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2008年12月23日
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DSC_2973.JPG富山発17:07分の敦賀行きの475系に乗りこむ。今回も数えきれないほど乗り換えをしてきたけどあとは敦賀と長浜と大阪を残すのみ。あと7時間ほどで川西に到着する。
まずまずの乗車率の列車はこれから金沢、福井と県庁所在地の駅を通過していく。呉羽で後ろから来るサンダーバードの追い越し待ちをして小杉でそこそこの乗降があった。越中大門までくると雪が出てきた。富山ではわりかしでかい町の高岡を通る。その後結構スピードが出てるなと思いGPSの電源の入れる。福岡ー石動間で107キロ出ていた。。直江津から富山の間でも103キロを記録した区間があってけっこう100キロくらいは普通に出すんだなと思った。ただ北越急行と比べるとその速度に至るまでの時間、要するに加速度は北越急行の方がいいような気がする。倶利伽羅は雪多し。西へ行くほど雪の量が増える。
津幡到着。なんと向かいにボンネット型の489系が停車している。しかも国鉄色。元の急行能登か??心底カメラのバッテリー切れを悔む。隣の森本では489狙いと思われる鉄ちゃんがカメラを構えていた。どこで情報を仕入れているのかわからんけど色々あるんだろうな、情報源が。
金沢で6両のうち後ろより3両を切り離す。それまでいい感じにガラガラだったのにさすがに金沢で3両ともなると車内は混みあう。
北陸線も金沢まで来ると223系みたいなのが2両で走っている。この辺では大きめの町の小松を過ぎると田舎度合いがぐっと上がる。この辺から読書に没頭する。牛ノ谷で雷鳥とすれ違う。もう絶滅危惧種ではなくあと3ヶ月で絶滅だ。ふと目を上げると芦原温泉。福井に入っていた。(ちなみに牛ノ谷から福井県)  ここで結構人が降りた。ところでどういうわけか金沢以西ですれ違うのは223系もどきばっかりだ。何気にこのあたりでは455系の方が珍しいのか??福井の手前で速度計測。なんと110キロを計測した。さすが元急行。ただやっぱそこに至るまでの時間はかなりかかる。まぁ古い車両だからしょうがないか。
福井到着。知らない間に高架駅になっていた。福井の県都のくせに降りる人ばかりで列車には全然人が乗ってこない。
福井を出ると再び雪が増えてきた。北鯖江の手前で日本海とすれ違う。南条まで来ると雪がこんもり積もっていた。再び読書に没頭する。そして気がつけば南今庄。次は終点の敦賀だ。とうとう終わるなぁ。
長い長いトンネルを通り敦賀に到着。米原行きに乗り込みまたまた読書にふける。ずいぶん南に来た感じはするんだけどこの辺にも雪は積もっている。長浜到着。列車は米原まで行くけどここで降りる。ここから大阪行きの新快速が出ている。知らない人はそのまま米原まで乗り通し、知ってる人だけここで降りる。どう見ても18きっぷで関西方面に行きそうな人たちが何人もそのまま乗って行った。
ここで大阪行きの新快速に乗り換える。「終わったな・・・」  明日は休みだ。1日空けて正解だ。明日から仕事だったらもっと気の重い帰路になっていただろう。「オレ、今朝は東京にいたんだよな・・・」 朝の5時過ぎには東京にいた。それから17時間。谷川岳の麓を通り飯山線にも乗り、車内に荷物を忘れほくほく線を乗り潰した。そこからえっちらおっちら日本海を西へ西へと進み長浜までやってきた。一日かけたら色んな事ができるんだな。今日一日がとてつもなく長く感じた。それもこの列車に乗ればもう終わる。あとは大阪に近づくほどに夢見心地の旅気分から現実へと引き戻される。今回の旅も楽しかったな。24時間をフルに使った充実した6日間だった。    終わり
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DSC_2950.JPG直江津で食料を調達し14:51分の富山行きに乗りこむ。席を確保し再びホームに出る。見れば信越本線の妙高号が停まっている。普通列車だけど「妙高号」という冠を持った列車で車両も元あさま用の特急車両だ。この列車と僕が乗る富山行きの475系をひとしきり撮影し車内へ戻る。網棚に置かれた新聞を読むと山陰が大雪でえらいことになっていた。北海道は何ともなかったけど米子だの安来だのの山陰がこんなことになってたなんて思いもよらなかった。
列車は富山に向け出発。日本海にそって走る。谷浜到着。ここで日本海の景色を肴にエビスで一杯。この旅は昼間っから飲んでばっかりだ。お次は有間川。海のそばのいい感じの駅だ。名立に到着すると次は注目の駅、筒石だ。この駅は湯桧曽、土合同様トンネルの中にある駅だ。しかし筒石がこれらの駅と異なる点は上下線ともにトンネル内にホームがあることだ。下りの列車が出たばかりで下りホームには駅員氏の姿があった。
筒石を出発してもまだまだトンネルの中を走る。このトンネルは頸城トンネルといって全長11353m。この辺りの厳しい地形を物語っている。トンネルを出たところにある駅が能生。ひなびた漁村の趣のこれまたいい感じの駅だ。次の浦本も似たような雰囲気を持っている。ここからしばらく似たような景色が続く。そして気がつけば糸DSC_2954.JPG魚川。すぐ横には立派な高架線が。建設中の北陸新幹線だ。
糸魚川を出発。直江津に着いた時ここから先は惰性だなって思ってたけどなかなか北陸本線もいいなぁ。車両も古き良き時代の国鉄って感じで。親不知に到着。高速道路や国道が海に突き出ている。ここを通るのは3回目だけど何度見ても異様な光景だ。ここらあたりも日本海の景色を眺めながら走る。
列車は魚津に到着。日が暮れてきた。黒部で特急の追い越しが5分遅れたので僕の乗る列車も5分遅れて発車する。常川ー水橋間でトワイライトエクスプレスとすれ違う。富山には4分遅れで到着した。スカイレールを撮りに行こうかと思ったけど時間が無いのであきらめる。DSC_2975.JPGDSC_2977.JPG愛機D300はワイドビューひだ、クハ455、サンダーバードを撮ったところで力尽きた。ここまでよく頑張った。ちなみにコンデジの方は釧路でフル充電したものの昨日野辺地で力尽きていた。
しかし何度か北陸線には乗っているけど改めてじっくり見ると非常に良い。特急は新しい車両ばかりだけど普通は外面がボロボロの国鉄型車両。これが特急街道と名がつくくらいの高頻度の運転密度の特急に追い抜かれながら地道に走る。いいね。北海道に行くことを思えば近いもんだからまた乗りに来よう。
無事にリュックも戻ってきて安心した僕は改札を出て立ち食いそばで昼ごはん。先ほど乗ってきた飯山線の車掌氏もやってきて肩を並べてそばを食べる。車掌氏は「ネギ抜きで」と注文していた。ちなみにうちの嫁もネギが嫌いだ。僕も小さい頃は嫌いだったけど今は好きだ。横綱ラーメン(ラーメン横綱のことを僕はこう呼ぶ)とかで自由にネギを入れられるところであれば親の敵のごとくこれでもかとてんこ盛りに入れる。ネギ、美味しいけどなぁ。
十日町発13:11分の直江津行に乗るべくホームに上がる。金沢行きのはくたか10号が走り抜けていった。さすDSC_2933.JPGがに速い。160キロの営業運転という言葉にやられてるのかもしれないけどとにかく速く感じる。なんかこの線区はちょっと異次元な感じがする。直江津行の列車に乗り込む。動き出すとすぐにトンネル。首都圏と北陸とを最速で結ぶというはっきりとした目的があるとはいえやることが徹底している。トンネルばっかりだ。
僕の乗るこの列車は各駅停車だ。しかしこの各駅停車もむちゃくちゃ速い。真っ暗なトンネルの中を轟音響かせ駆DSC_2942.JPGけぬける。まつだいに到着。ここで上りの特急待ち。ホームには「ホーム上は大変危険です。列車が高速で通過するので列車から降りたらすみやかにホームから出てください」との看板が。すげぇ。どんだけとばしまくるんだ。特急が駅に接近。「間もなく2番線を列車が“高速で”通過します」とのアナウンスが流れた。160キロで通過するならこれくらい言っとかなければ。狭軌の規格でこのスピードを出せるんだからやっぱりすごい。まつだいを出発した列車は再びトンネルの中をひたすら高速で駆けぬける。直線だし路盤がしっかりしているので揺れない。まるで新幹線に乗っているみたいだ。関西の新快速のあの揺れとは天と地の開きがある。虫川大杉に到着。十日町もそうだったけどここ虫川大杉も上りホームには多くの人の姿がある。みんな東京方面に帰っていくのか??やってきた上り列車も満員だ。3セクがこれだけ込み合っているのを見ると嬉しくなってしまう。まぁ3セクとはいえ国鉄やJRの赤字路線の引き継ぎというわけではないからやはりこの路線は別格ということにしなければならないだろう。行き違いを済ませ再び列車が動き出す。しかしこの路線踏切が全然無い。とことん高速運行に徹した造りだ。屋外(?)を走る区間が多くなってきたのでGPSで速度を測る。大池いこいの森ーくびき間で103キロ、くびきー犀潟間で109キロを記録した。沿線はどこまでも続く広い広い田んぼ。そして列車はほくほく線の終点犀潟へ。1時間ほどの短い時間だったけどほくほく線は非常に楽しかった。
さてこれより列車はJRの信越本線へと突入する。次の黒井は通過してこの列車の終点、直江津に到着。ここまで来るとなんかもう旅が終わったような感じがする。あとは惰性で帰るのみ。あとは川西まで10時間の旅だ。
リュックを列車に置き忘れ動揺しながらもどうするべきか考える。とりあえず104で十日町駅の番号を聞きそっこー電話。車内での通話はマナー違反だけど緊急事態だ。勘弁してくれい。ケータイの電池の容量が少ない。これも不安要素だ。電話に出た駅員氏に色々説明する。置いているのは一番先頭のボックス席の網棚。青色のリュックサックで中身は・・・なんて説明していると「どわぁ~!!!」  なんと前方にトンネルが大きな口をあけて待ちかまえているではないか!!なす術もなくトンネルに突入。そして通話終了。トンネルから出て再び電話をかける。電池の残量と次いつトンネルが現れるかという不安の中でリュックの場所と特徴を伝える。もし見つかったら直江津の駅で受け取りたいという希望を伝えるも「それはできません。運転士に連絡して直江津に着いたら確認させます。そのあと一度十日町の駅に戻すことになります。今どこですか?こちらには来られませんか?」と聞かれる。今は飯山線の列車の中で12:37分に再び十日町に戻る旨を伝えて電話を切る。しかし確認するのは直江津についてからか・・・。もし途中の駅で悪い人間がそのまま持って降りたらおしまいではないか。何もできない僕に今できることは全ての新潟の人が善良で親切な人であることを祈ることだけだ。
リュックのことが気になって景色を見ることに集中できない。ほんとに大事なものは手元にあるサブバックに入っている。D300に交換レンズ、CFはこちらにある。あとはお出かけ時の3種の神器である財布、ケータイ、家のカギも無事だ。しかし電池の切れたコンデジと山用のジャケットはリュックの中だ。
集中できないながらもせっかく乗ったんで車窓を見る。期待に反して雪は少ない。何川かわからないけど大きな川沿いを走る。何の不安もなければ「いいねぇ。きれいだねぇ。」と思えるだろうけどリュックが無くなるかもしれんという不安にかられてるのでそんな気持ちの余裕はない。同じ景色を見ても精神状態次第でまったく感DSC_2925.JPGじかたが異なる。気持ちの安定というのは本当に大事だ。森宮野原に到着。「もうどーでもいいわい」と半分やけっぱちになってここですれ違う予定の対向列車待つ。数分後トンネルから対向列車が顔を出した。到着した十日町行きに乗り込み再び十日町に戻る。やや開き直ったので行きよりも多少は冷静に景色を見ることができた。そうしていると電話が震えた。十日町の駅からだった。即座に出るとなんとリュックが見つかって十日町に戻ってきてるらしい。  うきょー!!ラッキー。つーかもう戻ってるということは運転士さんが途中で確認してくれたんだな。ありがとう、運転士さん。リュックの中身を聞かれる。何か特徴的なものを答えてくれと言われる。即座に「ゆうづるとかはくつるとかのトレインマークが入ってます!!」と答える。 駅員氏は「間違いないですね。ではお待ちしてます」と言って電話を切った。このトレインマークのレプリカは青森駅で買ったものだ。わかりやすいもの入れといて良かった良かった。十日町に到着して無事自分のリュックとご対面。飯山線の風景はほとんど楽しめなかったけどリュックが戻ってホントに良かった。ただこんなポカをかますとは旅人失格だな。
DSC_2911.JPG10:39分、北越急行直江津行き快速列車出発。ここから六日町まではJRの上越線を走る。ところで北越急行はほくほくせんっていうらしい。名前は暖かそうだ。車両はめちゃくちゃきれいで気持ちがいい。車窓からの景色も雪山と青空のコントラストが最高にきれいだ。
10:55分、六日町に到着。六日町では結構人が乗ってくる。ただそれと同じくらいの人が降りて行った。ここでは9分停車。先ほど越後湯沢に停車していた特急はくたかに追い抜かれる。六日町を出発。ここからはついに未乗区間のほくほく線に突入する。はくたかが最高時速160kmでぶっとばす線区だけに線形はめちゃくちゃいい。この線区は山をトンネルでぶち抜いて北陸線の犀潟まで一直線に結んでいる。故にトンネルがめちゃくちゃ多くそして長い。途中通過した美佐島駅はなんとトンネルの中にある駅だった。しかし快速列車ながらものすごいスピード感だ。トンネルの中なのでGPSでのスピード計測は出来ないけど100キロは出てると思う。トンネル出てすぐのしんざ駅も猛スピードで通過。いやー速い速い。11:15分、十日町に到着。なんか新幹線の駅みたいな立派な駅だ。しかしまぁこんな立派なものを作っておいて新幹線が出来たら「はい、用済み」みたいな運命が待ちかまえているとは・・・。ホント「こんなんでいいの??」って気持ちになる。しかし車両から線路まで何から何まで高規格。関東と北陸を最短時間で結ぶという重要な役目を担っているとはいえこんな3セク初めてだ。列車に乗って久々に感動した。
十日町で下車してJRの飯山線に乗り換える。今回で2回目の乗車だ。ホントは全線乗り通したかったけど今回は時間の都合で森宮野原までの往復とする。ほくほく線を乗り通して再び十日町に戻りそこから飯山線を完乗するとなるとどこかでもう一泊するか長距離を特急に乗らなければならなくなる。
11:19分発の戸狩野沢行きに乗り込む。車内はそこそこの乗車率。ロングシートの座席を確保しホッと一息。そして「さーてリュックの中身でも整理するか」とリュックを手に・・・取ろうとしたんだけどその手でリュックはつかめなかった。「ん???」 
なんとどこにもリュックがない!!「げげっー!!!」
どこだどこだどこだ???そしてやっとこさ気付く。「ほくほく線に忘れた!!!」
一人旅人生17年、自分のリュックを電車に忘れるというありえないドジをかましてしまった。自分のことながらこんなこと信じられない。つーかどうしたらいいのやら思考回路がストップする。列車から飛び降りてリュックを取りに行く?いや無駄だ。ほくほく線はすでに十日町を出発している。ならどうする??
どうしていいかわからないままそのまま飯山線の車内に残った。程なくドアが閉まり列車は動き出した。
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としぷー
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男性
誕生日:
1977/09/23
職業:
さらりーまん
趣味:
登山 自転車 旅 鉄道
自己紹介:
登山、ロードバイク、一人旅が趣味の37歳。メタボの泥沼からなかなか脱出できないがそれは自分の意志の弱さだとようやく気がついた。最近は「食べるな動け!!」をモットーに脱メタボを目指す。
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