。結局、この間、真っ黄っ黄一色の105系とはすれ違わなかった。もうしばらくはこのノーマルな105系の姿を見ることができるのだろう。というわけで可部線の旅はあっけなく終わった。
日曜日。この日は僕の35回目の誕生日である。いやー人生も中盤中の中盤に差し掛かってきたな。 朝食後八時半過ぎに実家を出発。今日は今回の帰省の二つ目のメインイベント、芸備線乗り通しツアーを行う。なかなかこんな機会はないので久々に芸備線を乗り通して川西に帰ることにしたのだ。
昨日は酒も入って疲れていたのでバスの時刻とか全然調べていない。しかも寝坊したのでネットで調べる時間もなかったけどまぁなんとかなるだろ。千代田のインターには8:40過ぎについたが次のバスは9:06発のバスセンター行き。いきなり幸先が悪い。可部線にも乗りたいので時刻表を開くと10:09発に乗らないと11:00発の芸備線に間に合わなくなってしまう。これに乗り遅れてしまうと芸備線乗り通しツアーは頓挫する。備後落合からさきの列車本数は1日3本のみ。そのうち1本目は備後落合始発で6:41発。もちろんこれには駅寝でもしない限り乗れない。そしてその次の列車が14:18発。これは広島発11:00発を三次でさらに乗り継ぐとちょうど連絡する。その次は20:19発の新見行きでこれが最終となるのだがこれに乗ると当然川西まで帰れない。こんな具合なのでー日で芸備線を走破して川西まで帰ろうと思うと必然的に広島発11:00の三次行きに乗るしかないのである。
可部線に乗るなら広島北インターで高速バスを降り普通の路線バスに乗り換えねばならない。高速バスの時刻表を見ると広島北インター着は9:18。その後すぐに路線バスが来れば間に合う。しかしそこでまさかの20分待ち何てことになれば終わりだ。可部線には乗れねーわ芸備線も広島から乗れねーわと当初の予定がずたぼろになってしまう。そんなことになるのならこのままおとなしくバスセンターまで出て市電(広島では広電の路面電車を市電と呼ぶ。市営の電車というわけではなく広島市内の軌道線のことを市内電車、略して市電と呼ぶのである。)で広島駅に向かうのが無難ではある。しかしここまで来たら可部線にも乗りたい。というわけで北インターで下車し路線バスで可部駅を目指すことにした。
DSCF9895.JPGバスセンター行きの高速バスは定刻通りやって来て一分遅れで発車した。今日もなかなかの乗車率である。鉄道で言うところの新幹線みたいなもんで普通の路線バスは赤字でもこっちは結構儲かってそうだ。早いし楽だし本数多いしこれなら庄原はおろか三次からでも芸備線は惨敗だろう。
北インターに1分遅れで到着。そのまま路線バスのバス停へ。しかし9:15発のバスは通過しており次のバスはなんと9:43発。うぉ~なんてこった!!!なんだこのバス事情は!?この近所には広電バスの飯室営業所ってのがあり昔はここからビュンビュンバスが走ってたと思ったんだが。しかもバスの時刻表が広公(広島交通)と一緒になってるではないか。なんだこれ??時代の流れでバスの本数が激減したのか??それとも僕の思い違いか??どっちにしてもえらいこっちゃ。正直20分で可部駅まで到着するとは思えない。このバス停がある国道191号線はそこそこ渋滞する道路なのである。しかも可部の国道54号との交差点では特に渋滞する。空いてれば20分で何とか着くかもしれないけど渋滞してたら完全にアウトだ。
さぁどうしたものか。選択肢は2つ。1つは高速バスのバス停に戻り可部線をあきらめ高速バスで広島駅を目指す。もう1つはイチかバチかで路線バスで可部線を目指す。「う~む・・・」と考えた結果イチかバチかの方にかけることにした。バスを待つ間にもし10:09発に乗り遅れた場合のことをいろいろ考える。ここのバス停から可部方面に歩くとトンネルを超えてさらに歩いたところに行森というところがある。本数は少ないもののそこから出るバスがあるのでそこまで歩くか??しかしこれは下手をすると結局は9:43分のバスに追いつかれそうだ。よって却下。
とりあえずバスで可部まで向かいそこで電車もしくはそのままバスで梅林まで向かいそこから芸備線の玖村まで歩くか?これだと広島からは乗れないにしても玖村からは当初の予定に復帰できる。
さらに考えたのは可部まで向かいそこからタクシーで芸備線下深川まで向かう。そして広島まで逆流して11時発の列車に乗るか?しかしこれだと広島までたどり着けない。広島の手前の矢賀で広島発の列車と行き違ってしまう。しかも時刻表を見る限りあちらの方が先に到着してるっぽいので下手をすると乗り移ることが出来ず悪夢の矢賀で置いてきぼりという最悪の事態を招く可能性がある。
とりあえずいろいろの策を考えつつも行ってみるしかないと腹を決める。DSCF9898.JPG長い長い待ち時間の末広公のバスがやってきた。すでに1分遅れである。しかもバス停ごとに客の乗り降りがあり時計ばかり気になってしまう。周りの景色を見る余裕は全くない。この辺りは小学生の6年間を過ごした「元」地元なのであるが残念なことである。
しかしながら奇跡が起こる。いちいちバス停では停車するものの道路は混んでいない。最大の難関、54号線との合流点も順調に通過。そして可部駅前のバス停には10:03に到着。やったー。賭けに勝ったぜ。意気揚々とバスを降り駅へと向かった。

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きれいになった可部駅前のバス停。昔はただの道沿いのバス停だった。
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1977/09/23
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さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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